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旅先で図書館

読書
勉強

旅に出ると必ずその土地の博物館や資料館を訪ねる、というか訪ねるために旅に出ると言った方が当たっている。ある時夫が「京都に行かないか?」と誘ってきたので「行けば?」と答えると
「そういえば箕面に国立民族学博物館があるなあ」
( ぴく )
「じゃあ行こうかなあ ♪」
ちなみにこの時2人で訪ねたのは箕面の「国立民族学博物館」だけで
あとは別行動にして
「京都市学校歴史博物館」と

「貝塚市立善兵衛ランド」に

1人で行った。
というワケで
どこかに行くなら博物館や資料館を探してからの旅だったのだが
これからはそれに「図書館」を加えることにしたのだ。
というのも
いつもnoteで読んでいる

オラシオさんの図書館を巡る旅の記事がついに書籍化されたので
いつもの書店に取り寄せを頼んで先日購入してきたのだ。手に持った加減もちょうどよく・ページも繰りやすく、図書館を訪ねて行ったのみならずそこの土地の雰囲気がなんとなく味わえて、画面で読んだのとはまたずいぶん違った印象を持った。要するに、紹介されているマチの図書館にももちろん行きたくなるがそのマチそのものにも行ってみたくなるという
そういう本だと。
オラシオさんは前書きのところで、その土地の図書館は、博物館や美術館などの外部の人向けではなく、その土地の日常の空気感を味わいやすい「地域密着型施設」であることに注目している、としている。これは私が小さなマチの小さな資料館にひかれるのと同じ感覚だと思う。実際、時間があるときは小さなマチの図書館で郷土史の資料を手に取ることはあるが、本を手に取るとついつい時間をかけてしまうのでなかなか旅の制約の中では選べなかった場所だった。それでも、この本を読んだことで、短い時間でも図書館を訪れてみようかと思うようになってきている。
この本は気まぐれ旅のようにどこから読んでもいい。私はまず地元から、次にいつか行ってみたいと思うところを読んだ。
こうして虫食いのように読んでいって、後で読み残したところは無いかと探すのもまた楽しいのでは、と思う。
もうすぐまたぶらりと出かけられる時が来ると思うが、次は博物館、資料館だけでなく図書館も訪問先に加えて行こう。

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