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摩擦がないと

ちょと縫物をするのに細い糸が必要で
ポリエステルのミシン糸を使ったら
すべりが良くて糸がするする布地を通るのはいいのだが
力を抜くと縫い合わせた布が浮いてしまって
つまりはすべりが良すぎて糸が逆戻りしてしまうのですな。
古タオルを太い木綿糸で縫うのとは抵抗が大違いですな。
ははあ
適当な 抵抗 = 摩擦 が無いと縫物ができないのでござる。
いや、縫物だけじゃない。
ヒモだって結べないじゃん。
いやいや、モノだってつかめないじゃん。
いやいやいや、メガネだってかけられないじゃん。
いやいやいやいや、靴をはくことも歩く事もできないじゃん。
摩擦と言うとマイナスイメージがあるけれど
摩擦が無いと世界は成り立たないのでござる。
というワケで
我々は摩擦がある世界にそれなりに順応していて
時には文句を言いながら
時には摩擦のおかげで助かっていることに気づかずに
暮らしているのでござるよ。
人間関係も摩擦というか・引っかかりがないと
関係が結べなくて素通りするのではないか。
心の摩擦が無いという状態が無関心というモノでございましょう。

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