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#136.【《犬と子供を考える⓷》一番気を付けるべき年齢は・・・1歳児!】

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

前回は「犬と赤ちゃん」をテーマにお届けいたしました。
というお話しました。

前回のお話はこちら👇

さて、「犬と子供」の3回目。

私が子供と犬の関係性の中で、
一番気を付けた方がいいと個人的に思っている時期のお話になります。

その時期は・・・
「ハイハイ~つかまり立ち~よちよち歩き」の時期です。


個人差はあると思いますが、
赤ちゃんが生後9,10カ月のころから1歳半くらいまでは、
気を付けた方がいい時期だと思います。

この時期は、寝て居ただけの赤ちゃんが、
自分を知り、自力で動きだし、
周囲へのあくなき探求心を持って、
世界へ挑戦し始める時期です。

個性によりますが、赤ちゃんによっては
親御さんも予想もしない行動で、ひやひやする事もあると思います。

そう、

「今まで動かなかったものが、動き出す」という不可解さは、
犬にとっては異様なものです。



親や周囲の大人にとっては、
赤ちゃんが動き出すことは喜びの象徴ですが、

犬にとっては「なんだあれは?!なんだあの動きは?!」と日々、
予測のつかない動きに警戒心を募らせている訳です。

満を持して動き出すと、その動きは大人とは全く違い、
「動きの予測が付かない」ものです。

大人とだけ過ごしてきたワンちゃんにとって、
赤ちゃんの動きは、
水槽のなかのタコをみるような不可解さがあります。

ベビーベッドやサークルの中に入っているときはまだいいのですが、

その動きは犬に警戒心を抱かせるものであることを、
知っておいていただけるといいなと思います。

そして、赤ちゃんと犬は、

大人と犬よりも「視界が近い」ものです。


犬の体高にもよりますが、視界が近いので犬にとっては目線が合いやすく、結果的に犬にとっては威圧を感じる場合もあります。

もちろん、赤ちゃんにとっては
「目を合わせる事」は親愛・興味の仕草なので
「この動き回る、もしゃもしゃしたモノは何だろう」とじ~っと直視します。

犬にとって「直視される」ことは、
日頃のコミュニケーションがきちんと取れている場合以外には、
不安を感じ、
場合によっては「見てくるなよ!」と怒られることもあります。

とくに「ハイハイ・ずりばい」の時期というのは、
「大人の人間」と動き方が違います。


二足歩行ではありませんし、顔や目が一番前方にあり、
その状態で赤ちゃんは犬に近づきます。

物理的に、犬が赤ちゃんを避けようとしたとき、

顔に一番最初にダメージが行きやすい時期でもあります。


四足歩行の時期は、私個人的には一番犬との関係を注意していました。

また、

「力加減に容赦がない」という事もあります。


この時期の赤ちゃんは、好奇心旺盛。

なんでも手に取って、時には口に入れたり、
引っ張ったり、叩いたり・・・。

そして赤ちゃんに接したことのある方なら、
御経験があると思いますが、意外とその力は強いものです。

「赤ちゃんの力で触ったり引っ張るなら、大したことないだろう」
と思っていても、

特に小型犬などでは、全力でしっぽや耳を掴まれたり、
引っ張られたりする場合には、十分痛さを感じると思います。

犬がハイハイ~ずりばい~つかまり立ちの赤ちゃんに対して
警戒心を強く抱く理由は、

「動きの予測が付かない」「視界が近い」「加減に容赦がない」に加え、

極めつけは「ボディランゲージが通じない」。


よちよち、目線の高さで正面から迫ってくる赤ちゃんに、
ワンちゃんが「う~。ここは俺の場所だからこっちくるなよ!」
と唸ったとしましょう。

ですが赤ちゃんのほうは、
「寝て居る犬がこちらを見て唸っている」ことが
何を意味しているかは最初のうちは分かりません。

持ち前の好奇心を全開にして、
犬の目をみながらまっすぐ、犬に近づいていきます。


犬はもしかしたらこの時点で「こっちに来るなよ」と目を細めたり、
耳を寝かせたり、犬歯を見せたり、
唸ったりして軽く威嚇をしているかもしれません。

ですが悲しいくらい、赤ちゃんは「経験」が少ないですので、
犬のそういった「ボディランゲージ」が読み取れません。

その結果、ハイハイやずりハイ、つかまり立ちで必死になって
犬の近くに到達し、むんずとしっぽを掴んでひっぱり、
驚いたり怒った犬にガブっと咬まれる・・・・

ということは往々にしてあります。

もしくは、犬のほうは必死で「退避場所」に非難してにもかかわらず、
赤ちゃんが乗り込んできて、
安全圏を失ったワンちゃんが身を守るための攻撃に転じる事もあります。

さらに、

この時期の赤ちゃんは「言葉の意味」が正確に分かりません。


これは、犬と一緒の条件です。

本能と好奇心に忠実なあかちゃんは、
「もうやめなさい」「しつこくしない」「怒られるよ」という
お母さんや大人たちの呼びかけを理解して、
身を引くことは相当難しいと思います。


つまり、「加減」は分からないので、
犬と赤ちゃんが戯れているように見えても、
犬は一生懸命ガマンをしている場合があります。

その「ガマン」は限界に達した時、
「咬む」という刃に変わる場合があります。


この、「大人の言っている言葉の意味が理解できない」
「言語によるコミュニケーションが出来ない」時期は、
個人差がありますが2歳すぎまでは続くと思います。


そのため、私は赤ちゃんの動きだし~2歳ごろまでが一番、
犬と子供さんの関係で気を付けるべき時期だと思います。

付け加えると、

「赤ちゃんに対する犬の威嚇」は犬そのものだけではなく、その犬が「所有」しているものに対しても発生する場合があります。


例えば大事にしているベッドやソファの上、おもちゃ、
齧るタイプのおやつ、フードボール、小型犬なら飼い主さんの膝の上など。

さて反対に、
犬も仔犬で好奇心旺盛、
やんちゃな仔犬や若い犬の場合、

よたよたと不規則に動く赤ちゃんは、
「おもちゃ」のように見られてしまう場合があります。


大人と違って、床に近く、
動きの鈍い赤ちゃんが「おもちゃ」にならないよう、
こういう場合も飼主さんをはじめ大人たちは気を配る必要があります。

ただ、私の経験上では、やんちゃな犬と赤ちゃんの取り合わせは、
飼い主さんが自主的に気を付ける傾向が強いようで、

どちらかというと「大人しい犬と赤ちゃん」のほうが、
飼い主さんが油断しやすいようです。

いかがでしたか?

次回は、「一番気を付けるべき時期の対処法」について、
実際私が行ったケースも踏まえてお話していこうと思います。


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