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#109.オヤツの減らし方。(クリッカートレーニング)

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。


前回は「できるはずなのに!やらない犬。なぜ?」をお届けいたしました。

実は先日、子供の誕生日で水族館にいったのですが、
その際に【オタリア】という海獣のショーをみました。

私は【オタリア】よりも、
飼育員さんの手に持っているクリッカーに目が釘付けでしたよ!

やっぱり海獣のトレーニングには分かりやすいクリッカーを使うんだあ、
と1人目の付け所が違っていたように思います。

みなさんも、水族館でイルカや、海獣たちのショーを見たことが在るかと思います。

とてもこまめに、一つのことが出来たら、小魚をあげていますよね。

動物たちも、トリックが出来たら「やったからちょーだい」と飼育員さんの方に寄っていきますね。

あれは、「飼育員さんの指示に従って行動が出来たら、ご褒美をもらえる」という条件付けと習慣ができているからです。

ということで、

今回は【クリッカートレーニングとオヤツの減らし方について】です。



水族館のショー動物のように、日常生活では頻繁に報酬をあげることはできません。

クリッカートレーニングにはオヤツは欠かせません。

クリッカーが鳴ったら、必ずオヤツが出てくる、
という条件を教えることが、
一番最初の犬に教えるべきことだからです。

例えクリッカーを間違えて鳴らしてしまっても、
最初のうちは必ずオヤツをあげます。
「クリッカーの音=オヤツ」という条件を強化するためです。

ここで飼い主さんの疑問のひとつとして
「ずっとオヤツは与え続けないといけませんか?」
という事が挙げられます。

答えはNOです。
ただし、クリッカーを使う場合においてはYesです。

なので、
「出来るようになった事に関しては、クリッカーとおやつを減らしていく」ことが大切です。

例えば「おすわり」という行動を愛犬に教えるとします。

クリッカーで行う場合には、2つの方法があります。
1つは「偶然法」というもので、
犬が偶然座った時に必ずクリッカーを鳴らします。

「お尻を床に付けたらクリッカーが鳴る」ということを犬は学習します

2つ目は「誘導法」といいます。

オヤツを犬の目線の高さから少しずつゆっくり持ち上げます。
犬は四つ足の生き物なので、目線と頭が上がるとお尻が下がります。

お尻がほんの少し下がったところでクリッカーを鳴らします。

次はもう少し下がったら、クリッカー&おやつ。

最後は、お尻が床についたら、クリッカー&おやつ。

こうして、少しづつ「おすわり」の形を作っていきます。

どちらの方法にしても、最初は言葉をかける必要はありません。


出来るようになったらお尻がついた時に「おすわり」といいます。

動物にコマンドを教える時には、
「行動」がある程度、出来てから

それに「名前を付ける」というやり方が有効です


初めてワンちゃんを飼った飼い主さんが
「おすわりといっても全然しません。うちの子、頭が悪いのでしょうか」と尋ねられたことが在るのですが、

頭が悪いのではなく「おすわり」の意味を知らないだけなのです。


なので、はじめのうちは「おすわり」の形を撮った瞬間に、
「おすわり」と声をかけます。

それを10回ほど繰り返すことで犬は
「お尻を床に付ける=おすわりという名前」なんだ、と学びます。

何度かこの工程を行ってから、「おすわり」といって、反応をみましょう。

「ああ、アレのことね!了解!」と分かっているかどうかのチェックができます。

もし、「おすわり」の形が取れたら「おすわり」のコトバの意味を理解したという合図。

「なんのことでしょう」という顔をしたら、まだ意味が分かっていない合図です。

クリッカーは「物事が理解できるまで」合図として使うと
とても効果的なトレーニングアイテムですが、
無くしていくことも可能です。

ある程度、教えたい行動が定着したら、コトバの指示に切り替えていきましょう!

【人生は、運と縁とタイミング】 ここまで読んで下さりありがとうございます✨
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