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音楽を愛する人に絶対劇場で観て欲しい、『モリコーネ 映画が恋した音楽家』

モリコーネと言えば映画を観てなくてもどこかで聴いたことのあるメロディ、映画を観たら絶対に忘れられない曲、だと思いますが、その人物についてどれだけの人が知っていたでしょうか。それがこの映画を観ることで一人の天才を掘り下げる意義と共に、音楽の宇宙の果てしなさに触れる喜びに満たされた気分です。観る前の自分と観た後の自分は違う、と思ったくらい、満足でした。

気がつけばかなり長いドキュメンタリーだったのですが、全く退屈はしなかったです。
初期の流行歌のアレンジの斬新さは、現代の一般人にも理解できるし、音楽院での専門教育の厳しさや濃さ、師弟の関係、映画監督との関係性、何もかも興味深く、パット・メセニーやスプリングスティーンが熱く語るのも意外性ありました。

なにしろ全編、素晴らしい音楽が掛かりますので、絶対劇場で観て下さい。

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