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今日は薬物依存の回復施設でアサーティブの講座でした。さな吉の歴史も少し書きました。

ダルクという施設をご存知でしょうか。

最近では芸能人が薬物で捕まるとワイドショーなどで「ダルク」という言葉も聞かれるので、それで耳にしたことがあるかもしれません。

ダルクとは薬物依存からの回復施設のことで、薬物経験者のスタッフによって運営されています。この「回復した当事者によって運営されている」という点が大きな特徴です。

ダルクとの関わり

なぜ私がダルクのことに詳しいかというと、私が20代前半の時に、薬物依存に陥った家族をダルクに連れて行ったという経緯があります。

これは私の原点ともいえる出来事で、今の私があるのはダルクとの出会いがあったからと言っても過言ではありません。

ここで、依存症は病気であること、治るということはないけれど回復することはできるということ、

そして何よりも薬物依存症者が家族にいたとしても、そのほかの家族は自分の人生を歩んでいいし、自分の素直な気持ちを人に伝えながら人間関係を築いていっていいんだ、ということを学びました。

その最たるものがアサーティブでした。

(アサーティブとは自分も相手も大切にした自己主張)


だから家族の薬物依存がなければ、私はアサーティブにも出会っていなかったし、ましてや今こうしてアサーティブを教える仕事などしていなかったと思います。

それが今、20年以上の月日を経て、ダルクのスタッフにアサーティブを教えることになるとは、昔の私が聞いたら目をひん剥いてびっくりしたと思います。


私にとって大事な人達

私は薬物依存の人たちに語りかけるとき、どこかで大事な家族に話しているようなのような気持ちになります。

もちろん講師としてのプロ意識もあります。

ただ、機能不全家族で育ったということは同じで、ACとして家族の中での役回りが違っていただけで、根本は一緒だなと思うのです。

ACとは

AC(アダルトチルドレン)とは、家族が安全な場として機能していない「機能不全家族」で育った子どものことで、それが原因で大人になってからも生きにくさを抱えている人のことをいいます。

ACは子ども時代に家族の中で色々な役割を担い、生き延びてきました。

詳しくは下記のページにありますので、良かったら1度のぞいてみてください。


話は戻ると、、、

少し行く道が違っただけで、根っこは一緒だなと。


パラレルワールドってあるじゃないですか。自分がまた別の世界では全く違う経験をしてる、みたいな。

それと似た感じで、どこか別の自分という感覚と、兄や弟、姉や妹に向き合っているような気持ちになるのです。

ということで、続きはまた明日書くことにして、明日も講座の2日目があるのでもう寝ます。

今日はアサーティブに頼んだりお願いしたりする練習をしたので、明日は気まずくならない率直なNOの伝え方を練習します。

盛り上がること間違いなし。今から楽しみです。

(写真は2019年11月の講座の様子。コロナ前が懐かしいです)

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