唯一自分が可哀想だったと認識できるエピソード
これは、毒親関連のお話。
私が家庭の問題で一番ピークだったのは、16~17歳の頃。
17歳の時、初めてのアルバイトを経験し、アルバイト先が私の逃げ場になってた。
家にいる時間が減り、ピークだった頃に比べて楽しいことも増えた。
ただ、家庭内の問題は相変わらず悪いままだった。
18歳だった時、まだ実家で暮らしていた。
私の家は門限があり、22時までに帰らないと家に入れてもらえない。
門限を破った時、本当に面倒くさいことになる、っていうのは子供の時から分かっている。
いつも、私が「ごめんなさい。入れてください。」と家の外で泣きながら、何度も謝って、許しを請い、家に入れてもらった。
でも、18にもなると、そうやって泣きながら親に許しを請うことが馬鹿らしくなるんだよね。なんでこのキチガイ女に謝らにゃならんのだってさ。
実際18になるより前に、締め出された時、そのまま家出してやった。
親が追いかけてきてすぐ連れ戻されちゃったけど。
で、18歳の夏の時。
いつものように締め出され、初めて公園で野宿した。
翌日朝からアルバイトがあったから、なんとかして眠らないと、と思い、アルバイト先の近くの公園で寝たのだ。
それは、朝陽と共に起きるというなかなか面白い経験だった。(知らないおっさんに話しかけられたのは怖かったけど)
この経験で、野宿慣れしてしまい、「家に入れてもらえなかったら、外で寝ればいいんだ」ってキチガイな発想が生まれ、その後、違う場所でも2度野宿した。
(ちなみに、友人はいたけど、家庭のゴタゴタに巻き込みたくなかったので絶対頼らなかった。)
そして、タイトルにある一番可哀想な経験。
ここまでキチガイエピソードを話してしまったら、正直可哀想とは思えないかもしれない。(笑)
だけど、あの時は一番惨めな野宿だった。
あの時は、なぜ野宿したのか覚えてないけど、帰れない理由があった。
家を締め出されたか、若しくは自分から出て行ったか。
雨の日だった。大雨まではいかないけど、ざーざー降り。
夏だったのが救い。
最初に野宿したあの公園へ向かった。
なぜかと言うと、公園にある遊具が、ちょうど雨宿りできる造りになっているから、そこで一晩明かそうと考えた。
で、いざ休もうと思ったらホームレスの先約がいた。
その公園は、普通の公園と比べて遊具が多いのにも関わらず、どこも満室状態だった。
結局、雨宿りできる遊具を見つけることはできず、巨大な"うんてい"の上に横になった。
文字通り、うんていの上に寝たのである。
雨に打たれながら。
親がいながら、誰にも頼ることができない自分がすごく惨めで泣いた。
さすがに朝を迎えた時には寒さで凍えてて、それがより一層惨めな気持ちにさせた。
くらーーーーい話をしてしまったけど、そんな私は幸せを掴んで、今は毎日楽しく生きてる。
だから過去に戻れるなら、あの時の自分に教えてあげたい。
未来にあんたは幸せを掴んでるから何も心配しなくていいと。
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