自己肯定感について考えたこと
白饅頭さんのnoteについて
定期購読している白饅頭さんのnoteで、自己肯定感についての非常に納得できる投稿があったので、少し触れてみたいと思います。
白饅頭さんは私が大好きな文筆家です。この方の文章を読むたびに、心の中にもやもやと漂っていた気持ちや考えが、見事に言葉に置き換えられていく感覚に驚かされます。まるで霧が晴れるように、「ああ、そういうことだったのか」と、これまで気づけなかったことにハッとさせられるのです。彼の言葉は、いつも私の視界をクリアにし、深い気づきを与えてくれます。
さらに、驚くべきことに、彼の考え方が自分の内面にとても近いという感覚があります。まるで自分の心の奥底を見透かされたかのように、彼の文章が私の心にスッと入ってくるのです。読むたびに心が軽くなり、腑に落ちる瞬間が訪れるこの不思議な体験は、他では得られない貴重なものです。
自己肯定感についての分析
今回は、彼が書いた自己肯定感についての本質的な分析を読んでスッキリしたことを、短くまとめてみたいと思います。
白饅頭さんは、お悩み相談に返答する形式で、自己肯定感に悩む相談者に対して回答しています。相談者は、自分では努力して学歴や仕事、収入や地位を手に入れ、贅沢ができる状況になったにもかかわらず、自己肯定感が低いことに悩んでいました。
これに対する白饅頭さんの答えを要約すると、以下のようになります。
『「自己肯定感」と「安心感」を混同していると、自己肯定感を高めるために学歴や収入などの「安心材料」を集める努力をしてしまいますが、それは誤りです。自己肯定感とは、何かが不足していても、自分自身を信じられる心的姿勢のことです。「安心材料」を集めるほど、失う恐怖が増し、真の自己肯定感を得ることが難しくなるという逆説的な状況に陥りやすいのです。』
なるほど、つまりこういうことです。
『「持っているもの」がたくさんあったとしても、それによって必ずしも自分を肯定できるようになるとはかぎらず、それどころか「それを持たなくなったり失ってしまったりしたら、自分はなんの価値もない人間に逆戻りなのではないか?」という猜疑心や恐怖感が頭からずっと離れなくなるのです。』
その通り!!なんだかスッキリしました。
何も持たない自分を探しにいく
その上で、どうしたらいいのか。白饅頭さんは続けます。
『私はあなたのようなタイプの人に相談を受けたときには「あなたのことをまったく知らない文脈で生きる人と交われる場所に参加してください」と助言しています。私は縁のない地域のボランティア活動に参加することをおすすめしています。別に遠方に行けと言っているわけではありません。いままで住んでいる場所の地域づきあいがなかったのなら、自分の暮らしている町のボランティアでもかまいません。』
つまり、社会的地位や財産がなくても、他者とつながり、助け合うことで「自分は価値がある」と感じられることが大切だと伝えています。地域活動などを通じて得られる人とのつながりが、どんな成功よりも「自分自身を信じられる」力を与えてくれるというメッセージです。
ミニマルな考え方が、自己肯定感に繋がることを改めて確認できた気がします。
私もそんな考え方を身につけたいと思いました。
以上、今日は自己肯定感について、白饅頭さんのnoteから得た気づきを書いてみました。
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