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「フィードバック入門」を書き留める 5

フィードバック入門 5章

マネージャー自身も成長する!自己フィードバック・トレーニング

 5章ではここまでのノウハウをもとに実践に移ってください「とにかく実践あるのみ」が強調されています。場数が勝負だと。フィードバックは「場数」だと。ただ、いきなり実践はちょっと・・・と思われえる方のためにトレーニング方法が書かれています。一つは「自分のフィードバックを観察する」もう一つは「自分自身もフィードバックされる機会を持つ」です。

1、自分のフィードバックを観察する
 おすすめは「模擬フィードバック」です。課長の少し下の者に部下役を演じてもらい上司役と別れて仮のフィードバックをします。その時、部下役はわざと怒ったり、言い訳をしたりしてなるべく上司を困らせます。それをビデオカメラやタブレットで録画しておくのです。実際にどのような対応を上司役はしているのかをみて自分の短所を改善していく方法。多くの方がやって良かったと言います。

2、自分自身もフィードバックのされる機会を持つ
 
これは単純にフィードバックをあまり受けない人には、フィードバックを受ける人の気持ちがわからないのが理由です。そういった経験がないと、その勘所がわからず、相手の気持ちを逆撫でするようなことを言ってしまいがちです。もしフィードバックを受けた経験が少ない人は、是非何らかの形でフィードバックを受ける経験を積むことをお勧めします。
 ここでは、「アシミレーション」が紹介されています。これは部下に上司である自分に対して部下が知っていること、続けてほしいこと、やってほしいこと、やめてほしいことなどを第三者のファシリテーターに伝え、上司はそれをファシリテーターから聞く。その上で部下に今後の方針を話すというもです。過酷ですね。何を言ってくるかわかりませんw
 さらには、社外に出て関わりのないものから徹底的にズバズバとフィードバックをいただくような「課題解決プロジェクト」のようなものに参加することも勧められています。これも過酷です。
 こうした行動のことを「フィードバック探索行動」と言います。あなたが自ら成長を願う仕事人でありたいと思うのなら、「フィードバックを他者から与えられる存在」ではなく、「自らフィードバックを求めにいく人材」になりたいものです。

3、人は無能になるまで出世する
 無能と判断されると出世は止まります。そうなると「置換対象」となります。それに甘んじたくないと作者は言っています。(私はそこまで追い詰めたいくないと思っていますが・・・)
 他人からのきぶしいフィードバック受けないとなかなか自分を変えようという気にならない。(これは正しいと思います)

最後に

 この間、実際に部下にフィードバックを実践しました。本格的にはこの間が私の人生初めてだったと思います。入念に彼の行動をメモしました。彼がしてくる反論も考えて準備をしていました。うまく行ったと思いますが、本書に書かれていた悪いところが少し出てしまいました。
 それは、「〇〇さんの意図するところはすごくいいいと思うんだけどね」とフォローの言葉を最後にかけてしまったのです。
 んー、失敗?相手の不機嫌さを和らげる言葉をかけてしまって反省しました。彼の行動がどうなるのか見守っていきたいと思います。


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