20、2024年6月7日(金)マリンピア日本海
★★☆
入館料:1,200円(福利厚生料金)
・再入館可、受付で手続き必要。(今回再入館しなかったので具体的には分かりませんが)
・詳しくは見てませんが、なんか色々な生物の繁殖で賞を貰っているようなので、研究にも力を入れている印象。
・犠牲=自分な旅行計画
今回は自分でも「そんなむちゃくちゃな!」と思うような感じで行ってきました、新潟にあるマリンピア日本海。
まず、なぜ今回こちらの水族館に行ってきたのかというと、事前にチケット(有効期限無し)を買っていたからなんです。
うちの会社の福利厚生(リロクラブ)はポイント(有効期限あり)があるので、それを消費するために……。
いつか行ければ良いな~、という気持ちだったのですが、その後ネットで「あわしまマリンパーク閉館」のニュース(※現時点では営業再開の目途は立っているようです)を見て、「水族館はある日突然閉館する」恐怖症を発症。
とにかく早く行かなければ! と思って、今回の計画を立てたのでした。
チケットを買った時点では「新幹線で行ってホテルで1泊」をイメージしていたのですが、そんな計画では金銭面の問題でいつまで経っても行けないと思い、実際に行ってきたのはこちらの方法。
「木曜日の仕事終わりに夜行バスに乗って新潟に行き、金曜日に水族館で過ごし、その夜に夜行バスに乗って土曜日の朝に大阪に帰ってくる」です。
結果、お金ではなく私の体が犠牲となったのでした……。(無事に行って帰ってこれたから、悔いはありません!)
・他ではあまり見ない? 哺乳類など
今回印象に残ったのは、今まで見たことの無い生き物が結構いるな、ということです。
トドは鳥羽水族館でしか見たことが無かった気がしたのですが……あれ、今ネットで調べたら、宮島水族館にも伊勢シーパラダイスにもいたみたいですね……。
存在感が空気……というか、エサやりとかで見てないと私の記憶に残らないだけですね;;
バイカルアザラシは珍しいでしょう! 私は今までに琵琶湖博物館でしか見たことが無い! と思って調べたら、これまた鳥羽水族館にもいたんですね……。
鳥羽水族館のアザラシ系生き物は全部ハイイロアザラシに持って行かれたのでしょう……。
それならこれはどうだ、アメリカビーバー!
……って、ネットで調べたらまた鳥羽水族館が出てきました、展示生物数日本一はダテじゃない。
いや、全然見た記憶が無いんですけどね?!
ビーバーに関しては「アクアラボ体験プログラム(日によって違う、色んな生き物の解説をしてくれるコーナー)」で詳しい話を聞いてきたので、書き残しておきます。(記憶を頼りにしているので間違っている情報が入っていたらすみません;)
個人的に1番の驚きだったのは、ビーバーはネズミの仲間だったということ!
言われてみると前歯とかそんな感じですが、なぜか今までカモノハシみたいな、「ビーバー」という世界で1種類の種だと思い込んでました……。
ユーラシアカワウソこそは! とネット検索してみると、ようやっと私が行った水族館の中で初登場でした!!
まぁ、コツメカワウソより大きいな、くらいの印象しか無いですが……。(あんまりじっくり見る時間が無かった)
これも絶対、確信を持って初めて見たと言えるウミガラス!
解説と実物を二度見して、「え、ペンギンの間違いではなくて……?!」と思いました。
そもそも生物的にカラスの仲間ではないっぽいので、逆になんで「ペンギンモドキ(スッポンモドキみたいな)」とかいう名前にしなかったんだろう、と疑問。
ペンギン繋がりで思い出したのですが、ここ、フンボルトペンギンがめちゃくちゃたくさんいるんですよね!
「ペンギン解説」で家の中とかに入ってるのも含めて120羽はいる、と言っていた気がします。
ちょっと驚いたのは、エサの管理をしていないというところ。
他の水族館で今までも何回かペンギンのエサやりを見たことありますが、記憶にあるかぎりではだいたい手渡しで、どの個体が何匹食べたか、みたいなのをチェックしていた気がしますが。
マリンピア日本海のエサやりはもっと豪快で、大きなバケツとかに入れた魚をバサーッと水中に投げ込むだけ。
数の問題もあるとは思いますが、どの子が何匹食べたとかはぜんぜんチェックしていないようで……。
後で看板が出ているのに気づいたのですが、「フンボルトペンギンは警戒心が強く、人を恐れる動物です。手渡しで食べることに慣れると、人によってくるようになってしまいます。ペンギン本来の習性を見てもらいたいため、餌をプールに撒いて与えています。」そうです。
なるほど、と思うし、個人的にはそういうスタンスは好感が持てるな、と思いました。
・気になった魚類系
実は今回嬉しいことがありまして。
結構複数の水槽にいてたと思うのですが、この縞模様に尻尾はドット柄の超オシャレさん。
今年最初に京都大学白浜水族館に行ってサザナミヤッコ(多分)の写真を撮ったら、一緒に写りこんでいたけど何者か分からなかった子!!
タカノハダイというみたいです。
名前が分かってスッキリして良かった……。
白浜水族館繋がりで言えば、サザナミヤッコは子供の頃と大人になってからの模様が違う、というのが書いてありまして。
白浜水族館のサザナミヤッコ(多分)もそもそも掲示されているパネルと実物の模様が違うから「本当にサザナミヤッコ?」と思ったわけですが、模様の違いさえ理解すれば完全に納得。
で、そうなるとサザナミヤッコの幼少期も見てみたい、見つけた! と思って撮ったのがこちらの写真。
……残念ながらこちらはタテジマキンチャクダイの子供(こちらも大人になると模様が変わるそうです)でした。
この水族館の流行りだろうか、と思ったのがこちらの2匹。
左はなんの魚か分からなかったのですが、右側はコンペイトウ。
空いてる貝殻に入るのが、魚業界の最新のトレンドなんでしょうか。
そういえば今回、「ふるさと新潟の魚」という企画展をやっていたんです。
こちらはそのコーナーで展示されていた水産物、もとい南蛮えび(正式名称はホッコクアカエビだそうです)。
そしてこちらが、館内レストラン「UMINONE~海の音~」で食べてきた南蛮えびラーメン。
丼から香ってくるえびの匂いが凄くおいしそうで、これは凄いだしをとったスープだな、と思って食べたら、スープからはぜんぜんえびの味がしなくて。
これだけの香りを上に乗った9匹のえびだけで担当していると思うと、凄まじいポテンシャルを感じます。
他にも貝殻に大量の毛を生やしたケスジヤドカリ(多分)や、ダイナミックに泳ぐミズダコや、ホタテウミヘビを撮ろうとしたら凄いタイミングで横切るヒラメ的な魚や、上手いこと立ってるトビハゼとか、色々愉快な生き物たちがいてました。
あ、京都水族館に引き続き、四葉以外のクラゲを撮れたのも良い思い出です。
・今回のMVP
実は今回、なかなか「これ!」という子が見つかりませんでした……。
爬虫類(両生類)系を育ててるようなコーナー(ラボっぽい雰囲気の場所)があって、このハクバサンショウウオなんて凄くかわいかったり……。
結局名前が分からなかったけど、この美しい青(メタリック水色と呼びたい)に点々が見事なフグっぽい魚も凄く良かったのですが……。
※追記
ネットで偶然見かけたのですが、この子はイシガキフグの幼魚の可能性が出てきました。
3月にマリンピア日本海で見た、と書いている方がいらっしゃいまして(載ってる写真が、体が小さいけど同じようなカラーリング)、その方の情報曰く、さかなクンが東京海洋大学との共同研究で繁殖させた子をプレゼントしてくれたみたいです。
なんということか、それならもっとじっくり見てくれば良かった……。
今回のMVPはこちら、カマイルカです!!
ハンドウイルカ(バンドウイルカかと思っていましたが、どちらも正解みたいですね。マリンピア日本海ではハンドウイルカと書かれていました)は色んな水族館で見た記憶がありますが、カマイルカはあまり見たことがなくて(今ネットで調べたら、海遊館など他の水族館にもいたみたいですが……)、ジャンプの高さが凄い感じがして印象に残りました。
疲れていたから座りたくて、イルカショーを2回も見てしまった、というのも大きいかもしれません。
実は今回、イルカショー見て泣いてしまいました。
いや、むしろ以前の私はイルカショー見るとよく泣いてたんです。(覚えてる限りでは、名古屋港水族館やスマスイで)
悲しいとか感動とかではなくて、イルカがジャンプしたりする姿を見るだけで、言葉にできない思いが涙になって溢れてくる、みたいな感じで……。
それが、水族館に頻繁に行くようになってからは泣かなくなったな~、と自分でも思っていたのですが……。
冒頭にも書いたとおり、今回は凄まじいハードスケジュールで、本当に疲れていたんです。
ふと思ったのが、もしかして私、(精神的or身体的に)疲れていると、イルカショー見ると泣けてくるのかな、と。
元々泣いてストレス発散してるところがあるので、イルカショー見て涙で疲労物質を体外に出してるのかな、と思ったのでした。
そう、今回とにかく疲れていて……。
これまた思ったのは、私の魚類や爬虫類が好きっていう感性は元気な時にしか働かないのかな、と。
振り返ってこの記事を書いてみても、哺乳類系の分かりやすい生き物の方が印象に残ってるんですよね。
私の好きなイモリ系生き物や、カメとかもいたにもかかわらず。
今回は安く、時間も有効に活用できた旅行ではあったのですが、とりあえず今後は夜行バスを使って水族館に行くのは極力控えようと思います。(帰りはアリだと思いますが)
お金が溜まるまでは、しばらくは近場の水族館に行くしかないですね。
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