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英検に大苦戦……その理由とは?

こんにちは。さなぎです。

幼稚園の頃から英会話をはじめていた息子。

親としては「早くにはじめたし、英語は問題ないっしょ」くらいに考えていました。

しかし……あれ?なんか最近苦戦している?

オンライン英会話だけで英検をポンポンクリアしているように見える子もいるのに、我が子はなぜこんなに苦戦しているのだ?

その理由を考え始めたのはごく最近のこと。

今日はその部分を掘り下げてみようと思います。

結論「個性ってときどき敵になるよね」ってハナシ😂

では、早速はじめていきましょう!


実はずいぶん長い英語歴

わたしたち親世代(30-40代)は小学校で英語の教育を受けておりません。
私立育ちの方は違うかもしれませんが、公立では当時のカリキュラムにはありませんでした。

現代を生き抜く上で英語は大切。
自分たちが中学から英語に触れて大変だったので、その苦労はさせまいと年中の頃から英会話をスタート。

その後対面式の英会話を辞めて、小1の途中でオンライン英会話に移行しました。

理由は「質」より「量」だと感じたから。

週1回40分よりも週4回合計100分の方が英語に触れている時間が長い。
毎日コツコツ触れることで記憶にも定着しやすいと考えたのです。

スクール自体は途中一度変わりましたが、中2の現在も続けています。

現在は毎日25分レッスン。土日は25分×2コマ。

個人的には「無理してないかな?」と思うこともあるのですが、息子的には生活に溶け込みすぎて英語がない日が気持ちが悪いんだとか。

良いのか、悪いのか笑
ASDグレーゾーンの彼。ルーティーン族ですね。

英語自体は嫌いではないのだそう。

確実に耳は育っている(と思う)

そんな息子。
英語の聞き取り能力はそれなりに養われている様子。

映画は吹き替え版はやむを得ない場合以外は観ない。
音楽も基本は洋楽を聴いている。

YouTubeも海外のプログラマーの方が情報が早いからと英語で観ている。
ボケっとしていても意外と英語は聴こえていて、日本語に置き換えずに聞けるとか。

わたしもね、何度か早い英語は聞いたことがありますが、無理ー😂
最初は集中していればなんとか聞けますが、緊張の糸が切れたらあとはお経の世界です笑

そう考えると息子の耳はそれなりにできているのかなと。

発音はそれなりに良いらしく、セブ留学でも褒められました。
舌の使い方は小さいころから鍛えられていたのかもしれません。

ただ会話の方はどうかというと、彼はASDグレーゾーン。
頭の中で考えている言葉がなかなか出てこないらしく、苦手。

レッスンであればある程度は復唱になるので、やれる。

でもいざ「どうぞ!」と言われると止まってしまうらしい。

ほうほう。少しずつ見えてきたな。
やはり、アウトプットが苦手な様子。

なぜか英検3級に合格できない

親的には「長く続けているから英検も大丈夫だろう」と軽く思っていました。

英検も4年生で4級に合格。まぁ順調。

しかし中2の今。3級で苦戦している。

問題の意味は全てわかる。
でも選択肢がどれになるのかわからない。

ヤマカンで当たっていることの方が多い。

”あれれ?なんか思ってたのと違うぞ?”

本人もどうやらそんなふうに感じていた様子。

わたしが異変に気づいたのは中学校に入ってから。

それまでは「まだ小学生だしね、ゆっくり3級目指しましょ」と思っていました。
が、やれどやれど受かれない。

英検3級のレベルは「中学卒業程度」と言われます。
これ、何がそのレベルかというと『文法』なんですよね。

そう、息子。文法を全く勉強していなかった笑

親としても「もう中学生だし、やっているだろう」と思っておりました。
甘かったー。特にN中に通っていて自己学習。盲点でしたね。

しかも問題を解いているところを見ると、明らかに理解していない。

”これ、単語の記憶力の問題ではなさそうだ”とわたしが危機感を持ったのがこの春(中2)でございます。

試しに聞いてみました。

わたし「ねぇ、この問題わかる?」
息子「答えは3…かな」
わたし「正解、なんでそう思った?」
息子「え?なんとなくで当たっちゃった」

これ、まぐれで4級も受かった?笑

マジか。
と、とりあえず次いこう。

わたし「この問題はどう?」
息子「わからない」
わたし「どこがわからない?」
息子「toとかingとか、あと動詞のs。あれ何?」

選択肢はこの類の問題多め

おっとー。待て待て。そこ?笑

まぁでも確かに一種の暗記ゲーしてたから、わたしも聞かれたら全く理解してないかも。

わたし「そういえば文法ってやってる?」
息子「N予備校でもみてるんだけど頭に入ってこない」

自己学習の弊害、みーつけた

わかるー。入ってこないよね。

実はわたし、学生時代に英語が大の苦手でした。
そもそも楽しくない。

「わたし日本人ですし、海外行きませんし、なんで英語なんてやるの?」くらいに思っていたタイプ。

テストはそれなりにできました。
でもほぼ暗記で臨んでいました。

文法はよくわからなかったけれど、そう言われているから覚える。
そりゃやる気なくなりますわ。

結局英語が足を引っ張り続けて学生を終えました。

息子は英語は嫌いではありません。
でも好きでもない。

それはなぜか。

「問題になったら当たらない、言ってることはわかるのに」

しかしそんなことも言ってられません。
なるほどな、でもわかるかも。気持ち。

試験の結果ですべてが決まってしまうことも世の中多々あります。
このまま見過ごすわけにはいかないということで、一緒に学ぶことにしました。

子どものタイプに合わせてみる

この15年でずいぶんと学びの場が広がりましたよね。

中でもYoutubeではわかりやすく解説されています。
本もオールカラーで図解たっぷり。

お世話になったのは「おさる」さんと「タロサック」さん。

特にタロサックさんは特典を受け取って、それをテキストに。

本はこちらを参考にしました。

毎日30分ほどタロサックさんのテキストに沿って学習。
単元の最後の例題を解いて確認。

その都度、別の問題集で同じ単元の部分を解いてみる。

それだけでもだいぶ変化がありました。

「この文章の主語はheだから動詞がそのままはない、だから1はない」
「このtoは名詞みたいに使われてるけど、こっちは違う」
など理由をつけることができてきた気がします。

本人の手応えはありそう

そうなると消去法も使えるようになってきますよね。
ずいぶんと正答率が上がりました。

それまでどうだったか聞いてみたところ、こんな返答が。

「リーディングの問題は……ほぼ勘」

おい!笑

笑笑

それでよく毎回合格ライン手前まできてたな。
のびしろはまだまだありそう。

この学習法は人によっては絶対正解ではないでしょう笑
少なくとも夫には理解されませんでした。

それは夫が文法をある程度理解しているから。テストは解けるタイプだから。

でもね息子にとっては「文法」も「試験」も苦手。
その彼が「試験」のせいでモチベーションが下がっている。

逃げることなんていくらでもできるけれど、逃げたらやりたいことができない。

それなら「試験」対策の学習をしていき、英検を合格することが一旦のモチベにもなる。

やりたいことのひとつに「留学」があります。

『英検準2級合格の目安が、そのツアーの要件になっている』ことが結構あるのです。

行きたい気持ちはある、でも合格していないから参加できない。
……なら?受かるしかない。

英語は暗記ゲーではない。
でも基礎はやはり覚えなければ入らない。

・なぜその方法で学習するのか
・なぜ英検に受かりたいのか
・彼の苦手な箇所はどこなのか

”その子に合った学習”をしなければいつまでも受かれない。
それを一緒に模索できるのは今くらいしかない。

息子の場合はもともとアウトプットが苦手で、活字もあまり得意ではありません。

英語を勝手に別の読み方をして進めていくこともよくあります。

そういったクセってなかなか本人ではわかりません。
となると気づいてあげられるのは本人以外の人。

そういうときこそ親の出番。
我が子に合うであろうものを試してみる。

ダメなら次の方法。
合ってたらそこを畳み掛ける。

文法はあまりオンライン英会話ではやらないですし、雰囲気で感じられる子は言語能力が高い子。

息子は言語能力は低いことがわかっていたので、そこで苦戦していた。

「その子に合ったアプローチを」

やっとスタート地点に立った感じでしょうか。

さてここからですよ。
夏休みには短期留学が控えております。

ここでは実践メインでいきましょう。
家では苦手な試験の対策をがんばろうね。

わたしも便乗します🙋‍♀️笑

今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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