ウイスク検査を受けました
こんにちは。さなぎです。
先日、息子がウイスク検査を受けました。
今受けたいなと思った理由は「得意を生かして、苦手を補う」ことをしたかったから。
感覚的に「これ好きだな」「これ苦手だな」ということはあるけれど、検査をして客観的に息子を見るヒントにしたかったから。
結果は医療を学んでいた身としては”だいぶと特性が出たな”という感じです(笑)
それに対して親のわたしが落ち込むということは全然なくて、むしろ『さてと。これからどうサポートしていこうか。』に意識は向いています。
当の本人はというと、自分はもっとIQが高くてすごい人!と思っていたのか、結果が出てすぐは納得が出来ませんでした。自分を何者だと思っていたのでしょうか笑
まぁね。人間みんな自分を良く見せたいし、自分はすごいと思いたいですからね。気持ちは分からんでもないですが、現実は現実。
1つの指標として捉えて、これからの生活に生かしていこうと思います。
というわけで今回はちょっとだけ息子の特性をのぞいてみましょうか。
得意と不得意がパックリ分かれた
さて。そもそもですが、検査を受けさせてみたいと思ったのはわたし。
どこをどう切り取っても特性が見え隠れしていたからです。
コミュニケーションが苦手
好きなことの知識量が膨大
忘れ物が多くて、片付けが苦手
聞いたことを忘れることが多い
語彙力が少ない
これだけのキーワードを挙げてピンとくる方もいるでしょう。
そう。発達障害、特にASDを疑っていたのです。
これまで行動に出ているかというと意外とそうでもないようでこれまで「対人関係が苦手ですね」と言われる程度でした。
でもわたしには心当たりがあった。
以前も出てきた”わたしの妹”の存在です。
行動がとてもよく似てらっしゃる。
わたしたちの時代(30代)では診断される子は明らかに見て分かる子ばかりでした。
だからちょっと不思議な行動をとっていても「変わった子」でスルーしていたのです。
そして妹にその特性が見られたということは…。
同じ血の流れているわたしの息子なら何にも不思議ではなかったのです。
妹が対人関係に苦しんでいたのを見ていたからこそ、早めにサポートしていきたい。
6年生まで検査を受けるのが伸びてしまったのは、それまではなんとか教室に行ってなんとか馴染むことに成功していたから。
でも今思うと恐ろしいことです。
このまま中学に行っていたら?このままなんとな馴染んでいたら?
もしかしたら社会に出てから苦労することになったかもしれません。
良くも悪くもギリギリのタイミングだった気がします。
検査はちょっと時間はかかるも最後まで受けることが出来ました。
結果で何かの診断が下るというわけではありません。
息子の検査結果の統括としては
全体的なIQは普通よりちょっと上
言語理解とワーキングメモリが苦手
知覚推理と処理速度は高い
いわゆる『N型』のグラフになりました。
これまでの行動に合点がついた瞬間でした笑
この結果で別に何か診断が欲しいわけではありません。
とにかく彼を伸ばすヒントが欲しかった。
苦手な部分は生活に取り入れながら訓練したかった。それだけです。
もし診断されるとしたら”知能障害を伴わないASD”とは思いますが、カウンセラーさんによると診断されるほどのレベルかと言われるとそんなことはないでしょうとのこと。
まとめるとこんな感じ。
思っていることを言葉にするのが苦手
意味は分かっていることでも言葉にするのが苦手
視覚的な記憶が得意
臨機応変な対応は苦手だが、総合的に判断は出来る
聞いたことを忘れやすい
作業工程などを逆算して行うことは得意
図形などを把握は得意
そうか。だから英語のテストは出来ても、英会話で苦労しているのか笑
正直なところ検査を受けて真新しいことはありませんでした。
が、「感覚として体感していたものをデータとして出せた」のは大きな収穫です。
自分にも思い当たる節がチラホラ
結果が出て息子は言った言葉は「へー、IQ高くないんだね」と。
どうやらIQが120くらいあると思っていたようです。根拠を教えて欲しい笑
正直出た数値は悪くはなかったですよ。
多分それなりの良い方の数値です。
それに知覚推理と処理速度はかなり高かったからですから。
でも全体的なIQを『自分の能力』と受け取ってしまった様子。
ここから2日はずーっとネチネチ言っておりましたが、わたしが伝え続けていたのは「IQがその人の全てではない」ということ。それにIQなんて体調でも前後します。だいたいIQで全てを判断されたらたまったもんじゃありません。
言うなればテストを受けたときのそのとき状態。
しかしこれも言語理解が苦手なことで「言葉そのままを受け取りがち」ということも分かりました。
というかわたしもかなりその傾向がありますしね。
真に受けすぎてよく落ち込みます。
この頃は気づいて「いかんいかん。」と落ち着かせられていますが。
最近はだいぶなくなりましたが、わたしは小さな頃忘れ物が多かったそうです。
当時は忘れ物をしたら罰なのか、教室後ろの表に丸いシールを貼られました。
わたしのシールの量はクラスでもダントツ多かったそう(笑)
覚えてますよ、あの赤いシールね。
ただ良いのか悪いのかわたしの場合は小学校の頃は”優等生”でした。
勉強も運動も出来て、クラス長などもずーっとやっていました。
だから「〇〇ちゃん、忘れ物多いね」くらいでスルーされていたんでしょう。
あと妹の方が心配な行動が多くて、わたしは霞んでいたとも母は言ってました。納得。
息子の結果はなんだか当時のわたしをも思い出させました。
わたしは大人になってから苦労することが多いですが、息子にはそんな思いはさせたくない。
改めてそう思いました。
これからに活かしていきたい事
息子は結果に対して謎に落ち込んでいましたが、母としては良いヒントをもらいました。
ずっと思っていたのです。
『彼はなぜノートを取らないのか』と。
勉強といえば”書いて覚える”イメージだった(わたしは)。
どうやら視覚的な記憶が得意だからノートが必要なかったらしい。
というか、授業で補足されることなどを書くのが苦手なのでしょう。
良かった。対面授業の大きな塾に入れなくて。(それより人が多くていけないか笑)
多分塾に行っても、持ってきたお人形レベルで固まっていたことでしょう。
言葉にするのが苦手なので個別指導も難しいかもしれない。
だって聞きたいことを言葉に出来ないから。
なるほど。それでZ会が一番合っていたんですね。
春から通う場所は映像授業での学びなので、彼にはよさそう。
ちなみに親のわたしの学習方法は「パソコンに打ち込む」が一番覚えます。
打ち込んだそのまとめよりも”打ち込んでいるその過程”で覚えます。
文章なんかも書くより、パソコンなどに入力した方がスラスラ出てきます。
話が脱線しました、失礼失礼。
これからに活かしていきたいことはこんな感じ。
勉強は映像授業で視覚主導の学習にする
聴覚を鍛えるため、映像授業で音も聞く
間違えた部分はとりあえずノートにでも書いておく
予定などを口頭で伝えて、復唱してもらう
話したくなったらどんどん話してもらう
ルールなどは本人の納得するまで説明する
そういえば映画も音声がいつもあまり聞こえてきませんでした。
どうやら音は最小限でいいみたい。だって視覚が強いんだもの。
英語の学習も兼ねて「音をちょっと出して字幕を英語に変えてみたら?」と伝えています。
字幕に出ている漢字ならよく覚えたみたいなので、英単語を覚える作戦です(笑)
こんな風にしてだいぶ今後のサポート方針が決まりました。
そういえばわたしも視覚記憶は結構得意です
写真を撮ったみたいに記憶することが多いかも。遺伝かしら。
というか親子ですからね。そりゃ特性は似てますよね。
親としてはホッとしたというのが正直な感想。
まだまだきっとこの子は伸びますよ。
楽しみながらサポートしていきます😊
今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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