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子どもは親の晒し者?

こんにちは。さなぎです。

珍しく日を短めにしての更新。
つい勢いで書いてしまいました笑

モヤモヤシリーズ第2弾をお送りします。

先に伝えておきます。
特定の誰かを批判したいわけではありません。

ただ「その声は自分にも返してあげようよ。”察して欲しい”はあかんよ。」とは思いました。

同じ世代の子どもを持つ親同士。

それぞれが生きてきた環境は違うわけですから、これまでもこれからも”正解”はありません。

ふと感じた違和感をいかに自分の行動と繋げるか。

わたしが匿名で発信を続ける理由が今回取り上げる内容にも繋がっています。
発信している者として自覚しようと思います。

それではスタート。


一言、物申す?

少し前にとあるSNSでこんな投稿を見かけました。

「子どもが学校に行けなくなって1年。
こんな状況で、こんな感じで、こうしてる。(略。かなり具体的。)
こう話すとみなさん良かれと思ってアドバイスしてきてくれます。
でも正直今そういうのはいらないです。
子どもを実験台や金稼ぎの道具にしないでください。
効果があったら私のおかげ、効果がなかったら親の責任。
責任の持てないオススメはしないでください。
大変だなぁと思って放っておいてください。」

子どもの悩みを日々綴られている方。

息子と同世代の子を持つお母さんとして『ああ、それは大変だ。』と思っていつも投稿を見ていました。

今回のこの投稿。

要約すると「ほかっといて欲しいのよ。」ということでしょう。

確かにそうですよね。

どうせみんな当事者じゃないんだから分からないです。

しかしわたしはこの投稿を見てこう思いました。

「え?それなら母よ、その話を出さなきゃよくね?」

冷たいですかね笑

だって「ほかっといて欲しい」んですよね。

かわいそうとか、
大変とか、同情はいらないんですよね。

なら「話に出さなきゃ良くないか?」。

物申す系でカッコよくしているかもしれませんが、そのを蒔いているのは自分。

この部分にわたしは大変モヤっとしてしまいました。
すみませんね、心が狭いもので😅

あ、わたしは基本いいね!もコメントもしませんよ。

というかみんなが反応するから出したくなるんですよ。

承認欲求ですよね。

この部分は後ほどまとめてみようと思います。

名前を出すことで子どもを晒している

改めてお伝えしますが、そのお母さんを批判したいわけではありません。

しかしですね。

結局は火種があるから、周りが燃やそうとを提供してくれるわけです。

周りが良かれと思って反応してきたり、オススメしてくる。

もしかしたら中にはカウンセリングとか勧められたのかもしれませんね。

中には大した効果もないのに高額なものもあります(言い方)。

その場合は確かに守りのジャブを打っておきたくはなります。

なら…『親の実名を出しての発信はどうなのさ。』と思っちゃった。

そう。このSNSは実名を出すタイプのものです。

みんなが寄ってたかってくる理由は”実名”というのも関係あるのではないか?

わたしはその”実名を出すタイプのSNS”では息子のエピソードはほとんど出しません。

基本は楽しいことや頑張ったことを出します。
彼が作った作品などはInstagramのストーリーズに載せる程度。

それがそういう”実名の出るSNS”でしょう?

お子さんは特定されちゃいますもの。

そんな話をしたら息子が”悩んでいる子””変わってる子””大変そうな子”と思われちゃいますよね。

ご本人的には「ちょっと聞いてよ〜」的なノリなのだそう。

違う、そこじゃない。

自分の名前が出ているということは言われているお子さんの名誉に関わると思うんです。

周りも変に気を遣ってしまうかもしれません。

わたしの場合ですが、育児記録のこのnoteについて話しているのは片手にも満たない人数。

なぜか。

「息子の名誉を守るため」です。

そんなに守りたいなら”そもそもエピソードすら出さなければいい”とは思いますよ。

そこに関してはまた別の考えを持っています。

「我が家の経験が誰かの役に立つかもしれない」と思うから。

  • そうか、こんな場所があるんだ

  • そうか、こう考えているんだ

  • へぇ、そんな仕事してるんだ

  • 今そんな風に過ごしてるんだ  など

わたし自身は誰かの意見を求めているわけではありません。

こんな貴重な経験をしているのだから他の人が参考になるならそんな嬉しいことはない。

「逃げ場がない」と思っている人が「そっちかー!そっちがあったかー!」と思えるヒントになるかもしれない💡

だから匿名ながら発信をしています。
「ちょっと聞いてよ〜」のノリは似ていますが、実名ではありません。

それにね、正直N中等部という場所はそう簡単には勧められませんよ。

学費高いもん😂
交通費の学割きかないもん😂
給食だってないもん😂
送り迎えも大変だもん😂

違うんですよ。

それがフリースクールであろうと、支援センターであろうと、学校の相談室であろうと、自宅でゆっくりするであろうと『結局は環境を変えてあげられるのは親しかいない』んです。

子どもにはが必要なんです。
親に認めてもらいたいんです。

行動するってすごく勇気がいること。

学校に行かない選択をするにしても本当に勇気がいります。
それでもいいから変わりたいと思っていたんです。

その勇気を振り絞って前へ進んだ我が家の様子を共有することで「もしかしたらうちの子にも合う環境があるかもしれない」と思うかもしれません。

現実的に考えて親が動き出さないと子どもは動けませんから。

「別に親がSNSで発信していても構わないけれど、親が実名で発信している以上周りにそう見られたり、助言や勧誘をされることは覚悟しないといけないのでは。」と今回の件で思いました。

のないところには立たない。
火種は自分かもしれない。

その自覚を持つことは必要だと思います。

承認欲求の怖さ

子育てで悩む親御さんは多くいらっしゃいます。

わたしももちろんその1人。

悩んでいると周りは助けようとアプローチしてきます。

悩んでいる当事者として思うのは『話を聞いて欲しい。そして共感して欲しい。』というそれだけ。

それがカウンセラーなのか、SNSの世界なのか。

SNSの世界では良くも悪くもみんなが反応してくれます。

同情かもしれない。
本当に心配してくれているかもしれない。
勧誘の下心があるのかもしれない。
傾聴の心があるのかもしれない。

要は”承認欲求”。

親も人間ですから、もちろん認めて欲しいし、分かって欲しいし、聞いて欲しい。

ただ…発信する場所を誤ると大変なことになってしまいます。

もしかしたら親自身が子どもを”世間の晒し者”にしているのかもしれません。

それが例え「聞いて欲しいだけ」かもしれないけれど、人によっては「助けて欲しい」と受け取る人もいる。

受け取り側の捉え方はそれぞれなわけで、自分の意図が伝わらなくてモヤつくなら発信しない方がいい。

過去と他人は変えられない。
自分と未来は変えられる。

他人は変えられません。
だから自分が伝え方を変えるか、そもそもそれをしないかだと思うのです。

わたしも最近は特にいろんな友人に会います。

でもこのnoteの存在は誰にも話していません。

だって話したら”誰のことを言ってるか”バレちゃうじゃないですか笑

ひっそりと誰かの役に立てればそれでいいのです。

当事者にだけしか分からない細かいこともたくさんある。
そんなお話をこれからも綴っていければいいなと思っております。

そう思うと今回のこのモヤモヤはいいお勉強になりましたね。

やっぱり誰にも話さないでおこうっと!笑

今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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