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【イベントリポート】原画展(2/4〜2/26) @BUMBLE BEE BOOKS
先月3週間に渡り開催されたおとぎの国のアヒルライフ(BUMBLE BEE BOOKS原画展)は無事に幕を閉じました。作者不在の個展でしたが、実店舗の開催の様子を伺ったのでお伝えします。
オーナーさん
BUMBLE BEE BOOKSのオーナーHさんとは面識がなく、現地に伺えなかったことが残念なのですが、メールやSNSで言葉を交わすうちに人となりが伝わってきて、最後には距離がぐっと縮まったように感じています。
来場者に私から直接作品について伝えることができないので、できる限りの情報(印刷や制作背景、コンセプトなど)をHさんに文面で説明していました。それをきちんと解釈いただき店舗やSNSで丁寧に解説してくださったことがとてもありがたかったです。
アヒルライフは言葉のないシンプルな作品であるがゆえに、受け取る方の感性によって解釈が分かれると思いますが、Hさんの発想は私のそれと齟齬が全くなかったのが印象的でした。好きなように想像して楽しめるのがこの作品の良さだと思っているので解釈は人それぞれでいいんです。でも、ぴたっと同じ感覚ってすごいなぁと。これも何かのご縁ですね😊
作品について
↓制作背景についてはこちらの記事に書きましたので、興味のある方はご覧ください。(オンライン販売は終了しています)
ミニ原画
今回は絵本屋さん(BUMBLE BEE BOOKS)をイメージした色合いの用紙を背景に、全部で10点制作しました。箱の加工もしているので手間はかかるけど楽しいです。細かい作業、好きすぎる。どこかのお家にちょこんと飾っていただいていると思うととても嬉しいです!
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![](https://assets.st-note.com/img/1677841442651-fHbBk3d6mF.jpg?width=800)
リソグラフプリント
2021年に参加したグループ展用に初めて取り入れた印刷技法。インクの鮮やかさとマットな質感がお気に入りです。
A5サイズの『ランプシェード』が一番人気でした。
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星空シリーズ『Ahiru Night』
展示スペースがあったので、今回のメイン作品とは別に星空シリーズも展開していただきました。昨年の4周年の際に制作したものです。ゴールド紙に印刷している点が目を引くシリーズ。インクでは出せない輝きなのです・・・今後のイベントでも、ゴールド紙を使った星空イラストを制作したいと考えています。その際はぜひ実物をご覧いただきたいです。
ワイワイ
実店舗での販売風景はHさんが詳しく伝えてくださったのでまるで現地に行ったように感じました。遠方から遥々お越しいただいた方もいらっしゃったそうです。本当にありがとうございます・・・!
ポストカードひとつで来場者とワイワイされていた様子を伺ってとても嬉しくなりました。『星屑浴』のラバーダックや浴槽の乳白色、だんだん消えていく星の階段など、印刷の細かい部分を発見してお話が弾んだそうです。じっくり見ていただけて嬉しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1677832800481-cEDjnvySnG.jpg?width=800)
伝えること
開催前〜会期終了まで、アヒルライフ・BUMBLE BEE BOOKS・よはく舎がそれぞれのSNSアカウントで発信していました。随時お知らせしたり作品紹介をしていた甲斐あって、たくさんの方に周知できました。(しつこく感じられた方、すみません・・・。)
Hさんの作品紹介を見聞きしたり、私が制作意図について書いたnoteの記事を読まれて作品の購入を決めてくださったりと、丁寧な説明や発信は作品について納得いただくのにとても大切なことだなと改めて感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1677843632902-glZuGTp6fk.jpg?width=800)
表現プロセス
アヒルライフは言葉のない作品。作品について後から説明したりしていますが、描く時は感性で描いています。どういうこと?と思う人もいるかもしれないのですけど・・・「〇〇を表現するためにこういう絵を描く」じゃなくて、「絵を描いたら〇〇という気持ちが表れた」なんです。絵を介して、自分の心の中の思いに気づく感じ。
お話の構成を考える時に文字で書くことは一切ありません。アヒルさんなら次どうするかをイメージして、浮かんだものをなぞっています。気をつけている点を挙げるとしたら、「素直な発想かどうか」です。笑わせよう・泣かせようというような目的が先に来ないこと。アヒルさんだったらどうするかな?と素直に想像するように心がけています。
アヒルライフを見てクスッとなることがあると思います(あってほしい)。それは私が普段から小さなことで笑ってしまう感覚があるから、作品に大いに反映されています。笑わせようという目的から描いているのではなくて、あんなことやこんなことで笑っちゃう感性が絵にすごく表れているなぁと思っています。
おわりに
BUMBLE BEE BOOKSさんは主に児童書を取り扱っている書店なので、アヒルライフは少しジャンルが異なります。客層と合うのだろうか・・・という部分はありました。でも、会期中は地元の方を中心にたくさんの方がお越しくださり、ワイワイ楽しい展示会になったと言っていただけました。
アヒルライフをご存知の方も、今回初めて知ったよという方も、原画展に足を運んでくださってありがとうございました!身はそちらに伺えなかったけれど、感謝の念を飛ばしています。オンラインで絵やグッズを購入いただいた方もありがとうございました!
開催にあたりお世話になったHさんとKさんもありがとうございました。おとぎの国のアヒルライフの扉、またいつか開きたいと思います🎪
5月に5周年を迎えるアヒルライフ。記念イベントに向けて作品を創作中です。来月半ば頃に色々とお知らせ予定です。どうぞお楽しみに🐤✨
今日の癒しやひと笑いになったらいいなと思って創作しています😊 お陰さまで作品集を出版することができました。SNS以外のところでもほんわかした空気が広がりますように📚