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脆くも崩れ去ったハワイの「鉄板」を体感し再認識させられたこと

僕が今滞在している米国ハワイで新規感染者が再拡大。11月は、新規感染者が100人以下の日が続いていましたが。11月末の感謝祭以降、感染者数が急増して、クリスマスイブ当日のハワイ州の新規感染者は1,828人で、過去最多とのこと。オミクロン株の市中感染も確認されているようです。収まったかと思えば、再び拡大する状況。「コロナ禍」は一体いつになったら終わるのでしょうか?現地の方々のお話によると、「コロナ禍」が本格的に広がり始めた2020年は、ホノルルの街は完全に「ゴーストタウン」と化していたそうです。長年ホノルル在住の日本人の方々も、「こんなホノルルははじめて見た」とのことです。

「コロナ禍」前は、約10年間も継続的に、毎年1、2回は必ずハワイ入りしていた僕ですが。お気に入りのレストランも、何軒もあったのですが。。どれも、日本人観光客に人気のレストランだったこともあり。かなりの数が閉店してしまっていました。歴史も長い有名所では・・・

・トップ・オブ・ワイキキ(55年の歴史に幕を閉じる)
・リケリケドライブイン(70年の歴史に幕を閉じる)
・チャートハウス(52年の歴史に幕を閉じる)
・トニーローマ ワイキキ(48年の歴史に幕を閉じる)

僕の行きつけのカフェ「BILLS CAFE」も、よく大富豪ファーザーとのハワイ謁見で使っていた「甚六パシフィック」も、ワイキキ通り沿いにあった日本食レストランの集合施設「ワイキキ横丁」も。アラモアナセンターの日本食レストランの集合施設1ドルビールをみんなで飲んでいた「SHIRAKIYA」も。・・・他、数え切れないほどの有名レストランが閉店してしまっていました。。脂ギッシュな料理に胃もたれした時に必ず行っていたワイキキビーチウォークのお蕎麦屋「信玄」も、無くなっていましたが。こちらは、別の場所に移転とのことでホッとしましたが、ワイキキ通りからは遠い場所に移転なので、気軽に行けなくなってしまいました。

そのお隣にあった人気イタリアンの「アランチーノ」は、潰れたわけではなく、一次休業中とのことですが。もうずっと営業再開されていないようです。そして、ハワイ旅行といえば・・・「免税店」。僕はここで何かを買ったことは特に無いですが、ハワイ旅行ライトユーザー向けにはド定番だった、ワイキキ通りの大型免税店「Tギャラリア・バイ・DFS、ハワイ」。なんと、ぶっ潰れていました。建物の入口という入口には、大きな木の板で打ち付けられ、バリケードも貼られている状態。これは、今回の「コロナ禍」が、ハワイにどのくらい大きな悪影響を及ぼしたのか?象徴的な出来事です。他の店舗で働く日本人店員さんのお話では。「Tギャラリア・バイ・DFS、ハワイ」では大量のハワイ在住日本人が働いていましたが。当然のことながら、全員解雇されて、沢山の方々が職を失ったとのことです。

「私の友だちも多く働いていたのですが・・・」と。

完全閉店「Tギャラリア・バイ・DFS、ハワイ」
ワイキキ・ギャラリア・タワー
カラカウア通り2222番地
敷地:約4,300平方メートル
建物面積:約7,000平方メートル

僕の知っているハワイが・・・涙。ワイキキ通りや、アラモアナセンターには、日本人観光客が誰も歩いていないし。ハワイとは全く別の場所に来てしまったような錯覚をしてしまいます。

日本人観光客がたったの1%に激減

「コロナ禍」前、ハワイには毎年約150万人前後もの日本人観光客が旅行に訪れていました。※参考数値2019年の日本人ハワイ渡航者:157万人

それが、2020年には、81.1%減の29万人まで激減してしまったのです。さらに、2021年には、1ヶ月あたり1,100人〜1,300人くらいしか渡航していません。。ハワイに渡航する日本人は、年間あたり、1万4,000人位にまで激減してしまった計算になります。なんと2019年対比では、「約100分の1」まで、激減してしまったことを意味します。「ある日突然客数が100分の1になる・・・」これは、ビジネスを営む側としては、ものすごく恐ろしいことですね。。こうして、日本人観光客向けに商売をしていた方々は、ある日突然売上が100分の1以下になってしまったわけです。この落ち込み具合は、日本の飲食店の比ではありませんよね。

これでは、よほど「資金」的な礎が背景にない店舗は、確実に潰れてしまいますね。今年の4月からは日本人観光客こそはほぼ消滅しましたが。逆に米国本土からの国内旅行観光客が急増しているので。「コロナ禍の惨劇」を経て生き残ることができたレストランは。逆に、米国本土からの観光客向けに、ものすごく賑わいを見せています。日本食レストランも大人気で、僕の行きつけだった「とんかつ屋」も、事前に予約をしないと、ウォークインでは中に入れない状況です。当然です。レストランの数が激減した後で、米国本土から観光客が押し寄せる。。単純に、観光客が急増したのにレストランが足りないですからね。

日本人観光客向けの観光地ハワイから、米国本土観光客向け観光地ハワイへと生まれ変わったわけです。しかし・・・ここに来て再びハワイの感染者数が激増して来てしまいました。昨年のホノルルのように、「ロックダウン」のようなことになってしまうのか?正直、先は見えないところがありますね。

調子の良い時には誰も想像できない

ハワイに住んでいる方々のほぼほぼ全員が。まさか、ハワイから日本人観光客が消滅。通年の1%未満になってしまう日が訪れるなど、微塵たりとも想像ができなかったと思います。むしろ、「コロナ禍」直前までは、年を追うごとに、「ハワイ熱」が上昇してきていたような流れがあったわけです。そんな中で、ハワイでは、日本人観光客にウケる商売ができれば。ビジネスで儲かる・・・この方程式を「鉄板」として、誰もが信じて疑わなかったのです。けれども、今現実に起きていることはどうでしょうか?その50年以上も続いた「鉄板的な法則」が、たった一つの伝染病の蔓延によって、脆くも崩れ去ってしまったのです。

あの、年間通して、日本人観光客で溢れかえっていたホノルルが。米国本土観光客向けハワイへと生まれ変わるまでの約1年間も「ゴーストタウン」と化してしまっていたのですから。。現地に住む日本人の方々にお伺いするとその間の様子は、ハワイに住んでいない僕たちが想像を絶する程のものだったとのことです。全ての常識が、ガラリと変わってしまったのですから。こういうお話を、生まれ変わった後のハワイの現地で沢山お伺いすることになった僕。改めて、大富豪ファーザーマスターヒロさんが常日頃おっしゃっていることが身にしみます。

メンター「調子の良い時こそ次の船の準備をしなさい!」
メンター「絶対大丈夫と思っている時こそ、飛んでイスタンブールの前触れ!」

例えば、僕たちの仲間内では、物販、サービス、情報を、インターネット上のEC店舗を通して販売して、かなりの水準で儲けている方々が多いですが。「EC店舗で上手に販売すれば どんなビジネスでも上手くいく」などという神話も、ハワイにとっての日本人観光客1%化のように。「鉄板」的な状況があっという間に、崩れ去る日も到来するかもしれません。

例えば今は、リアル世界の「ウィルス」によって、僕たちがこのような状況に陥ってしまっていますが。世界中のEC店舗全てを巻き込む、インターネット上の強烈な「ウィルス」が蔓延する日が訪れるかもしれません。誰かが量子コンピューターなどを使って、悪意の天才が構築した、100年先まで解読できないコンピューターウィルスとか。。

そうしたら、インターネットを中心とした商売はたちまち1%に激減どころか、ゼロになってしまう恐れもあります。ハワイだって、日本人観光客が1%になる年が来るとは50年以上も誰も思っていなかったのですから。将来的に、インターネット上でそういうことが絶対に起こらないなどとは、誰も言い切ることはできないはずです。いざ、そういう状況になった時に、生き残る方法とは?

やはり、何をやっても必ず成功し続けられる・・・。どんな状況下でも必ず生き残り続けることができる・・・。マスターヒロさんが完全体系化された無敗の「考え方=OS」こと『成功シンドロームOS』が一番重要になると改めて思いました。取り組むビジネスや投資がいかに変わろうとも。いつどんなご時世でも、どんなことに取り組んでも必ず成功し続けることができる「考え方」。これを磨き上がることが、僕たちにとって、最も大事な財産になると、ここハワイでも、改めて実感した次第です。

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