スイス就活体験期 Part2 結局コネ、結局サッカー
皆さんこんにちは。
今回は昨日に引き続き、スイスにおける私の就活体験について書いていきたいと思います。
結局コネが大事
高い言語能力や専門性を持たない人が海外で就活を行うのが如何に難しいかは昨日ご紹介した通りです。
では、その困難を乗り越えるためにすべきことはなにか?
結局のところ、コネクションがものを言う世界になります。
私にしても、自身が持てるコネを活かして一般的な方法では一度もたどり着けなかった面接や人事へのコンタクトに何度か成功しています。
ただ、一言でコネといってもいくつかの種類があると思いますので、それぞれについて、どのような活動をしていたのか詳しくご紹介します。
① AISTSやその卒業生に関わるコネ
私が参加しているAISTSは参加者のキャリア支援もプログラムの一環であるため、就活においてもある程度のサポートをしてくれます。
Web上で公開されているスポーツ組織の求人情報を共有してくれたり、AISTSとつながりが深いスポーツ団体に対しては、先方の条件に合う数名の参加者を直接推薦してくれることもあります。現に私は一度だけAISTSの推薦でとある国際的なスポーツ団体の面接まで進むことができました。(結果は不採用でしたが)
ただし、そのような機会は多くはなく、大部分のサポートは先述のような求人情報のシェアだったり、参加者それぞれに対して希望する職種に近い場所で働いている卒業生を紹介してくれるなど、人脈を広げる間接的なサポートに留まります。
私も何人も卒業生とコンタクトをとり就活についての相談をしましたが、直接的な機会を得るには至りませんでした。クラスメイトには卒業生経由で就職を勝ち取っている人もいるので運とタイミングもあるんだとは思いますが。。
働き口、それかせめてインターン先くらいはAISTSの方で斡旋してくれるんじゃないかと甘いことを考えていた時期も正直ありましたが、そこまでのことはしてくれないというのが現実、当たり前ですけど結構辛かったです。
② 友人経由のコネ、紹介
これは非常に個人的な話になりますが、私には海外の有名スポーツクラブで働く親友がおりまして、そいつが日本人を探している他企業を紹介してくれたこともありました。
結果として採用には至りませんでしたが、友人から直接内部の採用に関わる人物を紹介してもらえたため、その人たちと電話や面談など何度も直接的なコンタクトを取ることに成功し、当時就活の出口が全く見えなかった自分にとっては心の支えとも言える機会を提供してもらいました。
ただしこのやり方にも欠点があり、あくまでも非公式なやり取りであるため、何度面談や電話をしても一向に話が前に進まない事態に陥りました。
何度かの話し合いを経て、具体的な仕事の日程と内容を言われたにも関わらず、その後音信不通になってしまうという恐ろしい事態も経験しました。
この辺りに対しては、また詳しく後日ご紹介したいと思います。
③ 自ら(サッカーで)作ったコネ
上記2つと同時進行で、私が密かに頼りにしていたのが私自身がサッカーによって築いたコネクションです。
以前から何度か記事にしているように私はIOCの職員が中心の社会人チームに所属しています。当然チーム内にはIOCや他のスポーツ組織でそれなりのポジションにいる人もいて、その人ら経由で何か良い機会を紹介してくれないかなーと淡い期待を抱きながら日々全力でチームのためにプレーしていたわけです。
所詮はただのチームメイトなので、あまりしつこくおねだりすることは避けていましたが、自分が活躍した試合の直後など気を見計らって
「来シーズンもここにいたいけど仕事が見つからない😢」
といやらしくもアピールを続けていました。
そしてそんな活動を続けて約5カ月が経過した2週間前、なんと本当にチームの監督からインターンの機会を貰うに至りました。(IOCではありません。)
突然事務所に呼び出されたときは何事かと思いましたが、いきなり職務内容と職員を紹介され面接などをすることもなく晴れて即採用、5カ月間どうにもならなかった問題がたった2日で解決した瞬間でした。
聞けばかなり前から私の採用について機会を模索してくれていたみたいで、今回ようやく準備が整い声を掛けてくれたようです。久々に嬉しくて泣きました。
総括、学び
以上が私が経験した就活体験期になります。本当に苦しい苦しい5カ月間でしたが、その一方で学ぶことも多い大切な時間だったなと思います。
中でも、どんなに光が見えなくても諦めずあの手この手で目標にアプローチすることの重要性を改めて認識できたと感じます。また、目的の達成のために能動的に動いていかなければ自体は進展しないということも改めて認識しました。
来月からはいよいよインターンが開始となります。期間としては3カ月で、そのあとのことは未定となっていますが、まずは本採用を勝ち取れるように全力を尽くしていきたいと思います。
インターン期間中も何か学びや面白いことがあれば共有していきたいと思っていますので引き続きよろしくお願い致します。
今回は以上となります。それではまた。