目標と行動、そして才能と

キャリアコーチとして本格的に活動をはじめて
約3年が経ちました。

私の中にある知識や経験を活かしながら
目の前の一人ひとりに向き合う日々。

キャリアコーチという活動は
私自身の在り方がとても大切だと思っていて
常に学び続けながら、私自身がアップデート
していく必要があると思っています。

「わかる」と「できる」は全然違って
「理論」と「実践」を行き来しながら
知識とスキルを活用していけるよう
力を磨いていくことが大切だなと思うのです。

ということで、最近の学びで
なるほど〜！と腑に落ちたことを
お届けします。

一歩、いや、半歩前へ

キャリアの相談を受ける際に
よくテーマになるのが
「このままでよいのかな……
　どうなりたいのかわからない」
というお話し。

今の現状に大きな不満はないけれど
（小さな不満はある）
なんとなく満たされてはいない感じ。
何かをやりたい！という
夢や目標があるわけでもない。
だから結局、自分がどうしたいのかが
わからない、という状態。

わかるー！
（って、私は過去の自分と重なっちゃいます）

こういう状態で、
じゃあ目標を見つけよう！というのは
難しくて、まずは自分を知ることが
大事なんですよね。

よくライフラインチャートを使いながら
これまでの人生の棚卸しをするのですが
そこで見えてくる価値観、強み、好きなことが
この先の選択に必要な要素。

これがわかって、自分で納得できたら、
そこから先はするする〜って
進んでいくんです。

進んでいく、と書きましたが、
何もせずに勝手に進む訳ではありません。

一つだけ、進むために
大切なことがあるんです。

それは『行動』すること。

闇雲に行動するんじゃなくて、
目標を持って行動する。

ここでいう目標は
大きなものでなくてもOKで
仮の目標でも良いんです。

歩みを止めずに、一歩、いや、
半歩、前に進めていくのが大事！

偶然に意味を見出す

ここで、私が好きな理論をご紹介。
最近の学びは、こちらがテーマでした。

計画的偶発性理論（クランボルツ）

個人のキャリアの8割は、
偶然の出来事によって決定される


・好奇心（Curiosity）：新しいことに興味を持ち続ける

・持続性（Persistence）：失敗してもあきらめずに努力する

・楽観性（Optimism）：何事もポジティブに考える

・柔軟性（Flexibility）：こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる

・冒険心（Risk Taking）：結果がわからなくても挑戦する

前にも、海外駐在同行を決めた時の心境を
この理論を引用して書いていました。

この理論のどこが好きかというと、
偶然の出来事に意味を見出していける
ところが素敵だなと思っています。
（肯定的に捉えて行動できる）

目の前で偶然起こる出来事に対して、
何かしらの行動をしていくことで、
キャリアは拓かれていく！

そうだよね！素敵な考え方だよね！
と思っていました。

でも、私、勘違いしていました！

実は、キャリアにおいて、
計画的偶発性が活きている場合と、
活きていない場合があるのだそう！

活きている　or　活きていない
この差は何かというと
『目標』を持っているかどうか。

確かに……

意識はしていなかったけれど、
ぼんやりと『目標』を持っているから、
目の前で起きる偶然の出来事から、
チャンスとなることを選べていたんだな、
と腑に落ちたのでした。 

やはり、『目標』は大事なんですよね。

もしかすると
私には目標がなくて……
と思っている人がいるかもしれません。

でも、ぼんやりと目標にしていることが
きっとあると思うんです。
（目標が見つからないことはない！）

こんなの目標とは言えない……
って思っているだけかもしれません。

これが本当に私が目指したいことなの？
って自信が持てていないだけかもしれません。

目標を決めることから逃げずに、
仮で決めてみることから
はじめられるといいなと思います。

でも、なかなかうまくいかない訳で

目標を持って、目の前で起こる
偶然の出来事をチャンスと捉えて
行動をしていく！

とても、シンプル！
わかりやすい！

でも、これがなかなか
うまくいかないんですよね。

目標は確かにある。
行動する気持ちもある。
頑張って行動もしてみた。

けれども、続かなかったり、
成果が出なかったり。

一度でうまくいくことはなくて
トライ＆エラーでやりながら、
変えながら、行動し続けることが
大切なんですよね。

ここで活かしたいのが
それぞれが持つ才能（強み）です。

全然違うんです。
一人ひとりが持つ才能（強み）。

自分に合ったやり方が必ずあるはず！

何がモチベーションになるのか、
どんな方法だと成果が出やすいのか、
どんな環境が合っているのか、
どんな欲求を満たせばよいのか、
ストレングスファインダーを活用しながら
見つけていくことができちゃいます。

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