ハリポタの舞台を観に行きたいものの、こだわりが邪魔をする
「ハリー・ポッターと呪いの子」という舞台がある。
もう開演して2年は経とうとしている。
観に行きたい気持ちはあるものの、「◯◯するまでは観ない」という謎のこだわりがあり、未だに観に行けていない。
私はハリーポッターシリーズが大好きだ。
小学生の頃に賢者の石を夢中になって読み漁った。
何度も読み返したので、当時の重たい本がボロボロになるほどだった。
映画も胸を高鳴らせて観に行った。
あの魔法とファンタジーの世界観が好きだった。
その後、炎のゴブレットや不死鳥の騎士団などの新刊が出るたびに発売日に本屋にダッシュし、ひたすらページをめくって読んだものだ。
そのためハリーポッターシリーズの本は、7作目の死の秘宝まで読み終えた。
ただ、7作目は発売当初しか読んでいない。
発売したのは2008年7月。
もう16年前だ。
16年前に読んだ本の記憶など、正直とうに忘れている。
大事なシーンやポイントは多少は覚えているが、細かなところは忘れてしまった。
さて、舞台「呪いの子」は、ハリー達が大人になり、ハリーの子どもが活躍する話だと聞いている。
お馴染みのキャラが大人になり、あの世界観の続きが観れるなんて夢のようだ。
ストーリーがどう動くのか、是非とも知りたい。
舞台を観たい気持ちはあるが、自分のこだわりを消化してからにしようと思っている。
そのこだわりとは「原作を全巻読み返す」こと。
今の自分の感性でハリポタシリーズを読み返し、入念に知識を入れた上で、舞台を楽しみたいと思っている。
1作目〜4作目まではスイスイ読み返した。
現在5作目途中で止まっている。
ココから物語が動いて面白くなっていくというのに!
だが、物語が暗い重い方向へ進むのもまた事実。
それもあって本を読むのを停止したままなのだ。
ハリポタ舞台用の貯金もしているのに。
同じ理由でとしまえん跡地の「ハリー・ポッタースタジオツアー東京」にも行けていない。
こちらは映画のセットが見学できる施設だ。
同様に「ハリポタ映画全作観てから」スタジオツアーに行こうと思っている。
ハリポタ映画はBlu-rayで全作持っているのに、こちらもほとんど手をつけていない。
昔はあんなに夢中になって本を読み映画を観て世界観に浸っていたのになぁ。
これには私の変化が大きい。
あまり「本を読む」「映画を観る」といった事をしなくなってしまった。
大人しく、じっとして何かを見続けることに興味を感じなくなってしまったのだ。
ただゲームはする。
ゲームも大人しくじっとして画面を見続けるものだと思われがちだが、頭で考えて手で操作している。
生身の人間はじっとしているが、ゲームキャラは自分の思い通りに動かしているので面白い。
そのため「ホグワーツレガシー」というハリポタシリーズのゲームはクリアしている。
ハリポタ好きは是非やってもらいたいゲームだ。
ホグワーツ城の中身も外見も相当作り込まれているし、城を探検するだけでも楽しいゲームである。
アプデや続編がほしい。
話を舞台に戻す。
舞台に行けば、成長したキャラクターに会える。
ただ、そのキャラクターが、原作本でどのような感情を抱いていたか、何を成していたのか、そういった細かな設定をしかと認知した上で、舞台を観たいと思っている。
知らないよりも知っている方が何倍も楽しめそうじゃない。
舞台は今のところ10月まではやるみたい。
その後どうなるかは分からないが、とにかく終えるまでには原作を読み返さねば。
むしろ舞台の終わりが決まってる方が、お尻に火がついて読み返す力が湧いてきそうなんて考えている。
ハリーポッターを映画でしか知らない人も、是非一度原作本を読んでみてほしい。
映画だとストーリーの表面しかなぞらないが、本だとキャラの心情や世界観の背景がより一層わかり、その設定の深みにハマる。
映画は映画の良さがあるが、やはり本の方がとても面白いと私は思う。
そういう自分が読み返さないといけないのだが。
とにかく、ハリーポッターシリーズは面白い。
発売から何十年も時を経たのに、こうやって舞台化されたりゲーム化されたり、しかもドラマ化もするとかなんとか。
好きな作品が、いろんな媒体で楽しめるのは純粋に嬉しい。
だが、それ以上に原作をしっかりと心に留めて楽しみたいだけなのだ。
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