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Once in a lifetime
浅川は本当に良いところだ。
僕の中で完全に聖域と化している。
別に綺麗な川でもないと思う。
だけど、ここには笑いあり涙あり
4年間の僕の思い出がたくさん流れている。
そんな浅川に流れてきた
新しい出会いの話。
0:17、ダーツを終え友人達と浅川へ向かう
タバコを吸っていると下の方から
「一緒にタバコすいませんか?」
と急に声をかけられた。
「なんだこいつは?」
こんな夜中に急に声かけてきて
変な人に絡まれた、、、
と思ったが、なんとも面白い状況ではないか。
一緒にタバコを吸うことにした。
話しているとなんと同じ大学の人らしく
更に、話がめちゃめちゃ面白い。
「こいつめっちゃバカだ(笑)」
そんな印象だった。
1:00、友人の1人が予定があると言っていたので解散することに
僕も他の友人に立川に呼び出されていたので歩いて立川に向かおうとした。
そこでふと思った。
「あいつとこいつをつなげたら絶対に面白いに違いない。」
連れて行くことにした。
ここからが本当に面白いことの始まりだった。
友人と別れて初めて会った人と2人きりで万願寺から立川まで歩くことに
なんとなく振った真面目な話題がどんどん盛り上がって意気投合。
正直僕は戸惑っていた
「浅川であんなにバカな話してるやつとこんな話題で盛り上がるなんて」
予想外の展開に嬉しさの反面ビックリしていた。
2:00、立川に到着、友人に電話する。
音信不通だった。
「マジか、、、」
僕の隣にいるのは2時間前に初めて会ったやつだぞ!?
ここに来るまで話は盛り上がったものの2人はキツイだろ(汗)。
と、思いながらも
帰る手段もない上ここまで連れてきた申し訳なさも重なり2人でシーシャへ向かう。
4:17、シーシャから自宅へ向かう。
ん?
気付いたら2時間もたっていた。
楽しすぎた。
話していたら時間なんてあっという間に過ぎていた。
とにかく世界観がすごい。
僕が今まで気付くことができなかった世界に疑問を持っていて新たなフィルターを手に入れることができた。
「分かり合えない人との会話の重要性について」
もちろん大切なことだと思っていたが、ここまで考えさせられるなんて思いもしなかった。
こいつめちゃめちゃ頭いいではないか。
後輩だけど素直に尊敬させられた。
こいつを初めバカだと思った自分に呆れてしまう。
会話の内容は答えの出ない話題ばかりだった。
でも、そんなことばかり追いかけてしまう自分たちがいた。
「俺たちが考えることって問題と答えがイコールにならないよね。答えがいつもニアリーイコール。数学者が羨ましい。」
お前いいこと言うじゃないか。
僕は何にも言うことができず、
自分の小ささを改めて実感させられた。
僕から見てものすごく達観しているやつだった。僕が考えているようなことの遥か上をいってるように感じた。
ただ、すごく充実した時間であったことに疑う余地はない。
6:23、自宅に到着。
僕の目の前には6時間ほど前に初めて会ったやつが横たわっている。
こんな風になるなんて思いもしなかった。
「一期一会を大切にしよう。」
そう感じた出会いだった。
読んでいただきありがとうございます。 僕の世界を広げるものに使わせていただきます。