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「アウトプット大全」を読んだ感想

こんにちは。

今回は自粛期間中に読んだ本のご紹介をします。精神科の先生が執筆したもので、専門性が高く、科学的な根拠に基づいた内容なので信頼性がとても高いです。学んだことがたくさんあったのでお話ししたいと思います。

アウトプット大全 樺沢紫苑

・僕がこの本を手に取った目的

一番の目的は会話力をアップさせるためです。

みなさん、「伝える」ことが苦手、という人は多いのではないでしょうか。僕もそうです。

僕は昔から自分を表現することが苦手でした。人前に出てスピーチすることはもちろん、普段の何気ない会話でさも上手に伝えられませんでした。

緊張が大の苦手で、緊張モードのスイッチが入ると自信が一気になくなって声が小さくなってしまいます。無理に大きな声を出そうとすると声が震えてしまい、恥ずかしいってことがよくありました。

なのでもっと相手に興味も持たせたり、笑わせたりできるようなトーク力があればもっと魅力的な人間になれる、と思ったんです。

・この本の内容

この本はどのようなアウトプットの方法があり、それにはどんな活用法、コツがあるのかを項目ごとにまとめたものです。

「断る」「相談する」「議論する」などそれぞれのアウトプットの仕方について事細かにまとめてあり、わかりやすいです。さらに項目ごとに分けて書かれているので、自分の知りたいところをピックアップして読むことができます。

僕が最も気になった項目は「伝える」と「書く」。うまく伝えられない人の特徴、科学的にはどんな風に喋ればいいのか。また、書くことのメリット。僕にとってプラスになることしか書いてありませんでした。それもすぐに実践でき、それをやってきた今、自分の成長を実感できています。

・考えたこと

これを読む前は「どうすればうまくしゃべれるんだろう」とか「もっと自信を持ちたい」とか色々考えていました。結局答えを見つけることもできず、ただ悩んでいるだけでした。

けどそういう力はアウトプットのトレーニングをしていけば、簡単に身につくものだったのです。

「日本人がコミュニケーションが苦手なのはアウトプットをしていないから」

なるほどな、と思いました。日本人の多くはインプット過剰。例えば「読む」とか「見る」。あるいは「聞く」。そうやって情報を脳に入力するだけで、出力はしていなかったのです。

インプットで変わるものは考え方とか、知識。あくまでも脳内世界の変化です。対するアウトプットは「行動」なので、必ず身の回りの何かが変化します。そうやって「現実世界」を変えていくことができるのです。

僕の中で何かを変えたいとき、足りなかったのは「行動」でした。今思えば、僕はかんがえてばかりだったなあと思います。

僕は今、問題や心配があったときとりあえず「書く」ことにしています。気持ちを書くことですごくすっきりして、脳が整理されるんです。

本の中でとても面白い実験の話があったので紹介します。

それは「書く」ことは脳にどんな影響を及ぼすのか、というものです。

脳にはRASと呼ばれる神経の束があります。これは「注意の司令塔」とも呼ばれ神経のネットワークの中心となる部分です。

書いているとき、このRASという部分が刺激されます。ここが刺激されるとどうなるかというと、集中力が高まって、脳が積極的に情報を集めるようになってくれます。

その結果記憶力や学習能力が高まる、というわけです。

学生であるぼくにとって、勉強するにあたり書くことはとても重要なことである、と分かりました。なので、英単語を覚えるときなんかはとにかく書きまくって、脳を活性化させるようにしてます。


こういうことだけではなく、この本からは多くの「気づき」が得られました。僕はアウトプットを意識してやったことなんてなかったな、って思います。

アウトプットの量と質を上げるだけで自己成長ができるなんて、僕は今まで何をしていたんだ、って大損した気分です。(笑)

これからアウトプット習慣をつけて、ガンガン自己成長していきたいなって思いました。

終わりに

僕はかなりアウトプットっていうものをできるようになってきたかなと思っています。今もこうして、読んだ感想をnoteに上げれています。(まだまだ文としての質は低いと思いますが)

当初の目的であった会話力の向上はまだまだですが、着実に少しの変化が起きてきています。

みなさんもアウトプットを意識して生活してみてください。きっと何か変わります!

ありがとうございました!

同じ先生の「インプット大全」というのもあります。こちらはインプットにフォーカスしたものです。ぜひどちらとも読んでみてください。

それでは!




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