![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72728380/rectangle_large_type_2_5b85d6bd4142ae9bee11cbd95fd2aac9.jpeg?width=800)
【鬼滅の刃】竈門炭治郎の日輪刀をダンボールで作る ヒノカミ神楽を再現
鬼滅の刃ダンボール工作の第二弾は主役の竈門炭治郎が使用する日輪刀です。
ダンボールの日輪刀の作り方は、ダンボール表面の紙を大量重ねてボンド付けし(ダンボールミルフィーユ板とでも言いましょうか)、木板とクランプで2週間の間圧着してカチカチに固め、刃先を磨ぎ、ニスでコーティングし作りました。実際に柔らかい物であれば刃先は鋭く切断も可能な程でまるで本物の日本刀のようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645504500663-BiAGiJyWMh.jpg?width=800)
動画最初に炭治郎のヒノカミ神楽とロゴをバーン!!!
![](https://assets.st-note.com/img/1645504586396-DiunUNCzqt.jpg?width=800)
アニメーションはイラスト制作ソフトで書きおろして動画編集でCGとSEを使って少し派手気味に演出し本家のような雰囲気を出すようにしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645504669845-KQBdMzAM5w.jpg?width=800)
「刀身」(とうしん)は刀本体の柄を含まない部分のことを言いますが、日本刀の実物に近いサイズ、およそ90センチで製作しました。
もちろんダンボールクリエーターとして全てダンボールから作り出します。
![](https://assets.st-note.com/img/1645504826714-S8uIWRzUaH.jpg?width=800)
切り出した90センチ長のダンボール板を分解します。
この薄い紙状になった紙「ライナ」は段ボールの表裏、複両面または複々両面の中ライナの板紙です。ライナ以外のはがした部分である「中しん」は今回使いません。
![](https://assets.st-note.com/img/1645504897665-0QNrhXchtL.jpg?width=800)
刀身(とうしん)に使うダンボール紙は長さ90センチ、幅10センチで大量のライナで厚みを接着用ボンドとダンボール紙で大体1センチ超で板にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1645504972945-5ULAyELxkg.jpg?width=800)
大量のダンボール紙「ライナ」と接着用ボンドを交互に重ねてミルフィーユ状のダンボール板にします。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505018296-MJTkwsRLqb.jpg?width=800)
このダンボール板はこの後の工程で圧着と乾燥をしたのち墨入れして刀身を切り出すので、刀身本体より広めに作ります。
刀身は弓状に反りを出すのでダンボール板は10センチ程度幅が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505060242-dP0P8RhPFg.jpg?width=800)
圧着用に用意した木板を上下にしてダンボール板をクランプで圧着します。
圧着するため通気性が悪く乾燥には1週間から2週間かかります。
今回は途中乾燥状態を確認しながら完全乾燥まで2週間かかりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505205455-CvQgmfvrrE.jpg?width=800)
圧着と乾燥を終えたダンボール板はカチカチのべニア板のようになりました。ダンボールの原料は主に紙ですので更に先祖返りして木に戻ったようなものですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505263416-qjk1LBOO1C.jpg?width=800)
日輪刀の刀身を鉛筆で墨入れします。
刀身は敵を斬るために反りの形状です、ここは目検で一気にサッと書き出しました。上手く書くには少しばかりの絵心が必要ですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505329305-PtVMYEw9DX.jpg?width=800)
ダンボール板はカチカチの固い状態なので本来はジグソーなど電動工具で切り出した方が良いのですが、切り出し断面の圧着が剝がれないように、そして綺麗な曲線を出すために面倒ですがカッターで地道に切り抜いていきました。次の日は腕がパンパンになってしまいます(^^;)
![](https://assets.st-note.com/img/1645505373996-UOcwoUMFHm.jpg?width=800)
カッターだけで上手く切り抜けました。
カッターの刃先は以前紹介したオルファのPOKI(ポキ)で常に鋭い状態でないとなかなか苦労します。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505448248-Akz88Y1XV5.jpg?width=800)
刃先を研磨で出すため刀身の中央部分に鉛筆で墨入れし、紙やすりで研磨していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505505149-f2sEvpDbcG.jpg?width=800)
最後に目の細かい砥石で仕上げて鋭い刃ができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505576396-tB15ylxvNK.jpg?width=800)
刃先が奇麗に研磨されて棟(むね)との境界線が一直線にでました。
研磨を丁寧に行ったので刃文(はもん)まで美しく現れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505630548-J8LPRHBOEg.jpg?width=800)
刀身はニスを塗ることで更に固く、テカリが加わり見た目も美しい仕上がりになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505697288-4maZvMb3jJ.jpg?width=800)
鍔(つば)の部分は1ミリ厚のダンボールを10枚ほど重ねて作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505743355-pS8GEgOcba.jpg?width=800)
重ねた鍔本体の内側は炭治郎の日輪刀の鍔を参考にカッターで切り抜きます。この後、細かい部分をやすりで研磨して仕上げました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505781155-1SZLIokRQ6.jpg?width=800)
切羽(せっぱ)は2ミリ厚のダンボールを切り抜いて作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505850908-p6cxgTiqMT.jpg?width=800)
刃先に最も近い部分の鎺(はばき)はダンボールのライナを巻き付けて作りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505899851-ufe3BSnrCF.jpg?width=800)
鎺(はばき)には炭治郎の日輪刀を参考に曲線を出したライナを張り付け仕上げます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505934464-mhmRyvCArI.jpg?width=800)
鎺(はばき)に続き、切羽(せっぱ)を取り付けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645505981672-UQTk7vW3k0.jpg?width=800)
次に鍔(つば)と切羽(せっぱ)の順に取り付けていきます。
本来の日本刀ですと他にも縁とか大切羽とか沢山の装飾が施されるようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506032608-FMl7UKglAr.jpg?width=800)
刀身につけるグリップの部分である柄(柄)も圧着乾燥したダンボール板を使用して作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506068720-gxQtBICJCJ.jpg?width=800)
柄(つか)は刀身とことなり直線的な形のため丸鋸で一気に切り出していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506118698-eQGzd8ySvX.jpg?width=800)
切り出した柄(つか)のパーツは2枚でこのように刀身を挟んで完成します。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506169541-tEyhD7kq5g.jpg?width=800)
挟む前に刀身のグリップ部分である茎(なかご)の形に合わせてカッターでくり抜きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506214826-UaN79r74vq.jpg?width=800)
中をくり抜いた柄材料の2枚を接着用ボンドで圧着します。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506290499-hLhY2nhReT.jpg?width=800)
柄(つか)は四角を紙やすりで研磨し丸みをだし、手で握りやすくします。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506365085-ckhR85lDAe.jpg?width=800)
柄(つか)の飾りでsる柄巻(つかまき)は炭治郎の柄巻を参考に捻巻(ひねりまき)で巻いていきます。炭治郎の柄巻はみたところこの捻巻ではなく菱巻かもしれませんが、ダンボール紙を使いたかったため今回はこの捻巻としました。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506423648-V3Lmt4IzTJ.jpg?width=800)
柄巻(つかまき)を柄の上下からそれぞれ3分の1ほど巻いて中央だけ開けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506470878-4neiAiAEk0.jpg?width=800)
炭治郎の柄巻は中央部分だけ平行巻なのでそれに合わせて5本ほどダンボール紙を平行に巻きつけて行きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506548061-fw5l0KOCJD.jpg?width=800)
完成した柄に先に作った刀身を差し込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506592657-mud0c0e7B8.jpg?width=800)
見事に差し込みできて竈門炭治郎の「日輪刀」の完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506642443-01YbdY4MNa.jpg?width=800)
長さは全長(刀身柄つき)で1メートル程、重量210グラム程になりました。
圧着した密度の高いダンボールとはいえ、日本刀や木刀と異なり結構軽いものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506730870-dLAreVOrhJ.jpg?width=800)
奇しくも「侍さん」なので日輪刀が似合ってる気がします。
![](https://assets.st-note.com/img/1645506938881-LYvDeiwQ5R.jpg?width=800)
今回のアニメーションのメインは鬼滅の刃10巻の81話で初登場するヒノカミ神楽 灼骨炎陽です。前方の広範囲に渡って、渦を巻くような激しい斬撃を繰り出す技で、上弦の陸 堕姫(梅)との戦いにおいて使用されていました。
アニメーションはイラスト制作ソフトで書きおろして動画編集でCGとSEを使って少し派手気味に演出し本家のような雰囲気を出すようにしてみました。
かっこよく再現できたと思いますので、ぜひご覧下さい。
●アヒル出現クイズ「レベルB」
動画中にかわいい黄色い「アヒルちゃん」が一瞬登場していますので、どのタイミングで出るか是非探してみて下さい。
それでは、侍さんYouTubeチャンネル▶️でお会いしましょう
侍さん SAMURAISUN 段ボールクリエイター cardboard creator 段ボール工作
👇Twitterもフォローよろしくお願いいたします
ダンボール工作の楽しさをもっともっと動画で発信したいです!サポート頂けましたらダンボール工作の動画制作費用と専用スタジオを作るために大切に大切に使わせていただきます。 侍さんの応援よろしくお願いいたします。