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荒地に生命を蘇生する活動

【ネット張り&支柱差し替え3時間!!】


幼稚園の食育菜園づくり

荒野を耕す教育


博多東幼稚園の菜園づくり!
昨年は真砂土のみで、小さな菜園がありました。

「ここを耕すのか、、、」

「ここに、新たな生命が生まれるのか、、、」

「どうしたら元氣な野菜が育つのか?」

「元氣な土壌をつくるしかない。」

「どうしたら元氣な土壌ができるのか?」

「微生物や菌を増やすことだ。」

こんなふうに思考を巡らせながら、
0から企画書や全体計画を設計し、
半年間プロジェクトを進めてきました。

プロジェクト当初の風景👇

2023年11月から本格的に菜園化。幼稚園統括本部や博多東幼稚園の教職員と石拾いからスタート!!
隕石のような石が、、、
小石から中石が大量に出てきました、、、
生命が生まれにくい土壌状態でした、、、


写真の通り、砂漠まではいきませんが、広い荒地に生命を蘇生する活動です!笑


それでは、荒地を耕すまでのストーリーをお楽しみください‼️


どうやって広大な荒地を耕したのか?

こんな感じ👇

菜園作り

①新宮町役場をあたり、地元農家人材の発掘
②地元農家に企画内容をプレゼンテーション
③協力依頼内容の交渉
④貝殻石灰をトラクターで耕運して漉き込む
※酸性が強いためアルカリ分を高め中性に近づける
⑤排水性を高める作業
※めちゃくちゃ大変でした!

ナフコで800円程度で購入できます
溝を作り排水場所を決める
菜園の構造を活かした排水場所の工夫
道なき道を作る作業
地盤を貫通させ、隅に水が溜まる構造へ
畑の排水性が悪い所々に穴をあける
籾殻を入れる

畝作り

①菌ちゃん農法研修を企画
②博多東食育推進プロジェクト会議で合意形成
③職員研修日程の確保
④職員研修の実施
⑤石拾い
⑥資材の下見、選定(竹、枯れ草、丸太)
※全て地元の方の協力を得て0円で集めました!特に丸太は新宮町松林保全組合様、籾殻は土井米穀店様からご協力をいただきました。
⑦資材の運搬
⑧菌ちゃん農法に適した高畝作り

土井米穀店様
籾殻をいただきました!
資材の調達は土づくりの3カ月前には
完了し、雨晒しにしておく
畑づくりは排水が生命線
マルチはピンピンに張る
菌ちゃん先生を佐世保市から招聘して、
3時間30分の職員研修を企画運営
給食委託業者の(株)ママミールの畑中社長
も研修に参画
糸状菌が食べやすいエサの状態にする

野菜作り

①作付け計画の作成
②菜園設計図の作成
③苗の選定
 ミニトマト
 ナス
 ピーマン
 きゅうり
 オクラ
④苗の発注
⑤苗の購入と運搬
⑥苗の定植
⑦苗のお世話(仮支柱、本支柱、仕立て、きゅうりのネット張り)

いろいろな悪条件を改善し、つついに、、、😭
たくさんの生命が宿る場所になりました‼️

広大な畑が完成
2024年4月23日に年長、年中の200名が
苗植えを体験できました!
2024年5月23日にきゅうりネットを
1人で張りました。笑
まずまずの出来ということで。。

補助金事業(農水省)の企画運営

①九州管内の有機農業エリアのリサーチ
②九州農政局(熊本)へアプローチ
③九州農政局へプレゼンテーション
④福岡県庁へプレゼンテーション
⑤私が提案する食育構想及び計画実行に相応しい補助金にあたりをつける
⑥事業計画書の作成
⑦見事!満額採択(令和6年度の下記の事業で、民間では初の採択事例に!)


幼稚園食育企画プロデュースの振り返り


ここまで半年間の現地調査→企画書作成→プロジェクト管理→実行まで赴任してから半年間で完了。統括本部の総園長と連携し、現場を巻き込みながらプロジェクトマネージャーの役割で一気通貫で推進できたことが成功の要諦です。

子どもたちの声


菜園を0から作り上げて、何より嬉しいのは子どもを園に迎えに来たお母さんの手を引っ張り、子どもたちが毎日のようにやってきてこんな言葉が聞こえるようになりました。


「畑に行きた〜い!」

「虫たちを探そう!」

「わ〜お野菜がたくさん育ってる!」

「何してるの?これは何の野菜?」

「私たちが植えた野菜はどこ?」

毎日20名から30名以上の年少から年長までの子どもたちが、入れ替わりでやって来ます。

そして、さらに嬉しいのは、、、


お母さんたちも子どもや農園を中心に、会話が自然と生まれていることです。


何とも和やかな空間、時間が流れています!!

(オクラ以外は収穫まで目処が立ちそう。対策は、丈夫で強い苗をJAや農家さんから仕入れるしかなさそうです)


糸状菌がついている野菜はびっくりするくらい、
色が濃く、茎が太く、大きくなっています!!

博多東幼稚園インスタグラム




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#有機農法
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#幼児教育
#博多東幼稚園

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