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【ラノベレビュー 25】 『美少女とぶらり旅』
こんにちは、Kanonです。今回は…
青季ふゆ先生の『美少女とぶらり旅』の感想記事です。
あらすじ
忙しない日常から逃れて旅がしたい! そんな望みを、学年一の美少女と叶えられたら?
東京に住む高校生、高橋翔は窮屈な日常に嫌気がさして旅に出ることを決意。駅のホームに着くと同級生、七瀬涼帆の姿があった。
思い詰めた様子の彼女を見て、翔は「俺と一緒に旅に出よう!」と誘って――。
最初は不信感たっぷりだった七瀬も、いつもの鉄仮面を脱いで足湯にほっこりしたり、ご当地グルメに舌鼓を打ったりと満喫し始める。
「べ、べつに楽しんでなんかないんだから!」
「私、夕陽が好きだったみたい」
「ありがとう、私を旅に連れ出してくれて」
ワケありクーデレ美少女と紡ぐ、解放感120%の旅ラブコメ!
2021年12月18日 発行 より引用
こんな人におすすめ!
ツンデレ系ヒロインが好きな人
旅行が好きな人
静岡・山梨の地元民
思春期の葛藤を描く青春ジュブナイルものが好きな人
以上のどれか一つに当てはまる人にはとてもおススメです!
感想
今巻の目的地
今巻のふたりの目的地は、こんな感じでした。
静岡県 熱海市一帯
静岡県 浜名湖
山梨県 河口湖天上山公園
沖縄県 (←急に南下するやんと思いますが、静岡から沖縄に日帰りで移動します)
私的にも、『ゆるキャン△』の舞台になっている山梨県・静岡県の浜名湖あたりには一度行ってみたいなと思っていて、この作品で登場した天上山公園や浜名湖、あと浜名湖 花の美術館にとても興味が湧きました。
あと、クレヨンしんちゃんの『栄光の焼肉ロード』の目的地というイメージが熱海にあって(笑)
熱海市にもそのうち観光で訪れてみたいなと思います。
今年の目標の一つに、「四季ごとに一度は旅行に行く」というのがあるので、温泉に行くのであれば少し寒いくらいの春のうちに熱海あたりに行くのもいいなと思いました。
涼帆の性格
翔と涼帆が出会ってすぐの頃、ふたりの性格が対照的であることが描かれています。翔はその場のノリで目的地を決め、泊まるホテルや食事をする店なども感覚で決めます。
一方の涼帆は何事も決める前に検索し、情報を吟味したうえで目的地や行動を決めます。この辺りの描写を使って、涼帆は"失敗"に対して敏感であることが表現されています。
これが、涼帆が死のうとしていたことの原因の一つになっています。
あるときから母親は涼帆に対して失敗を認めず、常に1番であることを強要し、それが達成できないと虐待する…という非常に胸糞なことをされてきたせいで、失敗は涼帆にとってトラウマになっていたのでした。
しかし、旅先での出会いで涼帆の考え方が変わり始めます。
この"旅先での出会い"というのがこの作品のおもしろいところだと個人的には思っていました。
現実の世界の旅でも、旅の出会いってあるじゃないですか?
そこで自分の知らない世界や価値観に出会ったりするわけで、この作品でもそういったストーリーが描かれます。
そのストーリが魅力的で、自分も旅に出て価値観を変えられるような出会いがしたいなと思わせられました。
涼帆の価値観が変わっていく過程については、ぜひ本を手に取って読んでみてください!!
総評
物語の最初に死のうとしていた涼帆ですが、最後には翔の告白(返事は保留)を受け、とりあえず死ぬことはやめ、旅を続けることに決めます。
次巻以降のストーリーは、
涼帆は生きる意味を見つけられるのか
翔の告白の返事はどうするのか(まあこれは答えが分かりきってるようなもんですが…)
が見どころになってきますね。
エピローグの内容的には、次の旅の目的地は名古屋!
徐々に西へ向かうのかな?
物語が長く続いて、自分の地元・神戸まで来てほしいな…
次が名古屋だとすると、新幹線の停車駅(のぞみ)的には名古屋→京都→大阪・神戸くらいはストーリ作れそうだから、
あと3巻くらいは出ないとだめなのか…(笑)
そのためにもこのnoteを通して売り上げに少しでも貢献したいところですね。
以上、『美少女とぶらり旅』 感想・ネタバレでした。
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