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少年の瞳

嵯峨嵐山、亀岡へ向かう電車で向かい側に座っていたインド系の家族。そのうちの少年が、窓際の席で興味津々に外を見ていた。眼差しの先に、勢いよく過ぎて行く京都の日常的な風景、住宅街。なんでもない景色を、家族に悟られないように、しかし興奮を隠しきれずにそわそわと見つめていた。その瞳の奥の好奇心は、僕がかつて持っていたものと同じであり、その眼差しは、7年前オーストラリアにいた頃、1人で電車に乗っていた僕のそれに重なるものがあった。

#京都 #旅行 #エッセイ #雑記 #日記 #保津川 #嵯峨嵐山

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