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ミッドナイトスワンを読んで

この本はトランスジェンダーである人が他人の子供をお世話すると言うお話しだ。

読んで感じたことは二つある。一つはトランスジェンダーである凪沙がお世話をする一果に身体を張って育てるが自分のための行動であった。トランスジェンダーは一つの個性であるのに世間から受け入れられてない。子供が産めないから、気持ち悪いなどと物語に書いてあった。凪沙はずっと女性になりたかった。性別適合手術を受けたくて働いていた。母親になりたくてもならない。一果を預かる時は面倒ごと、支出が増えると思い嫌がっていた。一果と過ごしているうちに母親のように振る舞えて一果に母親として受け入れられてるような気がした。凪沙は手術をする必要がないと感じたと思った。一果を自分の手で精一杯育てることが自分の生き甲斐であり、この世にいる存在だったと思う。凪沙は一果に執着していた。

二つ目は子供から大人まで同じ境遇の人には大切にしなければならないと感じた。りんと一果は同じバレエ教室でお互い意識しライバルであり、親友であった。りんは親がお金持ちだが、お母さんはりんにバレエを押し付けていた。一果はお母さんに虐待を受けていた。家族に自分の居場所などなく受け入れてくれるのがお互いであった。相手がいないと自立して生きていけない状態であった。凪沙と瑞貴は性別適合手術を受けたくても受けられていない、周りに置いていかれてるけど自分たちだけの悩みを打ち明けていた。この差別される世の中で自立して生きているのでお互いがいなくなってもそれはしょうがないと生きていた。自分の人生は自分で歩む覚悟ができていた。

自分にとって何が大切なのか。

それは他人ではなく自分のしたいこと信念だと自分が壊れない。自分の人生が誰かのために生きた時自身はその人に執着してると思う。思い通りにいかないとイライラもしてしまうしなんで生きているのかわからなくなる。この世に存在してるのかわからなくなってるひとが多い気がする。

自分は自分を一番大切にし、たまたま相手のための行動であった時それが返ってくることはラッキーと思うしかないと思う。自分がしてあげることに感謝を持ちたい。見返りを求めた時点でそれは自分のためでも相手のためでもない。執着。

自分がしたかっただけだと相手に気を遣わせないセリフと相手を理解し尊重する意識。相手にも相手の人生があるので自分が自身の人生を歩みたいなら理解することはできる。わたしは一番自分自身を大切にして、やりたいことを優先して充実してさせる。わたしのやってみたいことをなんでしたいのかちゃんと意識して色々なことを学びたい。

わたしはこの本を読んで学んだことは自分にとってやりたいことを大切にすることは一つに絞らないようにし、一つの行動にちゃんと真剣に向き合いたい。わたしはただやみくもにやりがちなので目的、目標を意識したい。

わたしは本を読んで感想を書いて自分の頭の中を整理し、自分の信念を何度も確認する。目的はもう一つ、たくさんの言葉に触れること。目標は自分の考えてることをスラスラ話せるようになることだ。

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