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はじまりの物語

【「sampai」は京都西陣の伝統産業・地域産業における産業廃棄物の再利用、若い世代へ地域事業者の認知向上と大量消費の見直しを促すアクセサリーブランドです。】


短く紹介しようと思っても、大ボリュームになってしまう自己紹介。

はじめまして、sampai(サンパイ)です。

sampaiは2021年6月にスタートした、メンバー平均年齢22歳のチームが手がける産廃素材再利用事業です。この記事ではゆるゆると、sampaiが始まったきっかけについて紐解いていきます。

さて、京都市上京区に西陣という地域があるのはご存知でしょうか?【西陣織】と聞くとピンとくるかもしれません。京都御所のお膝元、伝統と文化が根深く残るこの地域との出会いでsampaiは生まれました。

伝統と文化の町と呼べるほど、多くの手仕事が残る町です。

西陣でつくられている伝統工芸品のほとんどが、分業制で成り立っています。工程によって関わる職人が違ったり、ひとつの機械を動かすにも部品を作っている場所が違うなど。長年、支え合うことでものづくりが成り立ってきました。

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「ひとつ、ものができるとき、それは職人の人生そのものである」

時間をかけて、丁寧につくりあげられていく帯や織物、染布、レース等々
それぞれ手がけた職人さんの想いが紡がれた物ばかりです。

そういった、長年の技術が大成され、出来上がった素材でも、製品の加工過程で小さくなってしまった、ハギレとして柄がバラバラになってしまった、端糸になってしまったものは【産業廃棄物】として捨てられてしまいます。その多くが、まだ使える可能性を秘めているが加工するにはコストや方法、人件費などがプラスに掛かることで事業従事者自身では加工できない場合がほとんど。

また、生産過程で出る産廃素材に関しては”捨てている”という認識が薄かった、「捨てている量の認知」が無かったものもあります。

西陣で手にするそれぞれの素材は、私たちから見れば技術が詰まった”宝物”

sampaiでは、職人技術の過程で生まれた産廃素材とハンドメイドを掛け合わせることで「たったひとつの価値」をアクセサリー商品に吹き込んでいます。形や柄が揃わないことは私たちの強み。sampaiから手に取っていただく商品はどれを選んでもらってもオンリーワンの価値があるんです。

” 違いを良さに変える ” ハンドメイドアクセサリーを通して、そんなお手伝いをsampaiはやっていきたいと考えています。

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なぜブランドを作ってまで、大量消費を見直してほしいのか?そんなお話はまた次回、お届けします。

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■Official page: https://sampai.theshop.jp/
■Instagram : https://www.instagram.com/sampai.store/

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