見出し画像

博士論文合格と学位授与式

正式に、大学より「博士論文合格」の通知を受けました。なんか掲示板的なものにも掲載されているようですが、見に行けませんでした。

合格したことを、家族、高校時代からの親友に伝え、皆から祝福の言葉をもらいました。

特に、親父がものすごく喜んでいました。親父は高卒、母親は中卒の昭和20年代生まれの両親なので、「博士号=末は博士か大臣か」を未だに信じているような年代です。なので、親戚中に言って回っていました。まぁこれも親孝行ですよね。

親友は、博士というと、車博士や昆虫博士みたいな、そんな博士と思ったようで、私が「本物です!」と伝えると、かなり驚いていました。「君の人生何に向かっているのだ?」と聞かれ、ストレートに「大学教員です」と親友にはカミングアウトしました。う~ん今まで、両親と妻以外にはいっていなかったのですが、思わず親友には言ってしまいました。

~~~1か月後~~~

そして・・・・学位授与式です。コロナの影響で、開催しないかもしれないといわれていたのですが、開催するという運びになったとの連絡を受けました。さすがに、本人以外の出席者は認めないということでしたので、私だけで行ってきました。

前期の卒業式・修了式で、しかも同じ学部・研究科だけなので、入学式のような大ホールではなく、会議室的なところで、学部生と修士生合わせて10名程度でした。少人数だったため、一人一人学長からもらえたので、良かったです。

改めて、学位記を見ると、何かしらこみ上げてくるものがあります。正直、モノでいえば、この紙切れ一枚をもらうために頑張ったのですが、得られた成長は計り知れないものがあります。入学前は、学会?学会発表?査読論文?アクセプト?プロシーディング?博士論文?すべて未知の世界でしたが、3年半で、これらすべてを経験し、すご~く遠くて異世界だった「学術の世界」が、身近に感じる存在になりました。そして、これから先、指導教授がいなくても「論文が書ける」、「研究者として独り立ちできる」という自信がみなぎっています。

やっと、「大学教員になれるかもしれないスタートラインに立った」だけなので、スタートはこれからだ!と自分に言い聞かせ、次の論文に取り掛かりつ、10月からの公募を探すために、JREC-INと友達になりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?