見出し画像

D1の発表会と東京大学卒のM2

さて、レビュー論文にも取り掛かり、D1レポートも同様の内容で書き始めていたD1の前期。

レポートの前の最初の関門があります。それは研究計画書発表会。あ~修士の頃を思い出す。ひたすら研究計画書を作らされたあの日。結局修士の時は1年半かかりましたから。しかし、D1では入学前から作っていたので、それをまとめるだけ?の軽作業です。

研究の背景と先行研究を紹介して、リサーチクッションの設定と、それを踏まえた今後の取り組みについて発表することにしました。指導教授にスライドの内容をチェックしてもらいOKサインをもらって大学へ。

発表会当日。階段教室に結構な人が座っています。なにやらD1の様子を見に来たMの方も大勢いる模様。Dらしい発表しなきゃな~っとがぜん緊張。

そして自分の発表の番。これまで練りに練ってきた研究計画書の内容なので、特段引っかかることもなく、スムーズに説明。そして質疑応答についても、先生方からいくつかの質問がありましたが、これもまぁ~想定通り。

終了後同じDの学生(現役大学教員)から、

「おもしろそうな研究ですね~」

といくつかの質問と感想をいただきました。そういえば、私の研究内容を公に発表するのはこれが初めてだったので、そう言われたときにとてもうれしかった記憶があります。

その後・・・見知らぬ男性が近寄ってきて、

「これって、〇〇の研究ですよね?そしたら〇〇の概念は、〇〇も含まれるんじゃないですか?であるならば、〇〇という書籍にその歴史が乗っているので、そちらを参考にするととても参考になると思いますよ。すみません、ずかずかと。私も関連研究をしているのでとても興味を持ちました。」

と、矢継ぎ早に話しかけてきました。そして名刺をくれたのですが、この大学のM2の学生で、同時に公務員であることが書かれた内容でした。

「おっ?同じ公務員じゃん」と思い、親近感がわきましたが、その鋭い突っ込みに、恐るべしM2と思いました。変なプライドですが、こちらはD1ですからね~みたいな(汗)。

そして、その後研究室で指導教員と質問内容について検討し、研究計画の修正が必要か話し合いをしました。

その中で、M2の学生に言われたことも話をすると

「あ~あの東大卒の人ね。あの人ものすごく優秀だから話聞いていてよかったよ。なにせあの東大だからね~」とのこと。

・・・・・人生初めて「東大卒」の人と会ったことが分かって瞬間でした「やっぱ、頭いいんだな~東大って」と実感しました(笑)。Fラン卒の私にとって、東大は芸能人と同じレベルで出会う確率の少ない人たちですからね~。

ということで、「D1がM2に教えてもらう」という変なプライドをあっさり捨てて、アドバイスを素直に受けることにしました。って本当に東大ブランドってすごいんだな~私みたいな一般庶民を「東大」ってだけで納得させるんだから。とみょ~に納得しました。


後日談ですが、その東大卒のM2の人、修士論文発表会でもぶっちぎり優秀な発表をして去っていきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?