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仕事の幸せを見つけた瞬間。

今年の4月から、東京に本社を構える、とあるブランディング会社でインターンをしている。

私がやっているのはアシスタント業務。

議事録を書いたり、クライアント企業やその周辺業界について調べ物をしたり、やっていることは地道だが、社員さんたちのご好意だったり、クライアントさんとその会社の関係性の良さから、いろんなことに挑戦させていただいたり、クライアントさんとのお食事をご一緒させていただいている。

その会社では企業のミッションやビジョンの策定、理念浸透のお手伝いなど、やっていることは色々あるが、中でもミッションビジョンの策定はなかなか面白いと感じている。

ミッションやビジョンを策定するときは、その会社の過去の話やその会社の方々が普段大切にされている価値観、その会社の特徴みたいなことをたくさん聞き出す。

私自身、いろんな人の話や価値観を聞くのが好きなので、それがたくさん聞ける機会なのだ。それがとっても面白い。


以前、さらにこのミッションビジョンの仕事が好きになる『きっかけ』があった。

あるクライアントさんのミッションが決まったセッションで、ある社員さんが「僕はこれまでも、このミッションのために働いてきたんだ、と感じた」と話された。

その瞬間、「あ、これだわ」と私は感じた。

私はずっと「他者の視点を変えることで、幸せを感じて欲しい。それができる仕事がしたい」と思っていた。

『どれだけ後悔が募る現状でも、視点を変えればいい面だってある』と信じているし、その『いい面を見つけたこと』で、『課題になっている面を解決する活力』を沸かせることだってあると思っている。(もちろん、からだや心に無理のない範囲で、だけど。)

多分「このために働いてきた」と話してくださった方は、それまで後ろ向きに仕事してきたわけはないと思うけど(だって、会社の方向性を決めるプロジェクトに参加されている方だもの)、それでも新しい視点が加わったことで、今まで以上に前向きになれたはずだ。

きっと、プロジェクトに参加しなかった社員さんの中にも、そうやって前向きになる方がいるはず。

じゃあ、私がやりたかったことを実現させられるような仕事って、まさにこれじゃない?と気づいてしまったのだ。


私が大学2年生の時「仕事は贈り物(ギフト)である」という素敵な価値観を教えていただいた。

ギフトやプレゼントとは不思議なもので、心をこめて贈るほど、贈った側の気持ちが温かくなる。私はまさに、そんな経験をさせていただいた。

まだ大学生の身でありながら、こんなに仕事の旨みを感じていいものかと心配した瞬間もあったが、「蟹の皮を一生懸命剥けるのは、蟹の旨みを知っているから」だと考えることにした。

仕事だって辛いことが多いはずだけど、その先の喜びを知っていたら、やり切れるはず。

そして、こんな感動があるなら、早く社会人になるのも、悪くないかもしれない。

いつも読んでくださってありがとうございます。