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私はわたしのここがすき 

考え事をする私が好きだ。

空想というよりも、脳みその大部分は「ビジネス」について考えている。こんな事をしたら面白いんじゃないかとか、これとこれをかけ合わせたら、こんな事ができるかもしれないなど、仕事に繋がる妄想をしているのである。

お金を愛する私が好きだ。

在宅ワーカーの私達夫婦は、義理両親の家で仕事をする事もある。私の仕事中に暇を持て余した義理父が、親指と人差し指をすり合わせながら、モニモニと言ってくる。初めは、ん?モニモニ?と思ったが、スペイン語訛の英語、マネー!(お金)の事だった。つまり、お前は、お金が好きだよなという意味である。だから、好きじゃないよ、大好きだよといつも返すので笑ってくれる。

スペインのアパ社長をめざしている私が好きだ。

なぜか仕事運だけはよく、お金持ちにはならないが、生活に困らない程度にいつもお金が巡ってくるのだ。お金との相性は悪くはない。何故なら両想いだから。
過去に何人かの占い師に見てもらったことがある。口を揃えて「仕事運はいいね」と言われた。その通りだ。その中の1人が、頑張ればアパ社長みたいになれるぞ!と言ってくれた。その言葉を真に受けている。

自分の事は自分で決める私が好きだ。

両親は、勤続50年を目前に同じ会社で働き続けてきた事が誇りらしい。
だから初めて就職する時には、私達のように、その会社で頑張って上を目指して、どうのこうの‥‥と言われたが、あっさり1年で辞めた。
休みの日を勝手に変更され、予定があるので無理ですと言えば、じゃあ何の予定か言ってみろ、俺から約束してる相手に電話して予定変更してやるよという具合に、自分の時間が確保できないブラック企業だったからだ。

受験、上京、就職、転職、結婚、海外移住ほとんど事後報告で生きてきた。それに親も慣れてきたのか諦めたのか‥‥スペイン人と結婚して移住すると言った時には、彼らももうバグっていたのだろう、バンザイして喜んでいた。

好奇心だけで動いている私が好きだ。

好奇心だけは旺盛だったので、高校時代からアルバイトを含めれば数々の仕事を経験してきた。デパートの包装紙を包む仕事から、風呂屋の清掃、機械の工場で流れ作業、役場の事務作業、バスガイド、競馬場での売り子、英会話教師、旅行会社、ホテルのレストラン等々、全部楽しかった。
傍目からは熱しやすく冷めやすい奴だと思われているだろう。でも私は気にしない。異なる体験をする度に様々な出会いと学びがあったからだ。やりたいと思ったことはやってみてから考える。

断捨離することに躊躇しない私が好きだ。

スペインへの移住を期に始めた「情報の断捨離」
まずは、保存しておいたHPの情報など使わないものからどんどん消していく。GoogleMapのお気に入りのマークも見返して、消していく。
アプリも使っていないものは消す。写真はクラウドに上げるか、他に移動させる。最後に、携帯の連絡先でもう連絡をとっていない人は消す。

家の断捨離に加えて、情報の断捨離を始めたら、より一層「今、自分にとって大切にしたい人や物」が一目で分かるようになった。

自分にとって大切なものを常に明確にしておく。

考え事をしながら、お金を愛し、アパ社長を目指す、自分の事は自分で決め、好奇心だけで動きながら、断捨離を躊躇なくできる所が、私が私を好きなところ。

最初からこんな性格ではなかったけど、出会った人や経験がこんな私にしてくれた。本当は1人の時間が好きな私ではあるが、今後は人と人を繋ぐ仕事が出来たらいいなと思っている。

日本ではおおいに枠からはみ出していた私だが、スペインというちょっと変わった形の枠が私を受け入れてくれた。飛んでるね!と言われていた私も、宿り木を見つけたのである。

世界は広い。捨てる神あれば、拾う神あり。
自分を好きでいられる今が一番好きだ。


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