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【散文】いつも曖昧な境界線に立っている

髪が。
前髪をなくして。ショートヘアにして。
乾くのは早いしセットは楽だしでもう何年経つのか。

可愛いとかモテるとかそういうモノに興味がない。というか、キャラじゃない。

久しぶりに会ったおじさまに「いいことないの?」と聞かれても「ないんですよーキャハ⭐︎」みたいなこともできなくなって。

正直、恋愛感情ってものはよくわからない。
結婚、出産といわれる世の中のアタリマエからはずれたわたしは、異物みたい。

わたしはこうだ。という軸もなくて、なんだか自分が社会からズレていると思うことがあって。
みんな多かれ少なかれそういうもんだよ。と言われたらそんな気もする。

ぼさぼさ頭と小洒落たニュアンスヘアの境界線も、ひとから見たら実はどうでもよくて、すべてはわたし自身がつくり出した幻想の怪物なのかもしれない。

そうなら、いつか怖くなくなる日が来るのだろうか。

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