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鉄瓶とやかん

我が家にはやかんというものは無く、ずっとお湯を沸かすのは基本、鉄瓶の仕事でした。

が、家人がリモートで終日家にいるので、いちいちお茶をいれて2階の仕事部屋に運ぶのが億劫になり、急遽石油ストーブとやかんを購入。

やかんに水を入れてストーブの上に置いておくと終日熱いお湯が沸いていて、何時でも温かいお茶が淹れられ、また加湿効果もあり、乾燥しがちな冬も快適になるというもの。水をペットボトルに入れて側に置いておき、空焚きに注意して注ぎ足していれば下に水を汲みに来る必要もありません。

我が家で『お茶』と言えば、それは即ち台湾の烏龍茶を指します。

訪台する度に私が台北にある茶問屋さんで試飲して持ち帰っていたので、日本で烏龍茶を買った事がありません。

以前友人に「美味しいのが売ってるよ」と教えてもらったサイト、覗いたらとんでもなく高くてびっくりしました。

20g何千円とか、もっとお高いのは万の位とか😰

勿論安いのも売ってたりしますけど、それはやはり…そういう味…の確率が高そうです😐

本当は去年の3月19日にとあるexchange  programに参加して訪台する予定だったのですが、丁度正にその日から台湾での外国人旅行者への規制がガッツリ強化されたので、行けず。

まだ在庫はあるので当分無くなる事はなさそうですが。


…と、話が外れてしまいました😅鉄瓶の話に戻します。

やかんと石油ストーブのおかげで家人の為にお茶汲みする必要は無くなったのですが、とある週末。私が1階の台所でいつもの様に鉄瓶で湯を沸かし、2人分の烏龍茶をいれたところ、家人が

これ、今毎日飲んでる烏龍茶⁉︎ 味がまろやかでいつもより美味しい!

との事。

鉄瓶で沸かしてる方が良い、とは何となく聞いていましたが、きちんとした根拠があるのかネットで調べてみました。色んな方が書かれていましたが、以下の南部鉄瓶の利用による鉄分の補給は岩手大学教育学部 医学博士 及川桂子氏の研究報告書に掲載されているものです。

鉄はご存知の通りFeですが、水に溶けた状態の水溶液中では「二価の鉄イオン(Fe2+)」と「三価の鉄イオン(Fe3+)」とがあります。南部鉄瓶の鉄肌と水が触れることによって発生するのはこの「二価の鉄イオン(Fe2+)」。

そして、人間の腸で吸収できるのはこの「二価の鉄イオン(Fe2+)」だけなのだそう。そのため南部鉄瓶と水が触れることによって発生する「鉄イオン・鉄分」が、吸収しやすく身体に良いと言われているのです。

また鉄瓶から発生すると言っても大きく溶け出すという訳ではなく、一回の湯沸かしで摂取できるのは1~2mg程度。鉄分の一日の必要摂取量が12mgですので、必要摂取量の1~2割が取れるのですね。

(参考論文1:及川桂子,鉄欠乏性貧血ラットにおける鉄鍋溶出物の貧血改善効果,日本家政学会誌 47(11),1073-1078,1996)


また、味については

南部鉄瓶で沸かしたお湯は、水道水などに含まれるカルキ(塩素)をほぼ除去するため、そのままでは飲めなかった水道水をまろやかな味に変えてくれます。実際に沸かした水道水を飲み比べてもその違いは歴然!水からカルキのえぐみやカドを取り除かれるため、実際にお茶や紅茶を入れてみると柔らかな口当たりでとても美味しくなります。

との事。

単なる気のせいではないらしいです(笑)

…というわけで、今後定年までとなった長い在宅ワークの為に、2階用に鉄瓶をもう一つ購入する事としました。安いものではないしやっぱりネットではなく、自分で確かめて買いたいので、近日中に都内のデパートにでも行って、見てみようかと思っています。





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