見出し画像

【NZワーホリ vol.1】日本出国!NZへ

こんにちは、4月から大学を休学しニュージーランド・クライストチャーチにワーキングホリデー(ワーホリ)で来ているさめと申します。

自分用の記録と、今後ワーホリを志す誰かをほんの少しでも支えられればと思いnoteを始めることにしました。
拙い文章も多いかとは思いますが、お付き合いいただけますと幸いです。

では早速、日本出国の話から始めていきたいと思います!



0.そもそもなぜワーホリに?

この話はそのうち気が向いたときにもっと詳しく書くつもりですが、少しだけ。

中学生くらいからずっと海外に行くことへの憧れがあり、中3頃ひょんなことから「ワーキングホリデー」という制度の存在を知りました。
といいつつもワーホリのことはそれ以来考えもしない時期が続いていたのですが……。

そして「海外に行きたい!」という思いをエネルギーに、高校時代には海外短期留学プログラムへの参加を決意。
ところが、コロナ禍でキャンセルになってしまい、ますます海外への思いは高まっていきました。

そして昨年、大学のプログラムで遂に念願の海外初渡航。オーストラリアに渡りました。
しかし、自らの英語力不足、更にはオーストラリア特有のアクセントに苦しめられ、苦い思い出となってしまいました。

英語力を上げよう!頑張ろう!と思ったのも束の間、大学で私は学祭委員の活動に勤しんでいました。
なにかに打ち込む経験は楽しかったものの、毎日降りかかる致死量のタスク。時には理不尽な目に遭うことも。遂には心が折れてしまいました。

そんな中思い出したのは、幼稚園年少で知り合い小学校から高校まで同じだった友人に言われた言葉。
「私さ、一年くらい休学して海外ふらふらしてみたいんだよね」
これだ、と思いました。

そしてその中でまた思い出したのが「ワーキングホリデー」。
国によって異なりますが、おおよそ1年ほどある国で休暇を楽しめる制度です。
有効期間内であれば出入国は自由、滞在費を賄うために仕事だって出来ちゃいます。

そんなわけで学祭の仕事に追われつつも徐々に準備を進め、冬にパスポートを更新するとともにNZのワーホリビザを取得。
4月からNZで生活することとなりました。

1.日本出国

2024年4月4日。とうとう出国の日がやってきました。

休学している身ではあるものの、大学に寄らなければいけない用事があったため朝早くに家を出発。
両親は仕事の都合もあり見送りには来ないためここでお別れです。

その日は新歓イベントがあったため、大学に来ていた友人たちに別れを告げた後、コインロッカーに預けた荷物を回収して羽田空港へ向かいます。


日本よさらば~

最初に乗るのはANA運航の 22:30 東京(羽田)→4/5 0:45 上海(浦東) 便です。
クレカの限度額のせいで成田発オークランド行きの直行便が取れず、泣く泣く上海経由便を選択しました。

羽田空港には自動チェックイン機があるので、そこで手続きをしようとしたところ……

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ここではチェックインができないからカウンターへ行け!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

という趣旨の指示が。最初から波乱っぽそうで既に不安です。
※2024年4月初旬時点では、中国だとモバイル航空券が使えず紙の航空券しか使えない(??)ようです。そのためカウンターに行く必要があったものと思われます。正確な情報は航空各社にご確認ください。

ということでカウンターへ。
「NZ入国に必要なビザはお持ちですか?」と死ぬほど確認されました。(中国の方は全く言われなかったの、少し意外かも)
片道航空券だからかもしれません。

カウンターの方がChristchurchを読めない・ワーホリビザの概念を分かっていない・Air NZのチェックインが羽田でできるかと思いきやできない、といった些細なアクシデント(?)はあったものの無事突破です。
※中国入国用にeチケットのコピーを、NZの語学学校への提出用にe-visaのコピーを用意していたのですが、ここでも大活躍でした!重要書類は是非印刷して持っていきましょう。

余裕をもって出国審査を完了、ゆったりとゲート前で待ちます。
ところが……前のバンクーバー行きの便がいつまで経っても出発しません。一人行方不明なようで、何度も何度もアナウンスがあったのですが出てくる気配はなし。
そんなわけでゲートが変更に。間に合わないのでは!?と慌ててめちゃくちゃ走りました……。(着いた時には既に結構人がいたので、もっと前にアナウンスされていたのかもしれません。空港でのアナウンスや掲示板には注意を払わないとだめですね……)

とはいえ、無事に上海・浦東行きの便へ搭乗完了。
ほぼ定刻通りに、私たちを乗せた飛行機は真夜中の空へと飛び立ちました。

機内食はチキン南蛮。
タルタルソース苦手だけどちゃんと食べたよ。

2.中国入国~出国

飛行機は多少遅れたものの無事中国・浦東空港へ到着。
トランジットビザ免除の手続きを取らなければいけないということで不安だった入国審査もスムーズに完了しました。(入国の流れはこのあと貼る別記事をご覧ください!)

午前2時過ぎに到着ロビーに出ました。実に一か月ぶりの中国です。(中国観光記もそのうち出します!)
本来なら上海を観光して回りたいところですが、深夜でヘトヘト、大量の荷物、……という具合で気が向かず結局ずっと空港で休んでいました。(結果的にはここで休んでおいて本当によかったのですが)

朝ごはんはマック。
がっつり食べる気が起きず軽めに。

朝が来たところで3階・出発ロビーへ移動。
座って英単語アプリなどで時間をつぶしていたところ、隣に座っていた女性が話しかけてきました。

「Something annoys me……」
「???????」※聞き取れてはいるのだが、余りに意味不明すぎて内容が理解できていない表情をしている
「‘”%#’$&&#(’#!’$!’()$PB!'()=$!!’(”#(!」※中国語
「Sorry, I can't understand Chinese...…」
「Oh, are you Japanese? I thought you are Chinese.」

私のリスニング力がなさすぎること、女性の英語の中国語訛りが強かったこと、そして何より内容があまりにも意味不明すぎたことから全然理解できなかったのですが、女性は滔々と(おそらく)以下のようなことを語ってきました。

・何かが私をいらいらさせている。
・いつからかはわからないくらい、ずっと。
・なぜなのかは知らない。
・ずっと深い深い悲しみの淵にいる。
・ずっと孤独な感じがしている。
・しんどい。本当にしんどい。

私が反応に困って何も言えず固まっていたら、女性は黙りこくってどこかへ行ってしまいました。
ちなみに荷物は何も持っていませんでした。

女性がいなくなった後、早めの昼ご飯
友人に「NZにいるのにうどん食うな」と言われましたが、うどんじゃなくてジャージャー麵だしそもそもこの時点ではまだ中国。

この女性に限りませんが、日本人と中国人というのは勘違いされやすいもの。そりゃあ見た目からはほとんどわかりませんからね。

搭乗手続きの際には、
NZ航空の人「去哪里?去哪里??去哪里???」※中国語で「どこ行くの?」
わたし「お、おーくらんど……(察してくれ)」
というような具合でした。

実は浦東空港内には小さな博物館があります。
この時は時計の展覧会をやっていました。

無事出国して、NZへ出発!


……のはずでした。

3.中国脱出~NZ入国

ということで、上に引用したnoteの通り搭乗便が欠航しました
理由は「飛行機が混みあっていて中国~日本の空路が閉鎖されてしまい、離陸許可が下りない」(?????)かららしいですが、結局よくわからないままです。

仕方ないので語学学校、ホームステイ先、エージェントに慌てて連絡。
ホームステイ先はメールを見ない人たちなのでどうしよう……と思っていたのですが、よく考えたら電話番号を知っていたのでSMSで解決。
国際SMSは料金がかかってしまうので、ホストマザーの提案もありWhatsAppでやり取りをしました。(隣に座っていた女性が使いかたを教えてくださりました。重ね重ねありがとうございました)

またエージェントとも連絡がすぐに通じました。
しかし語学学校はあらゆる連絡先に連絡したものの一向に返信が来ず、不安になりました……。(のちにちゃんと確認してくれていたことが分かりました。それなら返信してくれてもよかったと思うのですが……。)

ホテルに移動、バイキング形式のごはんにお風呂にベッドに、とゆっくり過ごしました。
シャワーを浴びられたしぐっすり眠れたので結果オーライです。

朝ごはん。食べかけの写真しかなくてごめんなさい。

フロントに翌日の出発時刻を聞いたのですが、「まだ何も情報がない」「分かったら電話する」「電話出なかったらどうするって?その時は部屋めっちゃノックするから!」と言われ本当に大丈夫なのか……?と思っていたところで電話が来ました。初めての英語での電話、不安でしかなかったですが乗り切れてよかったです。

最後の晩餐ならぬ昼食?とひやひやしつつ食べたエッグタルト(先月食べ損ねた)。
美味しかったです。
多分お砂糖が入っているので甘いです。

不安要素はあったものの無事中国を再出国、今度こそNZへ向かいます。
隣の方はさすがに変わってしまいました。

リスニング能力がないため英語かつNZ訛りかつ音量が小さいアナウンスを聞き取れず、隣の方に聞いたことがきっかけでいろいろお話しすることができました。

今は客室乗務員をされているそうなのですが、10年以上前にオーストラリアでワーホリをされていたそうで、さらにはNZにはもう10年ほど住んでいるらしくいろんなことを教えていただきました。また日本好きでもあるそうで、ちょうど1週間ほど前に親御さんと一緒に観光に来られたらしく写真を見せていただきました。
でもLINEの交換を求められたのだけナンパみたいでちょっと怖かったですが()

機内食その1、選択肢は鳥か豚だった気がする
日本語発見!
画像ブレブレだけどポテチ。
中国のオレオ。直感的にはオリオな漢字。
機内食その2、卵かヌードルだった

ついにNZへの入国。日本のパスポート保持者は自動ゲートを使えるため一瞬です!

これは入国前のゲート

でも問題はこの後の検疫&税関。NZは農業が盛んなこともあり、非常に検査が厳しいため戦々恐々としつつ向かいます。

私は日本からインスタントみそ汁・わさびふりかけ・鮭ふりかけ・せんべい・キットカット抹茶味を持ち込んでいたため申告の必要がありました。(食べ物を持っているだけで申告が必要なのです!)

インスタントみそ汁・わさびふりかけは野菜等にあたりかねないのでは?と思いチェックしていたのですが、「Japanese miso soup」「wasabi rice seasoning」と伝えたところそんなんどうでもええわというような感じで通されました。(wasabiって通じるんですね。びっくり)

一方問題になったのは「salmon rice seasoning」こと鮭ふりかけ。
エージェントの方から厳密には動物性食品にあたると言われチェックして出したところ、最初に話した方とは別に更なる検査が必要になってしまいました。
ということで検査に出したところ、「こんなんええわ!」という感じで秒で検査が終了。

無事通過してよかったですが、本当にひやひやしました。
NZに食品は持ち込まないに越したことはないですね。
申告漏れは即金で400NZドルの罰金ということでアナウンスにも隣の方にも散々気をつけろ!と言われ、道中には大量のごみ箱 with 「申告するか捨てろ、さもなければ400ドル!」という趣旨の張り紙がありました。

ちなみに、私は偶然2番目くらいに並べたので早く検査が終わりましたが、対応していらっしゃるスタッフの数が少なく、でもやってくる人は多く、といった具合ですぐに長蛇の列ができていたので乗り継ぎがある方は時間には余裕を持ちましょう。

税関・検疫を終え外に出て歩いていたら、欠航になった便で隣になった女性とすれ違って「国内線ターミナル場所分かる?」と気遣われました。
つくづく、人に恵まれたなあと思います。

4.ついにクライストチャーチへ

1日遅れにはなりましたが、ついに最終目的地・クライストチャーチへ向かいます。

オークランド国際空港では国際線と国内線のターミナルの間が徒歩10分ほど離れているのですが、Air NZの場合規定時間前であれば国際線ターミナルから国内線の荷物を預けられるということで早速預けました。

また、空港内のSparkの店舗でSIMカードを購入。これでNZの電話番号ゲットです。入国前の免税店内にも実は店舗があるそうで、そちらの方が安かったらしいです。惜しいことをしてしまいました。

国際線ターミナルと国内線ターミナルの間にはシャトルバスが走っているのですが、折角なので歩いて行ってみることにしました。

体感10分ないくらい。

国内線ターミナル内には鳥がたくさん!
日本だったらあり得ない光景に、のどかな国だなあという感じがします。

名前知ってる方いたら教えてください~

しばらく鳥を眺めたあと、いざ搭乗、ということで保安検査に向かったのですがなんと搭乗券の提示を求められませんでした!
飛行機に乗らない人も保安検査を抜けてこれてしまう気がするのですが、良いのでしょうか……?
また、荷物受取は保安検査エリアの外ということでこれもまた心配です。

そんな話はさておき無事出発。
疲れすぎて眠っているうちに出発していました!

気づいたら窓の外は空
機内で貰ったクッキー。不思議な食感だった。

1時間半ほどのあっという間のフライト。定刻通りにクライストチャーチへ到着です。

1日遅れてしまいましたが、空港でホストファザーと無事合流しいよいよNZ生活の始まりです。



というわけで最初から波乱だらけなワーホリ生活ですが、このあとも1週間に1回以上は更新できたらな、と思っています!
どうぞ暖かくお見守りください。

さめ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?