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カンボジアのお正月2022

今年は、4/14の朝10:00に緑の女神さまが虎とともにクメールの土地に降りてくるという。
緑はSambor Villageを象徴する色であり、虎はコンポントムのシンボル「虎に打ち勝つ象」の準主役。ということで、今年はしっかりお迎えします。
私は降りて来られる当該時間にサンボー・プレイ・クックの遺跡にいる予定だったので、私は遺跡で、スタッフはホテルでそれぞれ新年の祈りを捧げます。と思っていたら、思いがけぬ息子の采配(わがまま)によって、朝番のメンバーと一緒にお祈りすることになりました。

お客様への朝食のセットアップが済んだ後、いつもホテルを見守ってくれているブッダ様を囲む祭壇を女性チームが手際良くセットアップしてくれました。今年の女神さまは黒胡麻がお好きということで、コンポントムでお世話になっているクイ族の皆さんから購入した黒胡麻(今年は希少!)をお供えします。
つくづくと今年の女神さまはコンポントムとのご縁が深い気が(勝手に)。

祭壇の前に並んで、お線香をそれぞれ持って新しい年に祈りを向ける。

掌にお線香を挟んで祈る

この大地に生きるいのち、
この場所に生き、はたらく人たち、
この場所を訪れる人たち、
そして、その先に広がるこの世界のたくさんの人が、こころから安らぎ、内側から満たされ、「ああ、今日もよい1日を、よく生きた」とかみしめる日々が何度も訪れる1年になります。

昨日から密かにしていたイメトレ通り。
心の中で祈る。

2021のクメール正月は、州間移動の移動ができない状況下で、なんとかできることを模索して、冷凍ソースの販売などをしていた。
ザ・お正月の三ヶ日はスタッフにお休みを出し、息子と2人だけで見よう見まねで果物やジュース、お線香を用意してデヴァターさま(女神さま)を迎えたんだった。

息子がいてくれたからまだ気持ちを奮っていたけれど、ホテルの庭が広くて、そこに乾季の風が舞わせた落ち葉がパラパラ落ちてきて、それを掃くとき、無性に切なかったのをふと思い出した。

その切ないお正月から1年。
こうやって誰かと並んで女神さまを迎えられること、その誰かがチームの仲間であることが改めてうれしい。

誰しもいいときも、悪いときもある。
チームもガチッと揺るがず噛み合う時もあれば、バランスが悪いときももちろんある。

でも、お供えの前に並んで、左右の肩の先に仲間の気配を感じながら、
このチームは今年、もっと強くなる。
いろんなことを乗り越える。
新しい境地をつくる。
そんなチームになる。
という思いが内側から湧いてきた。

ありがたい。
ただただ、ありがたい。
きっとたぶん、もう緑の女神さまのおかげ!

お祈りのあとは、緑のデバターさまから預かったよ〜とみんなにお年玉を渡してエナジーチャージ!(ささやかだけどね!)

緑のデバターさま、お正月初日、すでにありがとうございました😊
そして、あと364日も何とぞお見守りください!

2022.4.14
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