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NHK党 立花孝志 と 報道ステーション

2022年参議院議員選挙の公示が間近に迫った06月16日、9つの国政政党の党首が出演した テレビ朝日 報道ステーション、そこにはNHK党 立花孝志氏の姿もあった。各党党首が番組の用意したテーマに沿って発言を行う中、立花孝志氏は途中退場となってしまった。
放送中に立花孝志氏から発言された内容も相まって、この件は瞬く間にSNS等で大きな話題となり「言論統制」「言論抑圧」「洗脳装置」「放送事故」等として取り上げられた。

本記事では、途中退場の事態となった テレビ朝日 報道ステーション が放送される以前からの成り行きも含め、今回の騒動の詳細をまとめて紹介する。

本記事は、2022年06月18日に公開したものです。
事態の進展に伴い、2022年06月24日に追記更新を致しました。追記は、章題「テレビ朝日と大越健介氏を提訴」以下です。
東京地裁での一審判決に伴い、2023年08月31日に追記更新を致しました。追記は、章題「司法の判断」以下です。


東谷義和氏(ガーシー)発、綾野剛氏の淫行疑惑

そもそもの発端

暴露系Youtuberこと東谷義和氏が暴露をしたことに事を発する「綾野剛氏の淫行疑惑」。この件は、すでに多くの方が知るところなのでその詳細は割愛するが、この話にNHK党 立花孝志氏が便乗し炎上商法を展開していることが尾を引いている。

YoutubeやSNS等での東谷義和氏の人気もあり、初めてその暴露話が出されてから約3ヶ月が経過した今もその話題は一部で盛り上がり続けている。
この話が長期間にわたり取り上げられ続ける一因となっているのが、NHK党 立花孝志氏の活動である。「参院選の政見放送で追及する」「党首討論の場で発表する」など、東谷義和氏の参院選比例代表への擁立が決定した後、この話題がNHK党の一丁目一番地だと言わんばかりに今も執着し続けている。

公選法違反の疑いも

テレビ朝日 報道ステーションの騒動より2日前、06月14日に東京渋谷では「ガーシーゲリラ街宣」なるものが敢行された。

これに対し、すぐさまSNSでは公選法違反や名誉毀損の疑いについての指摘が飛んだ。連絡を受けたNHK党 党首である 立花孝志氏は以下のようにコメントをした。

しかし、これを行ったのはNHK党 幹事長である黒川敦彦氏であった。
(下記Twitter投稿は、上記の立花孝志氏の約5時間前)

党幹事長である黒川敦彦氏が敢行し、乗りつけられた選挙カーには「NHK党」と大きく書かれ、党首自身の写真までプリントされている。
そしてその数時間後の深夜、日本時間で日付が変わって少しして東谷義和氏も反応を見せる。

それからしばらくして、立花孝志氏の上記のツイートは消されたのである。
(東谷義和氏のツイートはそのまま)
この騒動、立花孝志氏や東谷義和氏へ指摘や批判が飛んだことは言うまでもないが、この件についての釈明などは3日経った06月17日現在ではまだ行われていない。また、この「ガーシーゲリラ街宣」については下記のような画像も作成され波紋を呼んでいる。

製作者不明

テレビ出演の前に、立花孝志氏

さらに06月15日の時点で立花孝志氏は、2日後の テレビ朝日の生放送(報道ステーション)で発言する内容を以下のように予告している。

翌16日(15日深夜)にも同様の内容をさらに詳しく予告している。

このような状況のまま、収録日当日を迎えることとなった。

迎えた収録当日、テレビ朝日 報道ステーション

放送内での立花孝志氏の実際の発言

実際に、テレビ朝日 報道ステーション(生放送)で立花孝志氏から語られた内容は下記の通りである。
太文字は立花孝志氏の発言そのまま。()内は司会の大越健介氏の発言。

テレビをご覧の皆さん、テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています。
本日お昼過ぎ、テレビ朝日のプロデューサーの方から手紙を頂戴しました。このお手紙には、テーマから逸脱する発言は控えていただくようお願い致します。
(はい。)万が一、そのような発言があった場合は、然るべく対応をさせていただく場合もあると(その通りです。)ご承知置きください。
※以下は立花孝志氏と大越健介氏の発言が同時となった
で、これについて、電話を差し上げたところ、スタジオから追い出されますと言われましたので、追い出される前に、
(はい。立花さん今の発言は討論のテーマに沿ったものとは、仰る通り認められません。発言を止めてください。)
自ら帰りますので、Youtubeで私の発言をさせていただきます。
(いや、発言を止めていただきましょう。趣旨に則った発言をしてください。)
はい、あのう、政治家の発言をテレビ局の方が事前にあれをするなこれをするなというような介入はやはり恐怖を感じます。
(今は国の安全保障の話をしています。申し訳ありません、その発言は認められませんので、ここで打ち切らせていただきます。)
はい。ありがとうございました。

そうして、立花孝志氏の姿は画面から消えたのである。

退出後の立花孝志氏

立花孝志氏は退出後、車で帰宅する途中に”事前に届けられた手紙”をTwitterで公開した。

書面には討論のテーマとして、

①日本の安全を守る体制について
②物価高などの日本国内の暮らしへの影響について

と記されている。
また、帰宅途中で立花孝志氏は「他の党(国民民主党 代表 玉木雄一郎氏)に聞いても、そんなものは来ていないと言われた」と発言。
さらに、その後すぐに立花孝志氏は”放送内で語る予定だった”とされる内容を自身のYoutubeで公開した。

動画の中での立花孝志氏の言い分によると、テーマに寄せた語り出しで話をはじめたようであるが、話が進むと予告通り「綾野剛氏の淫行疑惑」へと内容は移っていったようだ。
(詳しく知りたい方は該当動画をご覧ください。)

これが テレビ朝日 報道ステーション が放送され、退出劇が起こるまでの一連の流れと、その前後の出来事である。

先走るスポーツ新聞と、週刊女性PRIME

先走ったスポーツ新聞

報道ステーション放送中の立花孝志氏退出から間もなく、退出した事実を我先にとリリースしたスポーツ新聞WEB版があった。
まず1つは、「スポニチWEB版」である。

立花孝志氏の退出があってすぐに出た記事であったため、立花孝志氏の語った内容の要約と、退出となった事実が簡潔にまとめられた記事となった。
しかし、この騒動に最初に火を着けたこの記事には、肝心の「綾野剛氏の淫行疑惑」と、それに関する前後の立花孝志氏の言動には触れられておらず、多くの人々が事の経緯の詳細を知らぬまま「途中退出」の事実のみが広がり、と同時に「言論統制」「言論抑圧」「洗脳装置」「放送事故」という単語がTwitterをはじめSNSを走り出したのである。

少し遅れて他紙の記事もリリースされ、東スポなどにも「綾野剛氏の淫行疑惑」が関係していることが記載された。

が、時すでに遅し、すでに前の情報を得てしまった人々の多くはその点に目を向けず、気付かず、「言論統制」「言論抑圧」「洗脳装置」「放送事故」という言葉だけが独り歩きを始めてしまっていたのだ。

経緯を辿った週刊女性PRIME

一夜明け、06月17日の朝になって「週刊女性PRIME」がこの退出劇を紐解いた記事をリリースした。

この記事が徐々に広まり始め、立花孝志氏を称賛する声が多かったSNSの中でも、騒動の退出劇の真相を理解する人々が増えていくのと同時に、立花孝志氏を批判する人々も増えていくこととなった。

成り行きを知る者、知らない者

一連のまとめ

ここで、立花孝志氏の予告を含む言動と、テレビ朝日 報道ステーション の一連の動きを簡潔にまとめてみよう。(下記は提訴前まで)

▼ 立花孝志氏(出演前)
・東谷義和氏に便乗し、以前から「綾野剛氏の淫行疑惑」を話題に。
・その件で芸能事務所 トライストーンから警告を受けている。
・「綾野剛氏の淫行疑惑」をテレビ出演や政見放送で流すと数度予告。
・報道ステーションでも流すと予告

▼ テレビ朝日 報道ステーション(放送前)
・番組のテーマは以下であると伝える
 ①日本の安全を守る体制について
 ②物価高などの日本国内の暮らしへの影響について
・テーマに沿わない発言をする場合は退出措置をとる。

▼ 放送中・放送後
・他党党首の中で、テーマに沿わない発言をした人物はいない。
・立花孝志氏は、放送中に報道ステーション側の事前対応を批判。
・立花孝志氏が途中退出となる。
・立花孝志氏は、自身のYoutubeで「綾野剛氏の淫行疑惑」についてどのように流す予定だったかを公開。

TwitterをはじめSNS等で話題となっているのは、「言論統制」「言論抑圧」「洗脳装置」「放送事故」といった点だが、本質は「綾野剛氏の淫行疑惑」についての話をあの場でさせることが妥当であったかどうか。である。

立花孝志氏を称賛した人々

さて、ここまで一連の事実を並べてみたが、本質である「綾野剛氏の淫行疑惑」の話を放送で流すことが目的であったことを知らぬまま、立花孝志氏を称賛する声が国会議員や著名人からも挙がっている。

▽ 和田政宗 参議院議員
下記のツイートで和田政宗氏が引用している「スポーツ報知」の記事は、17日の朝06時40分頃(放送の翌朝)リリースのものだが、上述した「スポニチ」同様、背景にある「綾野剛氏の淫行疑惑」の件には触れられていない。

▽ 上念司氏 経済評論家
下記のツイートで引用されているのは、上記 和田政宗氏と同じ「スポーツ報知」の記事である。

上記両名が引用した「スポーツ報知」の記事はこちら。

ここでは特に名の知れたお二人をご紹介したが、背景に「綾野剛氏の淫行疑惑」の件があることを知らずに立花孝志氏を称賛した人々は多い。そういった方々は、本記事をご覧になられた後でも同じ評価を立花孝志氏に贈るだろうか。

名誉毀損と命の重さ

「綾野剛氏の淫行疑惑」に限らず、東谷義和氏の暴露話については以前から名誉毀損の疑いが指摘されている。
名誉毀損は誹謗中傷と並び、特定個人を傷付ける悪質なものとして昨今は認知が広がってきている。立花孝志氏も、2020年10月頃には「誹謗中傷を無くす」としてそのような活動を一定期間行っていた経緯がある。(発信者開示請求はビジネスになるといった旨の発言を残したが)また、その数か月前に行われていた2020年06月の東京都知事選挙と東京都議補選では、マスクブラで批判の的となった新藤加菜氏を擁護するため、先般話題となっていた”木村花”さんの名前を出し、「あなたのこのような書き込みで、【第二の木村花さん】を生み出してしまうとは考えないのですか?新藤かなは、強がっていても、まだ27歳なんですよ!」という書き込みをTwitterで連打していたこともある。

立花孝志氏も、カタチだけとは言え誹謗中傷や名誉毀損と戦う姿勢を見せたことがあるのだが、東谷義和氏に便乗を始めてからは、そのような影すら見当たらなくなってしまった。

もし仮に、東谷義和氏の暴露が引鉄となって不幸なことが起こってしまった場合、立花孝志氏はどのように釈明するのだろうか。そして、今立花孝志氏を称賛している人々は、どんな言葉を発するのだろう。

2022年05月23日、立花孝志氏は東谷義和氏によるYoutubeでの暴露芸についてこう語っている。

そして、東谷義和氏は参院選出馬会見でこんなセリフを残した。

嘘の正義より真実の悪

立花孝志氏もこのセリフを気に入ったようだが、果たして「嘘の正義」とは一体何のことなのだろうか。

そして06月17日の夕刻、立花孝志氏は テレビ朝日と大越健介氏を訴えると発表した。

以下は、2022年06月24日に追記したものです。

テレビ朝日 と 大越健介氏 を 提訴

提訴発表記者会見、立花孝志氏

06月20日に行われた提訴記者会見の内容をまとめると以下の通りだ。

事実
・東京地方裁判所に、テレビ朝日と大越健介氏を提訴。
・原告はNHK党 及び 立花孝志氏。
・表現の自由 政治活動の自由を侵害するものであることへの民事訴訟 損害賠償請求。
・代理人は、福永活也弁護士、村岡徹也弁護士の2名
・会見時点で訴状の公開はされていない。

会見での発言
・テレビ朝日からの手紙に恐怖を感じた。
・報道ステーション放送当日に、討論テーマと、テーマに沿った発言をお願いする内容の手紙が届いた。
・手紙の後に電話での説明を受け「用意した原稿を事前に確認してもらえるか」と質問。テレビ朝日側は「検閲に当たるのでできない」と回答。
・スタジオに到着した後、手紙の内容を(放送で)話したいと交渉したが、テレビ朝日側は「それについてはご容赦ください」と回答。
・新しい原稿が必要になったのでPCの持ち込みは可能かと聞いたところ、不可とされた。
・どうしようかと混乱した。
・放送時刻になったが、手元にあったのは手紙のみだった。
・手紙を基に(放送中は)発言するしかなく、そのまま話し出したところ大越健介氏から制止された。
・制止に気付き、止めるのか話続けるのか葛藤があり、怖かった。
・同行した秘書へは、撮影や録音はしないよう求められていた。
・言ったあとは、自ら出ていかないと追い出される(と思った)。
・冷静に次のテーマに臨める精神状態ではなかった。
どれを言ってはいけないのか理解できなかった
・今回送られてきた手紙の内容自体がこの国の国防を危うくしている。
・自身はテーマに沿った発言をしたつもりであった。
・「テレビは核兵器に勝る武器」「テレビは国民を洗脳する装置」であると発言をしたところ、制止された。
・これについては司法の場で争えるとは思っていなかった。
・福永活也弁護士、村岡徹也弁護士、両弁護士から「訴えないんですか?」「提訴するべきではないですか」と提案の連絡が入った

両弁護士の話、記者との質疑応答は割愛します。詳しくは会見動画をご覧ください。

時系列と、立花孝志氏の発言

ここで、スタジオ退出後の立花孝志氏の発言を基に時系列を整理しよう。

06月14日
・東京渋谷で「ガーシーゲリラ街宣」が行われた。
06月15日
・17時45分、「テレビ朝日の生放送に出演し、綾野剛氏の淫行について言及する」と発言。
06月16日
・02時31分、「あの俳優(綾野剛氏)の17歳元アイドル飲酒の上ホテル連れ込み問題が地上波で暴露される。」と発言。詳細を語る動画を投稿。
・昼頃、例の手紙が立花孝志氏の下へ届く。
・その後、番組プロデューサーと電話をする。
・「テーマに沿った発言でなければ、スタジオから追い出されます。」と言われる。
・21時54分 放送開始、上述 ”放送内での立花孝志氏の実際の発言” となる。
・22時51分(スタジオ退出後)。ここで初めて「テレビ朝日からの言論統制の文章です!」と言って手紙をTwitterと自身の動画で公開。動画内で「生放送中に摘まみ出されるなんてみっともないから、自分から出てきました。」と発言。
・23時40分、同日23時から放送されたTBS News23での放送で、事前収録された自身の話が部分的にカットされていると発言。
・二名の弁護士から「訴えないんですか?」「提訴するべきではないですか」と連絡が入る。
06月17日
・NHK党 及び 立花孝志氏を原告とし、テレビ朝日と大越健介氏を提訴すると発表。
06月20日
・東京地裁へ提訴、記者会見が開かれた。

以上が立花孝志氏の感想や見解を省いた事実のみの経緯である。
手紙を受け取ってから電話で話し、スタジオ入りするまでに少し時間があったはずだが、新たな原稿を用意する気は最初から無かったのだろうか。「みっともないから自分で出てきた。」という当時の心境は、果たして本当に「恐怖」だったのだろうか。

時系列で見た事実と、立花孝志氏の発言を擦り合わせるといくつか疑問点が浮上してくるのだが。

今回の騒動の本当の問題点

騒動の本質がSNS等で話題となった「言論統制」「言論抑圧」「洗脳装置」「放送事故」といった点ではなく、「綾野剛氏の淫行疑惑」に関する話題をテレビ放送で流すことを容認するべきであったかどうかという点であることは上述した通りである。

問題点を簡潔に記すと以下と言ってよいだろう。
・特定個人を名誉毀損する疑いのある内容を事前にテレビ局が止めようとすることは、「政治家の発言のコントロール」に当たるのか。

今後、裁判で審理される争点がどうなるかは現時点ではわからないが、今回の提訴で名を連ねた二人の弁護士は、これまでの立花孝志氏の裁判を幾度も受け持ってきた二人である。今回は果たして、勝つことができるだろうか。

最後に、これは私個人の予想であるが、今回の提訴も含め立花孝志氏の目的は裁判に勝って自身の正当性を勝ち取ることではなく、報道されたり話題にしてもらう炎上商法そのものであるため(特に参院選の最中の今は)、すでに目的は達したのではないだろうか。

以下は、2023年09月01日に追記したものです。

司法の判断

一審 東京地裁

提訴の記者会見から1年と少しが経過した2023年08月31日、東京地裁で一審判決が下され、「番組で事前に予定されたテーマ以外で自由に発言することは許容されず、発言の制止は必要かつ相当な行為。」として棄却された。

関連報道や他情報等によると、裁判では綾野剛氏の名前は出ず、まずは番組中の出来事の正当性が主な争点となったようだ。

同日、判決後に立花孝志氏は自身のYoutubeチャンネルで動画を数本公開し、そのうちの1本では放送前に電話で話したとされる番組プロデューサーとの会話の録音を公開、「大人のおもちゃが写っているので公開できなかった」としたが、その動画で会話相手の電話番号をそのまま公開したことで、SNSでは「また他人の番号を勝手に公開している」「また犬笛(嫌がらせ扇動)か」といった批判の声が一部で上がっている。
(他の動画の内容も合わせ、立花孝志氏の主張は本記事上部で記載した内容と大きな変わりが無いため割愛する。)

また、他の動画ではこの裁判の担当弁護士も登場するなどしたが、この担当弁護士は、(現在の登記上の実質)党首である大津綾香氏が「解任した」と発表した人物である。この裁判では原告が「立花孝志と党(現在の党名は政治家女子48党)」であったはずだが、解任されたはずの弁護士が引き続き担当していることは不可解と言える。党の債務問題で、党や大津綾香氏を訴えている担当弁護士も同じ人物である。

党から解任されたはずの弁護士が、党が原告に入っている裁判の弁護を担当し続け、他方では党と党首を訴え敵に回しているという不思議な現象が起きている。テレビ朝日との裁判ももちろんだが、今後もその他の動向と併せて注視していきたい。

立花孝志氏は、「この裁判は最高裁までもっていく」との発言を残した。


NHK党 立花孝志 と 報道ステーション(続)