それは浪費?必要な経費?

消費術の章

家計を管理する上でまず見直すのは「日々の支出」だと思おいます。

ここで重要になるのが、その支出が「贅沢な費用」いわゆる浪費なのか必要経費なのか。無駄は省きたいと思い見直しを始めても、結局どの支出も必要だと思うことありませんか?その時重要なのは、、

私も、小規模事業者の資金についてアドバイスを行う場合、家計を含めてアドバイスすることもあります。これは、小規模〜零細事業者は代表者の家計と事業資金が一体となって管理されていることもあるからです。

そしてよくあるのが「これは車の費用だから必要」「iphoneは高級品だから贅沢」「子供の塾代は削れない」「将来不安だから保険は必要」「パソコンは動けばいい」「電気代をギリギリまで削りたい」などなどで、なかなかうまく整理できません。
こういった時に大切な考え方が、各費用について「ミニマムな費用」「世間の平均」「節約できる金額の絶対額」「支出の目的・満足度」の3点を考慮しながら検討します。

例えば、車を購入する際、コンパクトな車両であれば30〜80万円で十分利用可能な車両が購入できますし、知り合いなどから譲ってもらえる場合もあります。確かにタイヤなどの消耗品・車検時の費用が多少高額になる恐れもありますが、それでも新車を購入するより経費を抑えることができます(6年乗ることができたら50〜120万円ほどの支出です。)。また重要なのがこれらの費用をできる限り現金で支払うことです。特に中古車のリースは金利が高く設定させてることも多くおすすめできません(年率が2%くらいまではなんとか許せるかな〜)。これが車を購入する際の「ミニマムな費用」となります。
本当に、「お金をギリギリまで節約・何がなんでも貯金が必要なフェーズ」では、このミニマムな費用を基準にして「どこまで車に求めるのか?」を検討しましょう。
また、世間平均はいくらでしょうか?あるサイトには年収の3割〜5割との記載もあります(私的に5割は使いすぎかなと)。これを車を購入する際の世間の平均と考えましょう。この平均を超えた場合は間違いなく贅沢品です。贅沢をしているのですから、他の支出を見直すことになるでしょう。
そして、この車に関する支出は「車を購入」を続ける限り続きます。一度新車で背伸びした車を買うと、その後車のレベルを下げるのは難しいです。このように一度購入すると恒常的に家計を圧迫し続ける支出は検討に検討を重ねて購入してください。
また、よく言われるのが「送り迎えがあるから」「習い事の送り迎えに多人数で利用するから」etc、で大きめな車を購入されることもあるでしょう。
でも、お金が出ることに理由は関係ありません。適正な理由の出費だからと後で誰かが補填してくれることもありませんし。
あくまでも、金額だけでその支出が家計にとって「贅沢品」なのかでご検討ください。

私のおすすめは不人気車種でグレードの高い中古車(3〜6年落ち)の購入です。
私自身、トヨタマークエックスの7年落ちを130万円で購入し5年が経ちました。そんなに車に興味があることもなかったのでこれにしましたが満足しています。プリウスも魅力的でしたが高速も多く利用するので、高速で少し楽な車種にしました。なのでミニマムな出費よりは払ってますね!

なお安い車両を購入するメリットの一つとして、車両保険を思い切って外せる!ということもあります。高額な車を購入すると「事故した時に廃車にして新しい車両の購入」は難しいでしょう。私は、この車両保険を外せる金額を「自身が購入する車両の上限価格」としています。だいたい200万円くらいです。参考にされてください。


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