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車椅子は楽じゃない

読者の皆さんこんにちはSAMです。
今回はタイトル通り、車椅子は楽じゃないということを皆さんに知っていただきたく、記事にしてみました。ラジオを聴いているような感覚で読んでいただければと思います。
さて本題ですが、子供の頃からよく言われたんですよね「車椅子って座ったまま移動出来るから楽そうだね」と。
友人、家族など含めて周り人たちに、必ず1回は言われた記憶があります。
確かに、余程の怪我や病気にならない限り、車椅子に乗る機会というのは、めったにありません。なのでそう感じてしまうのは無理もないと思います。
でも、生まれた時から車椅子を使っている私からすれば「普通に歩いたほうが楽だ」と感じることのほうが多いのです。
そう感じる理由の1つ目は、ちょっとした段差が越えられないことです。
病院やスーパーマーケットに置かれてるような一般的なものでは3㎝以上の段差は超えることができません。すぐに前の小さいタイヤが引っかかってしまうので、わざわざ後ろ向きに進んで横断歩道を渡ったりすることもあります。前後左右タイヤが太くて大きいタイプのものもありますが、家の車に積めない。また、細い道を通れないなど、それぞれに難点があります。
2つ目は、暑さ寒さをうまくしのげないことです。
特に最近は、最高気温が40℃近い日が毎回のように続いています。そんな日に出掛けようものなら、熱中症にならないように,健常者以上に注意が必要になります。というのも、車いすの通気性が良くないんですね。冬は保温性がありそこそこ温かいのですが、夏は蒸れて汗疹などが出来やすくなるので、とてもしんどいのです。それに加えて、車いすの下に敷く専用のクッションがあるのですが、通気性が悪いうえに黒色なので、ご丁寧に熱を吸収してくれるわけです。(どの業者のパンフレットをみても大抵黒かそれに近い色です)
ね!?…いつ、熱中症になってもおかしくないでしょ!?
ちなみに、車椅子には当然ですが屋根も窓も無いので、夏の直射日光も冬の猛吹雪も容赦なくこちらを攻めてきます。どうですか?車椅子って楽じゃないでしょ?
というわけで、ここまで「車椅子は楽じゃない」ということをお話してきました。
それでも車椅子のほうが楽だと感じたそこの貴方…分かりました。私の車椅子とあなたの健康な身体を交換しませんか?(苦笑)



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