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何か変えたくなるのは、自分にまだ期待しているからかなぁ

こんばんは。関西で銀行員をしているふつうのOLです。誰に宛てたわけでもない話ですが初めてnote を書きました。

2019年に入った頃、京都BALの店内を下っていった丸善で、資格試験の参考書の前でもなく、大好きな旅行本が並べられた場所でもなく、文房具コーナーに立っていた私は、なんとなあく目にはいった、ティファニーブルー色したとびきり爽やかなノートカバーの前から動けなくなった。

べつに文章を書くお仕事をしているわけでもないし、到底この分厚いノートカバーを働かせてあげられるような予定もとくになかったのだけど、目が離せなくなってしまった。
そして、結局3千円も出して(ノートカバーの相場はわからないけど、高くないですか。)買ってしまったのです。

こういう、いるかいらないかわからないもの、に出会ったとき、私は えいやあ!っ とたまにほんとうにケセラセラの歌詞のごとく手に入れてしまうことがある。お金で解決できるものなんかは特に。だからお金がたまらないんだなあ。
休みがもったいないからって、3人女子旅の石垣島をひとりで前乗りしたこともあるし、まだ習ってもないのに3万のギターを弾いてみたくて買ったし、行く予定のない旅行誌を買ってみたりもする。
とても勢いで選んでしまって、なんだか考えなしで短絡的な人間なようだけど、私はどちらかというと優柔不断、石橋はたたいてたたいて渡ってきた人間だ。

専門的なことを学んでみたいな、とか、習い事を始めてみようかな、だとか、大きなことから小さなことまでをこれまで、ちょっとした自分なりの冒険心に思いを寄せて、考えて、めちゃくちゃ時間をかけて悩んで、そして終わり。なにもしない、という不毛な時間をくりかえす、わりとその方が多かった。もちろんやってみたこともあるにはある。

今までやってみたいことがあって、挑戦してみたいこともたくさんあったはずなのだけど、その時その時の「今」の環境を、変えてまでしてみるという選択のチカラがなかったなぁと思う。あと、「今」に満足していたというよりも、この生活が物足りないかもしれないという疑問を持つことも少なかった。

さて、私はなぜ文房具コーナーにいたかというと、新しいノートが欲しかったからだった。

2018年を締めくくる大晦日、大学時代から定期的に会っている友人とお茶をしていた。いちごのケーキを食べながら、「自分の感じたことを文字に書くこと」ってほんとうにいいよね、という話になった。

友人は最近、自分が読んだ本を一言感想つきでInstagramに投稿することを日課にしていた。ちなみにこの友人は自立したいから、と実家から徒歩10分の場所で一人暮らしもはじめて、全部自費だから生活が厳しいらしい。でも、めちゃくちゃ生きている実感がでてきたらしい。なんだかちょっとおもしろい。日課といっても、私はその一言にこめられた友人の感性が好きで更新を楽しみにしているのに、とっても気ままなのでもう3週間は更新されてない。

感じたことを書くことについて話したのは、「2019年の目標はなに?」という会話からで、切り出したのは私だった。年をまたいだからといって実の生活は変わらなく続くんだけど、こんなにわかりやすく一区切りできる理由があるときにかこつけて、目標を考えておくのって、こんなにいいタイミングはないじゃない。

何気ない会話で目標を口にするのも、それはそれでいいんだけど、友人の本の投稿のように、書くことで思い出せることがあるからいい、という話になって、(学生時代の部活のノートなんかも、後からアドバイスなどを振り返ることができてとっても効果的だった)そして、人に言うことで現実味が増すかもということで、お互い帰ったら紙に書きだして発表しあおうね、という約束をして三条烏丸でバイバイした。

そして私は年始から丸善でノートを買って、家に帰って2018年の振り返りを書いた。2019年の目標もまとめた。できるだけ具体的に。

そして今、それを書いてもう4ヶ月も経つんだけど、たまにこのノートを開いたときに、どうしても、はっとしてしまう。忙しく過ぎてる生活でもう忘れてしまっていることがやっぱりある。
現実的なことから、けっこう生活が変化ししてまいそうな目標まで、十数個羅列されているんだけど、何度見てもやっぱりやり遂げたいことだなって再確認してしまう。
そしていつも一番感じるのは、私ってあの頃、「今」を変えたい、と結構思ってたんだなぁ。ということ。 だ。

そして今は少しずつだけど、年始に書いた目標にとりくむことができている私に、なんだか希望が持ててる。
だからやっぱり書いてみることは良かったんだ。と、思える。特に優柔不断で考え込んじゃうような私にとっては。

優柔不断だからこその、えいやぁ!は、ほとんど、なるようになれ!!!の気持ちだな。(あれ、結局考えなしなのかな。)でも、なんとなく今とは少し違う未来を期待して、選択してるんだと思う。そして、そうやって未来変われ!まぁなんとかなる!って動くときがいっちばん楽しい!
優柔不断でいっぱい考えちゃう私のこと、あんまり嫌いじゃなくって。だけど、優柔不断な結果けっきょくできなかった私のことはわりと嫌いで。
だから、これからは悩んで悩んでもなにかしらの行動に移せるようになればいいな。と思う。そのプロセスとして書くことを続けられたらな。

せっかくだから、目標を書いたノートは、教えてもらった面白いことだったりとか、日記みたいなのをメモするみたいに使っているのだけど、このノートにはあの一目惚れのケセラセラノートカバーをつけてます。迷ったけど、買ってよかった〜〜(開けるたびにワクワクがとまらないから凄くいい。)

こうやって書いてみたのは、紙に書く自分本位なものだけじゃなくて、ちゃんとじぶんの思いや価値観を、一旦しっかり噛み砕いて整理したくなったから。
あとこういうツールを通してわたしとは全くちがった人のいろんな価値観に触れて吸収したいなあ

いつか振り返る日々が楽しかったり、辛くても、恥ずかしくても、懐かしめるものであるように。
これからも素直に。そして、書こう。

#初投稿 #コラム #エッセイ #書くこと