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忘れられない言葉

高校の先生から頂いた忘れられない言葉がある。

吉田松陰の「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」という言葉とともに、夢を語り大切に、と。

吉田松陰は武士であり、思想家であり、教育者であった。

「あなたは、何のために学問をするのか? そして、何をなそうとするのか?」と、松陰は入門を請いに来た若者に問いかけたそうだ。

彼は、「人曰く」でなく「自分はどう考えたらいいか、どう思うか、どう生きて行くか」という自身の問題に焦点を当て勉強することを学問だと考えていた。

少々自己中心的な性格だった私に、先生は肯定的な言葉をくれたのだと思う。

最近、ある挑戦をした。始まりの一歩を踏み出せそうだ。

そして先日、母校へ教頭になられた先生に会いに行った。また先生に夢を語れてとても嬉しかった。

短い時間ではあるが、当時の話をしているうちに、先生は私の考えに反対の意見を出していなかったことを思い出した。(いくら私がイレギュラーなことを考えていてもだ。)

吉田松陰をもう一度調べた際、「良い家庭」という思想を見つけた。親の奮闘する姿を胸にやきつけ魂へ呼びかける力を持つ、裕福さや社会的地位に関係ない「良い家庭」を指している。

この「家庭」は、学習環境にも置き換えられるのではないだろうか。
私の周りにいる人たちはとても素晴らしい人たちだ。努力を怠ることなく、寛容に受け入れてくれる。そして困った時には、教えてくれ、考えを肯定できるよう助けてくれる。友人にも先生にも恵まれた環境に居たのだと振り返った。

未熟で怠惰な私を見捨てずにいてくれたことに感謝しつつ、これからの人生に挑戦していきたい。

まだ成功はしていないが、夢はある。いつか良い報告ができることを待っていていただきたい。

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