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みんなは芸能人になりたくないの?

先日V6が解散を発表しましたね。
私は特別ファンということはないのですが、子供の頃見ていた『ウルトラマンティガ 』の主人公を長野博さんが演じていたことで、長野さんに対してなんとなく漠然と憧れみたいなものを感じていました。
今回はそんな憧れの長野さんに対する、私の小学校の頃のお話です。

小学校の授業で大きくなったらやりたい事を書いてみましょう、という作文がありました。
当時の憧れの人、長野さんに会いたい!と思い、そのことを書こうと思ったのですが、当時の私は素直ではなかったと言うか、子供のわりに変なところで頭が良いというか。
芸能人になりたいや、ウルトラマンになりたい、出たいと書けば可愛げのある子供なのですが、そんなこと書いたら発表した時にバカにされると思ってしまったのです。

そこで私は小さな頭で考えた末に、別に芸能人として一緒にお仕事しなくてもいいわけだ!と、思いつきました。
そして私はその作文には「大きくなったら長野博さんとお話、インタビューしてみたい」と書きました。

私はこれなら大丈夫だと自信を持って提出したわけですが、その後の周りからの反応は、思い描いていたものとは違っていました。

もう子供の頃なので記憶が曖昧ですが、発表した際に「お話してどうするの?」「どうやって会いに行くの」「なんか変なの」といったようなことが周りのお友達から返ってきました。

今にして思えば、周りのお友達もきっと大したことは書いてないし、その言葉をそっくりそのまま返せる内容を発表していると思うのですが、当時の私は少し落ち込みました。
芸能人に会いたいって思ったらいけないの⁉︎って。


繊細な時期にそんな事を言われた私ですが、それからも芸能人になりたいという事を密かに思い続けて、少しずつ大きくなりました。
常に「学校のみんなは、芸能人になりたくないの?」という事を思いながら。

結局芸能人になりたいという夢を抱いたまま、特に努力もせずにただオトナになってしまいましたが。

私がこのnoteで凝ったペンネームを付けて、ショートを書いたり、思った事を書いているその源流は、小学生の頃に抱いた『長野さんに会いたい』というところにあるんだろうな。

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