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親が入院した。退院の頃お見舞いに行こう。介護のゴカイ①

親が転倒して骨折したと連絡が来た!

70代後半とはいえまだまだ元気なうちの親。1か月入院するらしいけれど、足の骨折で特に手術も必要ではないとのこと。今は仕事も忙しいし、退院が近づいたらお見舞いに行けばいいかな。

NO!(のぉー---)

遅~い!それでは遅い、遅すぎます!
まずは、親が独居の場合、入院にあたり、保証人が必要です。あなた以外に家族がいなければ、まずは行って保証人になって入院手続きをしなければなりません。特に、遠方の場合は、近くにいる親戚などを緊急連絡先として聞かれることもあります。
足の骨折と言っても、若い人とは違い、高齢者の骨折は、簡単には以前の状態に戻りません。その方が骨粗しょう症だったり、骨折の場所や認知状態によっては、病院での治療のあとに、リハビリ病院への転院が必要な場合もあります。入院生活で、認知症が進む方もいらっしゃいます。さらに、リハビリを経ても、車いすや杖での生活になる可能性も低くはありません。

とりあえず今やるべきことをやる

皆で、退院後の生活の相談をしましょう。今までの暮らしが維持できるかどうかも、すぐにはわかりません。介護保険を使って家事支援や生活支援をしてもらう、状態によっては施設入所という事にもなりかねません。となると、介護申請をしなければなりませんが、介護申請を出してから認定まで、1か月程度かかります。退院後すぐに介護サービスを利用するのであれば、すぐに介護申請が必要となります。また、高齢の夫婦の場合、残った親は一人暮らしができるでしょうか?よくあるのが、お母さんが入院して、お父さんが全く家事ができなかったり、認知症の兆候があったりする場合、急ぎ家に残されたお父さんの介護申請をしたり、生活支援のサービスを手配するという場合もあります。

退院後の生活を考える

退院後、独居を続けられるか、高齢夫婦での生活が可能なのか、もしも無理だとするならば、誰が支えていくのか。このまま実家暮らしをするのか、その時自分はどうするのか、実家が無理なら、自分が引き取るのか、施設入所を考えるのか、だとすれば、それは実家の近くか、自分の今住むところの近くか、本人はどうしたいのか…。退院後の生活を支えるリソースの点検です。入院中に退院後の生活を想定して様々な準備が必要となります。
親が元気だとしても、日ごろから会話を重ねたり、兄弟姉妹と親との関わりいついての話をしたり、もしくは地元の親の兄弟姉妹やいとこなどの親せきと交流をし、いざという時に備えておく事はとても大切ですね。

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