【断り上手になる方法】シュン
「誰かに喜びを与えたい」
そう思うことは、悪い事ではありません。むしろ自分の幸福の尺度を「他者貢献」に置くことは人として素晴らしい事だと思います。
しかし、人に何かをお願いされ、自分ばかりが大変になっている経験をしたことはありませんか?
自己犠牲を強いるお願いは、100%断ってください。
あなたの時間を、あなたのために使うことを強制的に辞めさせる行為からは全力で逃げてください。
「いや、断ってばかりでは職場にいられないよ」と言われるかも知れません。
大切なのは断り方です。
今回は、例えば上司から高圧的に命令されるといったパターンは除外します。
その状況が慢性的なものであれば、明らかにパワハラにあたりますので、そもそも職場環境を見直した方が正解です。
勇気を持って辞表を叩きつけましょう。
話を戻します。
本題です。
【相手のお願いを友好的に断る方法】
①「嬉しいのですが…」と感謝を伝える。
例えば自分に期待をかけてくれていた場合もあると思います。相手が仕事をもってきたのは悪意ではなく、自分の成長に必要だと思ったからかも知れません。こうした時は、しっかり「有難い」というメッセージで前置きしましょう。
②自己都合ではなく、あくまで外的な要因でできない事を伝え謝罪する。
「今日は何時から他の会議も入っていて資料作りが佳境なんです」とか「子供の大事な受験の前なので早く帰ってあげたいのです」とか、とにかく自分がその仕事を「単にしたくない」という理由で断っているのではない事をしっかりと伝え「申し訳ありません」と謝罪しましょう。
③代替案を申し添える。
「来週であれば時間が取れそうです」「このプロジェクトが終われば手が空きます」などといった代案を伝える事で、相手の選択肢に余白を残す事ができます。
もちろん「では、他の人に頼んでみるよ」と【お願い】自体が消滅する可能性の方が高いと思いますが、それでも相手からしてみれば自分の【お願い】を最後まで聞いてくれたことで決して不快ではありません。
①〜③のステップを踏めば自分の仕事の量を一定割合コントロールする事ができます。
なおかつ、断られた方も爽やかに受け取ることができます。
何もかも請け負ってしまい、全体の仕事の質が低下してしまっては結果的にあなた自身の評価を下げてしまうことになるのです。
自分が集中できる範囲と、そして得意とする分野はなんなのかを見極め、上手く上司や同僚から頼られる存在になりましょう。
シュン