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『スタイル別にわかるインテリアの基本』を読んで(その3)

私は、実は色彩検定とカラーコーディネーターの2級を持っています。
取得してから4年が過ぎてしまって、
随分内容も忘れました。

今日は、インテリアにおける色彩コーディネートを復習しました。


1.色のトーンとは?


結論から言うと、インテリアだけでなくファッションも、
色彩コーディネートはトーンが重要です。


トーンとは「調子」のことで、彩度(鮮やかさ)と明度(明るさ)の組み合わせです。


どの色を選ぶかだけでなく、色のニュアンス、
色の持つ個性の微妙な違いがイメージを左右します。
それが、トーンを考えてコーディネートするということです。

トーンが近い色を選ぶとまとまりが良く、
遠いと個性的な雰囲気になります。

同色系のトーンの場合、まとまりやすくて初心者向きですが、単調になりやすいため、
アクセントカラーを入れる、異素材を組み合わせる、柄物を入れるなど工夫しましょう

2.くつろぎを感じる色と緊張を感じる色がある


目線より下を茶系でまとめ、
目線より上の壁や天井を明るい白でまとめると、
くつろぎ感のあるコーディネートになります


一方で、黒や紺、混じり気のない白などは緊張色と呼ばれ、空間を引き締めます。
生活感のない現代的な印象になり、来客向きな空間になります


3.色彩のコーディネート順序


まず、使用する色と、色同士の組み合わせを考えます
次に、どの色をどのくらいの面積で使うか考えます
また、照明や窓からの外光により影響も考慮する必要があります


ベースカラーは壁や床など、
一度決めたら簡単には変えることができない部分の色で、
全体の70%をしめます
ナチュラルなカラーにするのが無難です


メインカラーはラグやカーテンなど、
季節ごとに模様替えできる部分の色です、
全体の25%をしめます
メインカラーを変えればインテリアの印象を変えることができます


アクセントカラーはアートや小物など、
インテリアにメリハリをつける役割をしており、
全体の5%にあたいします
個性を発揮できるところなので、思い切って反対色を合わせてもOKです

4.床と壁の色彩コーディネート


色には重さがあり、黒に近ければ重い色、
白に近いほど軽い色になります
そのため、床→壁→天井の順に明るい色を使うのが自然です


部屋全体を明るい色にする場合は、
色の濃淡に差がなくなり、境界がなくなります
境界がなくなると、部屋が広く感じられます


一方で、床を暗い色にするなど、
濃淡の差をつけると、バランスがとれ、
落ち着い印象の部屋になります


天井が濃い色のコーディネート例として、
寝室があります。
迫ってくる印象の色の天井でも、寝室に用いれば落ち着きを演出してくれるでしょう

5.建具の色彩コーディネート


建具の色は、床か壁に合わせると良いでしょう


床とと合わせれば、まとまりやすく、
小物をコーディネートしやすくなります


床よりも濃い色にすると重厚感が出て、
シックな雰囲気になります


壁の色と合わせれば、壁に同化するので、
部屋に広がり感を出すことができます

6.家具の色彩コーディネート


床と同色の家具を揃えると、部屋が広く見え、
テイストが違うものでもまとまり感が出ます

明るい色の床に、それよりも濃い色の家具を置くと、家具のほうが強調されます

以上です


自分の引越しで家具を選んだ時はどうだったか、
思い出しながら読みました


次回は、照明やカーテンなどのコーディネートを学んでいく予定です

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