アメリカのZ世代はX世代の進化形
うちの子は話題のZ世代です。まだ14歳ですけれどね。Z世代、米国でも話題になる事は多いのですが、私は割と肯定的に見ています。
先日、息子が突然、パジャマのズボンで学校に行こうとしたんですよ。
「まさかそれで学校行くの?」
「うん。なんで?」
「それパジャマじゃん。」
「うん。みんな着てるよ。」
「うそでしょ。」
「ホントだって。笑」
「ちょっとオット君。どう思う?」
「それはパジャマだ。」
「だよねえ。とりあえず普通のスウェットパンツかジョガーみたいなので行きなよ。」
「それだってパジャマみたいなもんじゃん。」
「確かに…。あ。でも今日はダメ。調べるからこっちで。」
「…何がいけないのかわからない。」
「先生は何も言わないの?」
「言わないよ。気にもしないよ。」
両手を広げてWHY?ジェスチャー笑
「え~!そうなの?」
「別に学業に問題ないでしょ?」
「確かに。」
そしてネットで調べたところ、アメリカでは90年代頃から定期的に中高生パジャマブームが来ていたらしく笑、それがパンデミックで自宅学習になって以来、定着したらしいんです。息子と一緒に若者のカジュアルブランドの店に行ったら、ジーンズの置いてあるところに一緒にパジャマパンツやジョガーが売っているのね。
今の子たちはジーンズをあまり履かなくなったから、こっちなのか~!
もちろん、親や先生の中には、だらしないイメージがあると批判している方もいます。ですが一方、楽な服装は学業への問題が無いどころか、テストの点が高くなるという研究もあるようです。こっちの先生方の多くはそれを認識しているらしく、大事なのは子供たちが学校で快適に勉強できる事というネットの意見が多数派のようでした。
というわけで、オッケーにしました。
こう見るとそんなにおかしくない。(いやおかしい?笑)
髪型はウルフカット。(マレット、襟足眺めの髪型でサイドを流した感じが流行り)
靴は普通にナイキ。
謎のネックレス。
パジャマでビオラ。
斬新過ぎる。笑
でもよく考えるとね。
夫は1973生まれ。いわゆるGEN-Xで思いっきりヘビメタ世代なので、高校生や大学生頃の写真をみるとロン毛で破れたジーンズみたいなファッションでした。
私1975生まれは学校(私服の工業高校)に行くときはルーズソックスになる前のアメカジ混じった女子高生って感じの恰好をしていました(帰国子女の友達の影響)が、普段はちょっとパンクっぽい恰好でした。大学になると当時のキムタク風(ビンテージにブーツみたいな)かグランジ風(重ね着にフェイクファーみたいな)でした。
ありゃ。息子のパジャマの方が上品だわ。笑
彼らの考え方や流れは、私たちの世代と似ています。
それの進化形です。私もパジャマで学校行きたかったぜ!
さて今年は東京に久々里帰りの予定なのですが、息子は原宿に行きたいそうです。パジャマブームの事も併せて、日本の母に伝えると、
おばあちゃんも一緒にパジャマ着て、孫と原宿行きた~い!
いやそれ徘徊にしか見えないから。笑
とういうわけで、原宿でパジャマ着たおばあさんと孫らしき子供を見かけたら、放っておいてください。