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アメリカの建設業界での転職はどうなのか

これね。結構謎なんですよ。
一般的にアメリカは転職は人生に何度もあるのが普通です。

アメリカでもひと昔前だったら、頻繁に転職する"Job Hopper"はネガティブなイメージでしたが、今はキャリアやスキルのために次のチャンスを掴む積極的な人、みたいに捉えるケースも多くなりました。むしろ同じ職場、職種で同じ事を繰り返している方が「無能」扱いになることもあるらしいです。面白い世界になりましたよね。

でもこれがどの業界、職種にも当てはまるかというと、ちょっと違う気がします。アメリカの情報が日本に入る時、実際は色んなケースがあっても一般化され過ぎている事が多いので気になります。

というわけで、こちらのキャリアは私自身悩む事も多いです。以前にも書いた通り、建設業界では女性の立場はまだまだ課題が多いです。これに関しては転職したところでまたアタリハズレがあるだけでリスク回避にはなりません。まあ他社のミーティングで全然女性を見かけなかったり、言葉遣いが荒い人が多かったりすると、この会社はアレだなとわかりますけれどね。笑

建設業界も現場系の人は転職してチャンスを掴んでいく人は多いようです。関わったプロジェクトの内容と年数がそのままキャリアになるので、あちこちから声がかかるのでしょう。またゼネコン、建マネや設計コンサルも、プロジェクトが違うだけで仕事のやり方にそんなに違いが無ければ、条件がいい方に移っていけそうです。それでも全体的に同じところで長く働く人が多い印象です。どうしてでしょうね?

基本的に建設は企画から完成までが長いので、大きなプロジェクトにいらっしゃる方はタイミングが難しいのでしょうか?それともそこで築いたネットワークの価値が大きいからでしょうか?

で。私がいるのは割とスペシャリストの業界です。実はこれが悩むところなんです。こういうとこはこの道何十年の人が多すぎる。笑 もうその会社の顔になっちゃっている。

ヤン坊、マー坊がおじさん、もしくはおじいさんになってしまったみたいな。(酷い)

観察していると、転職先も結局、数少ない同業者、競争相手だったりするんですよね。もうさ。お互いに最初から「あ、あいつじゃん!」ってバレてるというね。カンファレンスで鉢合わせとかね。お互いにコソコソ悪口言っていそうだし。

なんつう気まずい状況なのよ。笑

私はまだそんな状況にはおりませんし、割と潰しがきく位置にいるので、時々もう少し業務内容が幅広いところへの転職も考えるんですが、仕事内容としては、スペシャリスト業界は魅力的なんですよ。全米どころか世界中のプロジェクトを見られますからね。仕事自体は面白い。

例えばゼネコンに移って、地元の高層ビルのプロジェクトばかりになるとしたら、私はその仕事に興味を持てるだろうかと考えると、ウーンとなる。飽きそう。

かなりヘビーな方の土木好きという変態はどうしたらいいのか。

で、ネットで専門性が高くて同業者が少ない業界の人はどうしているんだろうと調べていたら、やっぱり同じような悩みでした。

というわけで、このままだと、そのうちチー坊になってしまいそうです。

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