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みんなのフォトギャラリー画像をご使用いただいたクリエイター様方の記事集。 ✱ 度々写真をご使用くださっているフォロワーの皆様方には、心より感謝しておりますm(_ _)m ※最新記…
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#詩

やさしい亀裂=弦楽器・なままりも【現代詩】

やさしい亀裂=弦楽器・なままりも【現代詩】

【やさしい亀裂=弦楽器、による濡れた旋律へ】

歩きながら
かかとでハモる
誰かが避けた
(9)の続きとカスタネット

歩行者のいないタイプの天国で
モナドマシュマロを降らせる
それはプロローグの段階で涙した
いつかのレイトショーと歯ブラシ

何回目だろう
また白衣の婦人が
螺旋階段を駆け上がっては
こちらを振り向く
必死で追いかけて

気管支はやがて
関東ローム層に根を張り
一命を取り留める

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詩 「その人」

詩 「その人」

その人を
その人たらしめる
その人らしきものは

その人が
どんなことを
しているか
よりも

その人が
どのように
それをするか
に宿る

その人が
どこにいて
なにをして
どんな外見で
どんな家に住んで
どんな人生だったかを
いくら聞かされたとしても

その人を
みつけることはできない

その人が
どのように
それを感じ
どのような
考えを歩いたか

その答えは
その人だけが
知っていて

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詩〜風が吹けば波〜

詩〜風が吹けば波〜

黙っていれば
良かったのか

ううん
そんな訳ない

風が強いときこそ
波にのりつづける

そして
はじめて
前に進んでいくんだ

君だって

【今日の短歌】空と海  重ねて透明にするきみは  とても繊細  すこし複雑

【今日の短歌】空と海 重ねて透明にするきみは とても繊細 すこし複雑

わたしなんかより100倍ピュア
そんなきみの心の中を
覗いてみたいと思いました

だけどいくらがんばっても
心の中は覗けない
じぶんの心でさえも
よくわからないというのに
きみの心を覗こうなんて
乱暴で身勝手で悪趣味で傲慢で

それでもやめようとしない
わたしに付き合って
たぶん、きみはしんどかったよね
今さらだけど
ほんとにごめんね

# 短歌 #今日の短歌 #フォト短歌 #現代短歌 #詩 #ポ

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【短歌】蒼天に渡り鳥

【短歌】蒼天に渡り鳥

おはようございます♬

拙歌とエッセイで、noteの中での最近の交流を振り返ってみます。

蒼天に
集うnoter
渡り鳥
輝く未来
きっとその手に

先日から、創作大賞への応募経験者さん、今回の大賞へ応募されている方々のご訪問が増えています。

マガジン登録や💙など、執筆でお忙しい中しゃんしゃんしゃんのアカウントに足跡を残していただき、本当にありがとうございます😊

書くことが好きな人は、き

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瀬戸うちの島、波、月日、大夕焼

瀬戸うちの島、波、月日、大夕焼

季語:ゆうやけ( 晩夏 ) 現代俳句

夕焼けは、夕暮れの空が赤くそまる現象

瀬戸内は
瀬戸内海沿岸の地域をさすそうです

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またね

またね

あなたの声は
とても掠れていて
何を言っているのか
いつもわからなかった

【自分を変えたい人へ】詩とか、いろいろ。(1)

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詩作品「今海岸に乗り上げている」

海岸に
乗り上げ空は
晴れ
崖の上の桜は
夏に転生

海岸の
向こうに船は
今帆上げ
波にゆらゆら
ゆれているだけ

この詩にまつわるエッセイ海。日本には、多くの場所に海が存在している。

もちろん、地球規模で考えても、北の果てにも、南の果てにも、西の果てにも、そして、東の果てにもある。そこから、朝日が昇り、西日がきつくなり、やがて夜になる。

昼間遠くに、ボ

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詩{また行こうね}

詩{また行こうね}

ずっと前から来たかったんだ

修学旅行も遠足も
なかったから

せっかく京都にきたのに
きちんと着物にしたのに

雨がふるふる

傘を持ってごらん
いいからさしてみなよ

あぁ浮かび上がるね
こんな感じなんだね

雨よふれふれ

もう雨はあがったよ

あなたは
見ていたいのね

そうだよ
ずっとだよ

そうそう
楚々としていいね

この詩は、樹木希林さん、黒木華さんの着物姿が美しい映画、『日日是好

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〜詩集に寄せて〜

〜詩集に寄せて〜

心に月を浮かべましょう

空が風を呼び起こすでしょう
波打つものが溢れたら

そっと貴方のもとへ

【詩】えんまさま

【詩】えんまさま

傷つけあったんじゃなくて

磨かれたんだよ

出逢えて嬉しかったよ

さよならなんて

言わなくていいよ