21:52 魔法が解けるまで

急展開ですがこの週末2日とも元彼と会ってました
私の都合で来月会う予定がなかなか合わなくて
前日に明日明後日休みやけどどうかな？って言って
待ち合わせは夜の22時頃で当然帰る電車も無くて

3年ぶりに会う待ち合わせ場所でドキドキしながら
お互い見つけてるのに声かけるのがもどかしくて
どっちも数分見つけてないフリして探すフリしてた
結局私が根負けして声かけました、久しぶり！って

会えた瞬間の彼の顔は少しだけ照れた感じで
大人になったね〜可愛くなったね〜て言ってくれて
3年前の思い出話で盛り上がって懐かしいねって
お互い付き合ってた頃の事を全然忘れてなかったし
写真も動画も残してて、浸りながらお酒が進んで
気付けば夜中の2時半まで喋って呑んで酔っ払って
もう電車もないのでシェアハウスしてる元彼の家へ

まだまだ呑もうやって帰り道にコンビニ寄って
何本かのお酒とお菓子とお泊まりセットも買って
もう恋人同士じゃないのに恋人繋ぎなんかして
寒いね〜なんて言いながらあの頃みたいに歩いてた

相変わらず部屋が汚くてそれでさえ愛おしく感じて
よく部屋も綺麗にしてもらってたよね〜なんて
一つ一つの行動とか仕草とか話し方に笑い方全てに
当時の思い出が蘇ってあの時もそうだったよねとか
その仕草好きだったよとか全てが3年前と照らして
楽しかったよね〜で終わるそんな会話がもどかしい

お互い緊張しすぎてかなりハイペースで呑んだから
家に着いてから呑んだけど正直あんまり記憶がない
話す事は決まって3年前の事で、写真とか旅行とか
好きだったから写真がありすぎてずっと消せなくて
ずっと消せないのよねって彼の実家に帰った時に
フィルムカメラで顔寄せて撮ってる写真を見せたら
俺もそれ持ってる、冷蔵庫に貼ってるよって言って
見たら本当にその写真が貼られてて恥ずかしかった

手作りのアルバムも上京する時に捨てずに
持ってきたし現像してくれた写真もデータとしても
俺は持ってるよとか言うから嬉しくて涙が溢れた

明け方近くまで呑んで、気付けば彼の腕で寝てた
キスもして何度も体重ねて夢のような時間だった
昼まで寝て彼のバイクに乗せてもらって出かけた
美味しいハンバーガーを食べに行って海沿いまで

バイクに2人で乗ってる影を見て懐かしさを感じた
3年前は自転車の後ろだったのに今はバイクの後ろ
バイク乗ってる姿もかっこよくてまた惚れ直した

あの頃は煙草なんて吸ってなかったのに今では
煙草が似合ってて、煙草は嫌いだけど彼なら良い
吸ってる姿に何度も見惚れてそう思ってしまった

3年前から彼は私を聞き上手ってよく言ってくれる
彼は話すのが好きで私はそれを聞くのが好きなだけ
海沿いで缶コーヒー飲みながら将来について話した
私が仕事辞めて実家帰ろうか悩んでるのも知ってる
せっかく会えたからこれからも仲良くしたいと思う
そう言ってくれて揺らいだ、帰らない理由ができた
あんなに帰りたいと思ったのに好きな人の一言で
変わっちゃうなんてやっぱり私単純だなって思った

彼とお酒を呑んでる時に言ってくれた事思い出した
私が我慢できずにやっぱり好きと伝えてしまった時
もし今の彼氏と別れたら俺も考えてもいいかなって

きっと同じことの繰り返しだから私は付き合うのは
嫌だけど好きなのは好きだから側に居たいとは思う

また彼と思い出を作りたいなってほんの少し思った
顔を見る度にやっぱりこの人が好きだと確信した

付き合ってた頃に2人で北海道に旅行した話をした
2人とも初めての北海道だったからすごく楽しくて
そこから彼は北海道が好きになって毎年行ってる
でも初めて来た時の思い出が心に残ってるらしい

これからまた仲良くなれたら北海道に行こうって
言ってくれたし、行けなかった所も行こうって
バイクでも色々なとこ行ったりキャンプもしよう
そんな事を言ってくれるからまた期待してしまう

この2日間でまた会う為の口実を作ってくれたから
また会えると信じて頑張ろう、やっぱり好きだな
帰るのが名残惜しくて今日も泊まっていきやって
言って何回も葛藤したけど2人で冷静なって考えて
今日は帰ろう、ってちゃんと大人になれて良かった
帰りもちゃんと駅まで送り届けてくれて駅までの
道も恋人繋ぎした、改札の前まで見送ってくれた

はい！魔法終了ねって冗談ぽく笑ってバイバイして
私は振り向きたい思いを抑えながら振り向かずに
電車まで歩いた、何故か自然と涙ぐんでしまった
彼と過ごした2日間は本当に夢みたいで楽しくて
3年間の穴埋めするなら2日間じゃ全然足りなくて
この2日だけでも写真にしたい瞬間が何度もあった
付き合ったらいっぱい素敵な写真を撮ってあげよう
どの一瞬も忘れたくないほど素敵な時間でただ目に
焼き付けるように必死でいた、本当楽しかったな

そんな私と元彼の3年ぶりに再会するお話でした𓂃
何年経っても私は彼に何度も恋して何度も後悔する
きっと同じことの繰り返しなんだろうと思うけど
私が3年前に一目惚れしたことに間違いはなかった
3年経っても一目惚れしてしまったから変わりない

彼のさりげない優しさが愛おしくて大好きだな
目を見て私の話を最後まで聞いてくれるところ
危ないからって歩道側を歩かせてくれるところ
寒くない？って心配して声かけてくれるところ
好きな食べ物とか飲み物を覚えてくれてるところ
言い出したらキリがないぐらいとても素敵な人

将来の夢は？と聞くと優しい旦那さんになること
子供と奥さんと幸せな家庭をもつ事って言ってた
その相手が私だったらいいなあ、なんて思った
この人となら結婚したいと思う、一緒に居てたい
おじいちゃんになってもかっこよく老いてほしい

またいつか会える日まで私は自分磨きに励みます
痩せて可愛くなって好きになってもらえるように
恋してると可愛くなれるってこういうことですね
私はもう一度あなたに片思い始めようと思います

大人になってからまたこうして出逢えて良かった