初めて作ったチキン南蛮が彼の人生の一番になった
毎日少しずつではあるけど冷め切っていた日常に
温かさを感じれるような瞬間がちらほらと増えてきて
彼と私の間にあった傷もゆっくりと瘡蓋に変わり始め
もう一度、彼と向き合えてやり直せそうな気がしてる
ただただ美味しいご飯を作って彼の帰りを待って
少しの会話してお風呂入って寝るだけの繰り返しの
寂しい毎日がほんのちょっとでもときめく瞬間があって
私が大好きなモンブランを買って帰ってきてくれたり
チーズケーキを2人で半分こして食べたり寝るまでの間
ドラマを観たりたま〜に後ろから抱き