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椎間板ヘルニアってなに?

皆さんこんにちは、整体サロン澪-mio-院長の村越です。12月になり肌寒くなってきましたね。

さて今回は、よく腰痛の症状として耳にする「椎間板ヘルニア」についてお話したいと思います。

1、椎間板ヘルニアとは?

そもそも椎間板とは、いわゆる背骨と呼ばれる椎骨と椎骨の間に存在します。椎間板は衝撃を緩衝するクッションの役割をしていて、「髄核」というゼリー状の柔らかい組織と、その周りを「線維輪」と呼ばれる丈夫な膜が覆って構成されています。

椎体と脊髄の側面
椎体と脊髄の断面図

このゼリー状の髄核が押し出され、椎間板の外へ飛びだしてしまうこと。これを椎間板ヘルニアと呼びます。椎間板の後方には「神経」が存在しており、飛び出した髄核がその神経を圧迫してしまうことで様々な症状を引き起こしてしまいます。

椎間板ヘルニアによる神経圧迫

医療機関に受診し椎間板ヘルニアの診断をされた際、痛みが強い時期は腰部の安静やコルセットの装着などを行ない、さらに症状が強い場合、神経ブロック療法(痛みや炎症を抑える薬を注射)を行い痛みを和らげます。いわば、対処療法がメインになることが多いです。

しかし、それでは根本的な症状の改善にはならず、また腰に負担がかかった際に痛みが再発するリスクもあるため症状を繰り返している方も少なくありません。

2、椎間板ヘルニアの主な症状

椎間板ヘルニアの症状としては、腰やお尻の辺りが痛んだり、下半身の痺れや痛みが放散したり、下半身の力が入りにくい状態になることもあります。前かがみになったり、重い物を持ち上げたりする際に症状が強くなることがあります。時には痛みがとても強く、その場から動けなくなる事もあります。

3、椎間板ヘルニアの主な原因

上でも記載した通り、椎間板ヘルニアは椎骨どうしの間にある椎間板が飛び出てしまうことで起こります。そして、腰部の椎間板ヘルニアが最も起こりやすいです。

そもそも腰椎は、その上の部分に胸郭(胸椎や肋骨)、下の部分に骨盤が形成されています。胸郭と骨盤はそれぞれ内臓を保護するため、とても大きい組織といえるでしょう。その間に位置するのが腰椎であり、骨による支持性が乏しいためとても負担のかかりやすい場所になります。

人体の骨格の側面

また、腰椎の周囲には靭帯や筋肉などが多く存在し、それにより腰椎を補強し椎間板への負担を軽減させています。

では、椎間板への負担を増大させる要因を2つご紹介します。

①筋肉による椎間板の保護が不十分

筋肉による保持がうまくいっていないと、椎間板ヘルニアが生じやすいです。椎間板の周囲を筋肉が保護することにより椎間板への負担を軽減することができるからです。

よく、整形外科の先生がヘルニアなどの所見がみられる患者に「腹筋や背筋を鍛えましょう。」などと言うのはこのためです。

しかし、だからと言ってただ腹筋や背筋を鍛えればいいというものではありません!

むしろ、トレーニングのやり方を間違えると痛みが悪化するリスクがあります。腹筋や背筋が強い方でもヘルニアを発症してしまうことがあるのはこのためです。

大事なのは「椎間板への負担を減らすためのトレーニング」です。

②身体を前に倒す動き

椎間板の構造上、前屈の動作で負担が増大します。

身体を前に倒した際、椎間板が背骨側に押し出されてしまう作用が強くなることでヘルニアは起こります。立っている状態から前かがみになるだけで、椎間板への負担はおおよそ1.5倍になります!さらに荷物を持つ場合は、2倍以上の負担がかかると言われています。

ちなみに、座っている状態は立っている時と比較して約1.4倍の負担がかかります!(笑)。座っている状態の方が、立っている状態よりも椎間板への負担が強いんですね!

そのため、前かがみになってもヘルニアが起きないような「正しい身体の動かし方」を習得する必要があります。椎間板に負担をかけてしまう身体の柔軟性不足や、筋力による保護不足を解消していくことが根本的な症状改善には重要です。

4、当院での治療アプローチ

当院では、まずは症状を引き起こしている原因部位の特定を行なうため、問診を徹底的に行います。どのような際に症状が強くなるか、日常生活で負担が強くかかってしまう動作があるかなど、様々な視点からヘルニアを引き起こす原因を探ります。

その後、負担のかかっている動作や原因部位の特定を行うための検査や評価を行なってから、原因部位にアプローチしていきます。施術のなかで、負担が軽減できるセルフケアや日常生活動作での注意点などもお伝えさせて頂いています。

闇雲に筋トレをして筋肉を鍛える事は絶対にしないです。それはむしろ痛みを悪化させる原因にもなり兼ねません。

そのためトレーニング方法においても1人1人の状態に合わせて方法を指導します。

また、当院は国家資格を保有したスタッフが施術を行なうため、発症から間もない時期や、痛みが強く出現している時期においてもリスク管理を徹底し施術を行います。安全面の心配もご無用です。

5、自宅でできる予防法

予防法はその人の身体や生活の特性により変わるため、ここでは一般的な予防について挙げます。

椎間板ヘルニアは、椎間板への負担が大きい際に発症リスクが高まります。一般的に椎間板への負荷が増大する姿勢として、骨盤が倒れている時が挙げられます。例えば、椅子に浅く座っている際や前かがみになる際などの姿勢です。

また、腰の周囲の柔軟性低下により痛みを引き起こしてしまう事も考えられます。そのため下記のような事を気を付けて予防していく事が大切です。

  • 椅子に座る際は浅く座らない

  • 太ももの裏(ハムストリングス)のストレッチ

6、お客様の声

椎間板ヘルニアに悩まされて、当院に来院された患者様のクチコミです。下記にリンクを貼付しています。ご参照ください。

【ケース1】
急な腰痛でお世話になりました。歩いたりしゃがんだり、日常生活に支障をきたす程度の腰痛でした。整骨院や整形外科などに行き効果がなかったので、お伺いする前は不安でしたが施術の次の日から腰の痛みが引きはじました。家でできるストレッチ方法なども教えていただき、おかげで今では腰痛はなくなりました。腰痛になりやすいので、また症状が出たらお世話になろうと思っています。ありがとうございました!


【ケース2】
急に腰が痛くなってしまい、次第には腰から足にかけて痺れも出てしまいました。先生は痛みや痺れが出てしまう原因を教えて頂き、その後に施術をして頂けたので安心して施術を受けれました。私生活での負担のかかる動きや、注意する動作も含め、お話して下さったので施術後の生活でも本当に助かりました。数回わたり施術を行いましたが、今では背中を伸ばして歩く事もでき、痛みや痺れも治っています。また何かありましたら澪-mio-にお世話になりたいと思います。ありがとうございました。

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いかがだったでしょうか?

椎間板ヘルニアなど、整形外科症状に悩まれている方はぜひ「整体サロン澪-mio-」へご連絡ください。

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当院がその悩みに本気で向き合います!

また、当院は錦糸町駅の北口より徒歩で4分に位置する整体院ですので駅からのアクセスも良好です。

それではまた次回!

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