はらまりこ

オスロの郊外在住。二児の母。音楽、認知症ケア、移民、多様性、教育について発信しています…

はらまりこ

オスロの郊外在住。二児の母。音楽、認知症ケア、移民、多様性、教育について発信しています。音楽社会学者/大学講師/ライター/翻訳 学術論文はこちらhttps://www.researchgate.net/profile/Mariko-Hara

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うめぼしとポンズの国へ

一年間の東京滞在が決まったのが去年の12月。 ただ12月の時点では、コロナ禍の入国規制でノルウェー人の夫のビザ取得がいつになるかわからなかったので、渡日時期はまだはっきりしていなかった。 そんな状況だったのだけど、子供たちには早ければ春にノルウェーを離れる旨を伝えた。 当時7歳のマツの方は、はじめは大喜びだったのだけど、出発がせまるにつれて仲の良い友達と離れることに不安を感じたり、とは言いつつもやっぱり楽しみだったり、と出発まで気持ちは揺れていて。 その反面、4歳のアイナ

    • おわらいがかり

      三月末から住み慣れたノルウェーの森を離れて、家族で東京の国立市で暮らしている。 夫がこちらの大学に一年間招聘されることになったのだ。 夫と子供たちにとっては一年限定の日本留学ライフ。 私にとっては14年ぶりの日本長期滞在。 4月は桜を愛でながらの生活の立ち上げ、ゴールデンウィークは三年ぶりに家族で兵庫の実家に帰省、6月に入って梅雨入り宣言したと思ったら瞬く間に猛暑の初夏の到来。 春から夏にかけては、気温や湿度の変化も当然のことながら、梅、桜、たんぽぽ、新芽、アジサイ、

      • アンクール宣言

        7歳の息子マツいわく、私は「かっこわるすぎ」らしい。 いろんなことが下手すぎるからって。そうね、ノルウェー語もいまだに下手だし、運動オンチ。駐車も注射も苦手でギャーギャー。マツがすきなスプラトゥーンとかいうゲームもできない。バーべーキューで火をおこすのもいつもお友達家族やマツ任せ。 「でも、面白い。もうほんとにかっこわるすぎて、違うレベルにいっちゃってる。だからほんと面白い。マツの友達もママのこと面白いって。」 ねえ、それホメてんの?バカにしてんの? 「ほめてる」

      うめぼしとポンズの国へ